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AutoCADに勝るとも劣らないFreeで使えるCADソフトについて調査!

この記事でわかること

・AutoCADに勝るとも劣らないFreeのCADソフト一覧
・FreeのCADソフトの入手方法(Fusion 360編)
・FreeのCADソフトを利用する上での注意点

AutoCADに勝るとも劣らないFreeのCADソフト一覧

今回はCADで高いシェアを誇るAutoCADに勝るとも劣らない、FreeのCADソフトを探してみました。それぞれの特徴などをまとめましたのでご覧ください。

Fusion 360

最初にご紹介するのは、AutoCADの開発元であるAutodesk社が提供している3DCADソフトウェア「Fusion 360」です。無償提供のライセンスやFree版、期限付き体験版などが用意されています。詳細は次のセクションでご紹介します。

FreeCAD

FreeCADはオープンソースで開発されている3DCADソフトです。
WindowsやMac、Linuxなど様々なプラットフォームで使用することができ、2021年1月現在、安定版は0.18.4、ベータ版は0.19となっています。*1
ベータ版はインストール手順が複雑なので、通常は安定版を使用するのが良いでしょう。
海外製のソフトウェアですが、メニューなどが日本語化されているので、3DCADを使ったことのある人ならそれほど違和感なく操作できると思います。

DesignSpark Mechanical

RS Components Limitedが提供している機械系3DCADです。利用にはユーザ登録が必要ですが、すべての機能を使うことができます。*2
同じDesignSparkのCADである「基板CAD DesignSpark PCB」との連携機能や「部品ライブラリの提供」「CAM用ファイルの出力」など機能も充実しています。

BRL-CAD

BRL-CADは1979年から開発が始まっているオープンソースの3DCADです。初期は米軍の兵器システム用として作られましたが、2004年12月21日にオープンソースプロジェクトになりました。*3
Windows、Mac、Linux、BSD、Solarisなどのプラットフォーム用バイナリが提供されています。2021年1月現在の安定バージョンは7.30.2-1です。
インストール後、mgedコマンドを実行するとコマンド入力ウィンドウと作図ウィンドウが表示されます。コマンド入力ウィンドウにキーボードで作図コマンドなどを入力することができます。
また、archerコマンドを実行するとGUIで操作することも可能です。

RootPro CAD

株式会社ルートプロが開発・販売している2DCADソフトです。機能限定版の「RootPro CAD Free」と製品版の「RootPro CAD Professional」が用意されています。*4
Free版でも基本的な作図機能が提供されており、AutoCADの2次元ファイル(DXF/DWG)とJw_cadのファイルを読み込むことが可能です(AutoCADおよびJw_cadのファイル形式への書き込みは製品版のみ)。
まずはFree版で使い勝手を試してみて、追加の機能が欲しい場合は製品版のProfessionalに移行するのがいいと思います。

LibreCAD

LibreCADはオープンソースの2DCADソフトです。Windows、Mac、Linux用が提供されています。ヘルプや操作マニュアルなどは、利用者、寄稿者、開発者の専用コミュニティから無償で提供されています(英語のものが多い)。*5
2021年1月現在の安定バージョンは2.1.3です(2.2.0系を開発中)。インストール時は英語ですが、起動後の設定でメニューやコマンドを日本語にすることができます。また、海外製のソフトでは珍しく、Jw_cadで保存したファイルを読み込むことができます。保存するファイル形式はDXFになっています。

Jw_cad

日本国内の建築業界では、AutoCADやVectorworksと肩を並べるほど利用されているのがJw_cadです。フリーソフトですが機能が豊富で使いやすく、中小の建築事務所や教育現場でよく使われています。
Autodesk社が提唱しているCADの中間ファイルであるDXF形式の読み書きも可能です。
2021年1月現在の最新バージョンは8.22eになっています。*6
利用者が多いため、参考書や解説サイト、解説動画が数多く提供されているのも強みです。

FreeのCADソフトの入手方法(Fusion 360編)

ここではAutodesk社が提供しているFusion 360をFreeで入手する方法について説明します。

Fusion 360のライセンス形態

最初にFusion 360のライセンス形態について説明します。
ライセンス形態は大きく分けて4種類あります。

・製品版ライセンス
こちらは通常のライセンス契約です。1ヶ月または1年以上のサブスクリプションになっています。契約期間中はFusion 360のすべての機能を利用することができます。*7
また、30日間の無償体験版をダウンロードすることができます。

・スタートアップ企業向けライセンス
以下の条件に全て当てはまる企業向けのライセンスです。無償ですべての機能が使えます。*8
 ・創業 3 年未満かつ従業員数 10 人以下の企業であること
 ・年間総収益が 10 万米ドル(1ドル103円換算で約1,000万円)未満の事業(親会社を含む)で、有効な Webサイトがあるか、またはソーシャルメディアやデジタルプラットフォームを運用していること
 ・事業において自社製の物理的製品を設計または製造していて、Autodesk Fusion 360 コミュニティでオートデスク ソフトウェアの使用事例やそれに関するストーリーを共有できること。

上記に該当する企業は1年間の無償ライセンスが提供されます(1年毎の更新あり)。
なお、他企業から委託業務を受注している会社は対象外となりますのでご注意ください。
 
・教育用ライセンス
教育用ライセンスは、教育機関向けライセンスと学生・教員向けライセンスの2つに別れます。それぞれ中学校以上の教育機関および所属している学生並びに教員向けにすべての機能が使える無償ライセンスが提供されています。*9

・個人用ライセンス
非商用に限り、1年間無償で利用できます。*10
こちらのライセンスはFree版となり、製品版の機能限定版になります。

Fusion 360をFreeで使用する方法

ご自分が上記いずれかのライセンスに適応する場合は、Autodesk社にユーザ登録を行います。
スタートアップ企業であれば個人情報の他に会社情報などを、教育用ライセンスでは所属している教育機関やその証明(学生証など)を提示する必要があります。

個人で非商用利用の場合は、以下のページからユーザ登録またはサインインしてFusion 360の非商用版をダウンロードしてください。
https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/personal

個人用のFusion 360と製品版との機能比較

個人用は製品版の基本的な機能が利用できるようになっています。通常の使用には支障がないと思いますが、例えば、電気制御設計とPCB 設計は2点までの回路図シート(製品版は999点)、ファイルの書き出しはDWG/DXFは未サポート(Fusion 360ネイティブファイルは読み書き可能)などがあります。詳細は以下のページをご参照ください。
https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/pricing

FreeのCADソフトを利用する上での注意点

製品版のCADソフトとFreeのCADソフトの違いのひとつにユーザサポートが挙げられます。
製品版のCADソフトは電話やメールなどで疑問点を質問することができます。それに対する回答も比較的短期間で返ってくるところがほとんどです。
また、製品に不具合があった場合、次期バージョンや製品パッチなどで対策してくれることもあります(100%ではないですが)。
こうした手厚いサポートにより、ソフトウェアを安心して使えるのが製品版のメリットでしょう。

それに対してFreeのCADソフトは基本「自己責任」です。ソフトによってはインストールからつまずくことがあるかもしれません。うまくいかなかったとき、思ったとおりに動作しなかったときなど、解決策は自分で調べるのが基本です。

トラブル解決の一助になるのが、利用している人たちが立ち上げている掲示板やブログ、投稿動画などです。また、有名なFreeソフトは参考書籍も発売されています。特にFreeで使えるCADソフトのJw_cadは、AutoCADと同じくらい数多くの参考書が出版されています。

また、製品版からいつくかの機能を省いたものをFree版として公開しているソフトもあります。
「Fusion 360」や「RootPro CAD」がその一例です。試しに使ってみて、すべての機能を利用したい場合は製品版に移行するという方法を取ることが可能です。

【まとめ】
インターネットが普及した今、様々な情報をインターネット経由で入手することができます。
FreeのCADソフトでも、製品として販売しているものに勝るとも劣らない製品が数多くあります。
わかないことをネットで調べながら使っていくことも、FreeのCADソフトを利用する「楽しみ」の一つです。ぜひこの「楽しみ」を味わいながら、いろいろなソフトを試してみてください。

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参考URL

FreeCAD *1
https://www.Freecadweb.org/?lang=ja
DesignSpark Mechanical *2
https://www.rs-online.com/designspark/mechanical-software-jp
BRL-CAD *3
https://brlcad.org/
RootPro CAD *4
http://www.rootprocad.com/index.html
LibreCAD *5
https://librecad.org/
Jw_cad *6
https://www.jwcad.net/
Fusion 360 | 3D CAD/CAM *7
https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/overview
スタートアップ企業向け Fusion 360 *8
https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/startups
教育機関限定ライセンス *9
https://www.autodesk.co.jp/education/edu-software/overview?sorting=featured&page=1
個人用 Fusion 360 *10
https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/personal

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