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CIMモデラーの業務内容とは?注目の背景もご紹介

生活やビジネスのハイテク化が進む中で、人間の職業のあり方にも変化が訪れています。そんな中、近年日本でも注目集めている職業の一つが、CIMモデラーと呼ばれる仕事です。

BIM/CIMの扱いに特化したCIMモデラーが、今注目を集めているのにはどのような背景があるのでしょうか。今回は注目の理由や、CIMモデラーの業務内容についてご紹介します。

目次:
①CIMモデラーとは
②CIMモデラーに注目が集まる背景
③CIMモデラーの業務内容

CIMモデラーとは

CIMモデラーとは、その名の通りCIMを扱うのに特化した仕事のことを指しています。

建設業における3Dモデリングをサポート

そもそもCIMはConstrcution Information Modeling(Management)の略称で、建設土木向けの3Dモデルを扱う技術です。もともとは建築向け3Dモデリング技術であるBIM(Building Information Modeling)に由来する技術で、これを土木建設の分野にも生かそうと、国土交通省が新たに提唱した造語です。

近年はBIM/CIMとして、両者を一括して呼称する動きも見られますが、CIMモデラーは土木建設に特化したモデラー、あるいはオペレーターを指すものとして考えられます。

建設業における3Dモデリングを行うだけでなく、そのデータ管理に至るまで、3Dモデルの扱い全般に関わる仕事となっています。

CADオペレーターとの違い

CIMモデラーは新しい職業ですが、3Dモデリングを扱う仕事としては、これまでもCADオペレーターの存在がありました。どちらも3Dモデリングを扱うものの、明確な違いとしては、CIMとCADの性能の違いが挙げられます。

CADは3Dモデリング全般を指す言葉で、技術そのものは1990年代より盛んに建設業会などで取り入れられてきました。一方、今回注目されているCIMは、このCADの技術をもう一段階発展させた技術ということができます。

CIMの最大の特徴は、作成した3Dモデルにプロジェクトに関連する様々な数値情報などを付与できる点にあります。建物の大きさや部材の性質、調達にかかるコストに至るまで、様々な情報を3Dモデルへ直接盛り込めます。

そのため、CIMを業務に導入することで、これまではいくつものデータベースや図面に分散されていた情報を、3Dモデルデータの中にオールインワンで管理できるようになるというわけです。

このような業務効率化の可能性から、CIMは近年の国土交通省の取り組みを筆頭に、様々なプロジェクトで採用されるようになっています。

パーソルのCIMモデラー育成型派遣サービス開始

急激なCIM需要の拡大に合わせて、CIMモデラーの確保にも各業界は動き始めています。国内最大級の人材派遣会社であるパーソルは、人材面でCIM導入を促進する、CIMモデラー育成型派遣サービスを2021年3月より開始しています*1。

これまで幅広い業種に向けて、多様な人材を確保し、育成してきたパーソルですが、CADオペレーターの育成も手掛けてきた実績があります。そのノウハウを生かし、新しいCIMモデラーの需要拡大に向け、パーソルでは自ら育成プログラムを開講し、人材を必要としている会社に向けて派遣するサービスを開始しました。

CIMモデラーに合わせ、今後はBIMモデラーの育成、および人材派遣も予定しており、2021年度中にはBIM/CIM対応の人材派遣サービスの展開が実現する見込みです。

CIMモデラーの需要拡大に応じて、このような人材派遣サービスの拡充も進められています。

CIMモデラーに注目が集まる背景

それでは、ここまでCIMモデラーへの注目が集まるようになったのは、どのような背景があるのでしょうか。

国土交通省のi-Construction

一つには、国土交通省が推進するi-Constructionプロジェクトの存在が挙げられます。i-Constructionとは、建設業界のICT導入を促進するため、国交省が提唱している取り組みです。

ITなどのハイテク活用全般を推進するこの取り組みですが、中でも力を入れているのがBIM/CIM技術の導入です。これまでのプロジェクトにおいてもBIM/CIM技術の導入は高い成果を達成しており、抜本的な建設業界の改革に欠かせない技術として、大いに注目を集めています。

i-Constructionの一環としてBIM/CIMの導入が進んだこともあり、CIMモデラー需要の拡大はこの取り組みが発端となっていると言えるでしょう。

深刻な人材不足

このように、BIM/CIMの導入は確かな成果をもたらしてくれる技術ではあるものの、最大のネックとなっているのが人材不足です。BIM/CIMは新しい技術であるため、まだ市場にはこれらの技術を実践的に活用できる人材は十分に揃っていません。

国土交通省は、小規模な工事を除いて、2023年度までにBIM/CIM(※3)を活用する方針を示し、それに伴いCIMモデラーの求人は3年で約5倍にまで増加しています。しかし、肝心のCIMモデラーは2次元CADオペレーターの1%程度しか確保できておらず、明らかな人手不足が続いています*2。

そのため、BIM/CIM活用のためにはまず人を集める必要があり、需要拡大に応えるべくパーソルでも人材育成が始まっているというわけです。

CIMモデラーの業務内容

深刻な人手不足が続いているというCIMモデラーですが、蓋を開けてみると、医者や弁護士ほどに高度な技術と知識が必要となる職業ではないこともわかります。主な業務をここで確認しておきましょう。

3Dモデリング

CIMモデラーのメインとなる業務が、3Dモデリングです。与えられた図面やデータをもとに3Dモデルを作成し、設計や施工に活用されていきます。

1人で建物丸ごとのモデリングを行うケースはまれで、基本的にはパーツごとにオペレーターが役割分担され、大きなデータを複数人で作っていくことになります。

チームで情報を共有しながら作成に当たれるため、人数さえ揃えば効率よくこなせる業務です。

数値入力・データ管理

CIMモデラーの特徴は、数値入力などのデータを扱う業務が含まれている点にあります。CADオペレーターとは違い、CIMモデラーは3Dモデルにデータの入力を行い、付加価値の大きなモデルへと仕上げる必要があります。容積率の計算や日影計算などを行うケースもあり、計算のためのノウハウがモデラーには求められます。

研修の中でデータ処理に関する技術も学び、正確な入力を行えるようになりましょう。

 

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おわりに

CIMモデラーは全く新しい職業かといえばそうではなく、イメージとしては次世代のCADオペレーターのような位置づけにあります。すでにCADを扱える技術のある人はもちろん、未経験でも研修を受けてすぐに現場で活躍できるのが特徴です。新しい転職先や、手に職をつけたいと考えている人にはおすすめの職業です。

*1 PR Times「国交省が推進するi-constructionを人材面からサポート CIMモデラーの育成型派遣サービス開始 」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000071141.html
*2 上に同じ

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