Unity Reflection プローブとは
「Reflection Probe(リフレクションプローブ)」はUnity(ユニティ)内で使用できる機能のひとつです。全方向に向かってその周囲の球状のビューをキャプチャするカメラのようなもので、オブジェクトの反射を、周辺環境と調和の取れた形で変化させます。
今回はこのUnityの「Reflection Probe(リフレクションプローブ)」について、概要や特徴などを紹介します。Unityやゲーム開発に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事を読んで得られること】
・Unity「Reflection Probe」の概要がわかる
・Unity「Reflection Probe」を使用するメリットがわかる
・Unityの特徴がわかる
そもそもUnityとは?
そもそもUnity(ユニティ)とは、米国のUnity Technologies(ユニティ・テクノロジーズ社)が提供しているゲーム開発プラットフォームです。Unityはゲームを簡単に作るためのツールなので、コンピュータゲームに必要な映像や音などの処理を効率的に行い、手軽にゲーム開発ができます。また全世界100万人以上の開発者に利用されているゲームエンジンで、世界シェアNo1のゲーム開発プラットフォームなのです。*1
このUnityの特徴は、様々なプラットフォームに対応している点です。Unityで作ったゲームはモバイルやデスクトップ、ゲーム機など、ほぼすべての端末で利用できます。より詳しく伝えるとWindows、Mac、Linuxなどのデスクトップや、iOS、Androidなど、様々な環境で対応可能です。さらに簡単なゲーム開発であれば、プログラミングは不要。3Dのプログラミング開発が手軽にできる点もUnityの特徴のひとつです。*2
Unityには初心者向けのプランからクリエーター向けのものまで、4種類のプランがあります。使用目的に合わせて選べるので、ぜひ使用してみてはいかがでしょうか。
https://unity.com/ja
UnityのReflection Probeの特徴
UnityのReflection Prove(リフレクションプローブ)は、全方向に向かってその周囲の球状のビューをキャプチャするカメラのような仕組みです。「反射」を疑似的に表現する機能のひとつで、Reflection Probeを設定すると鏡のような金属的な反射を表現できます。
またReflection Proveの中には、指定したシーンで使用され、オブジェクトは最も距離の近いプローブによって生成されたキューブマップを使うように設定されているものもあります。その結果、オブジェクトの反射を周辺環境と調和の取れた形で変化させます。金属的な反射だけでなく他のマテリアルに変化させることもできるので、よりリアルな質感が再現可能です。
このReflection Proveを活用すると、より正確な反射が実現できリアルな情景が演出できます。UnityでReflection Probeを使用すると、基本的なリフレクションマッピングの質がさらに向上します。またゲームシーン内の視覚的な環境をポイントでのサンプリングが可能となり、よりクオリティの高い反射が実現可能です。*3
Unity ReflectionProbeを使うメリット
続いてUnityのReflection Probe(リフレクションプローブ)を使用するメリットについて紹介します。
- よりリアルな演出ができる
- 表現の幅が広がる
CG映画やアニメーションの場合、没入感を高めるために現実世界に近い反射を演出しています。たとえば窓の反射や金属の輝きなど、細部にも反射要素を加えると、通常の2Dアニメーションとは違う世界観を再現できます。そのためゲームでも用いられている手法です。しかしリアルタイムゲームで反射するオブジェクトを使用すると、通常は著しい制限がかかります。しかしUnityのReflection Probeであれば、リアルタイムゲームでも反射演出が可能です。UnityのReflection Probeを使用すると、従来よりも表現の幅が広がり、シーンに合わせた様々な演出ができるでしょう。*3
Unity ReflectionProbeの追加方法
Reflection Probe(リフレクションプローブ)は、Unityの設定にすでに組み込まれている機能です。そのためインストールの手間はなく、ウィンドウを開くだけで使用できます。
Reflection Probeを追加方法は非常に簡単で、ヒエラルキーウィンドウ上で右クリックし、Lightを選択します。すると Reflection Probeのカテゴリーが出てくるので、クリックすると完了です。反射を使った表現やその他の演出でぜひ使用してみてください。*4
Unityのプランと価格帯
冒頭でも述べた通りUnityには4つのプランがあります。目的に合わせてプランを選択するとよいでしょう。
- Personal:無料
Unityの機能を試したい方や趣味でゲームを作成したい方といった初心者にオススメのプランです。無料ですが、ゲーム開発に必要な様々な機能が使用できます。 - Plus:年間43,995円(1 シートあたり)
Personalでは物足りないクリエイター向けのプランです。Personalよりも機能が充実しておりアナリティクスや、アプリのエラーをリアルタイムでキャプチャーする機能が含まれています。 - Pro:年間198,000円(1 シートあたり)
Unityのすべての機能を利用できる本格的なプロ向けのプランです。プロエディターUIスキン、クオリティと安定性を保つためのアップデートなど、便利な機能が使用できます。 - Enterprise:月額22,000円(1 シートあたり)
大規模のプロチーム向けのプランです。Proに加えてカスタマイズされた学習プランや学習セッションなどが利用できるため、開発チームの目標に合わせて様々な機能が利用できます。
Unityには目的別に4種類のプランがあります。無料版もあるので「試しに触ってみたい」という方にもオススメのプラットフォームです。使用できる機能の詳細はこちらよりご覧ください。
https://store.unity.com/ja/compare-plans
まとめ
Unityは全世界で使用されているゲーム開発のプラットフォームで、その中の機能のひとつであるReflection Proveを使用すると、より表情豊かな背景が作成できます。
最近では没入感の高いゲームが人気を呼んでおり、Reflection Proveのように反射を使った表現は重要になるでしょう。Unityは無料版もあるので、まずはお試し版を使用することをオススメします。UnityのReflection Proveを使って様々な世界観を演出しましょう。
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*1
https://techacademy.jp/magazine/9296
*2
https://www.sejuku.net/blog/6616
*3
https://docs.unity3d.com/ja/2018.4/Manual/ReflectionProbes.html
*4
https://styly.cc/ja/tips/reflctionprobe_unity_lighting/
*5
https://store.unity.com/ja/compare-plans