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決済サービス「Pay」6社の決済手数料を比較!自社にベストなペイの選び方

決済サービス「Pay」6社の決済手数料を比較!自社にベストなペイの選び方

レジでスマホをピッとかざして、支払いをすませる人が増えてきましたね。
経済産業省が中小事業者に行ったアンケートでは、「〇〇Pay」などのキャッシュレス決済サービスを導入していない理由として、売上金額にかかわらず上位を占めるのが「決済手数料が高い」ことでした。(*1)

そこで今回は、大手各社の決済サービスについて、決済手数料を比較していきます。コストも使い勝手も納得できる決済サービスを見つけて、販売機会の損失や顧客離れを防いでいきましょう。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります

①決済手数料がいちばん安い決済サービス
②それぞれの決済サービスの強みを比較
③自社にぴったりの決済サービスの選び方

決済サービス6社の決済手数料を比較

決済手数料とは、決済サービスを利用している間、商品を販売するたびに支払わなければならない手数料です。売り上げに比例して増えていくので、できるだけ安い方がいいですよね。
ここでは、決済サービス各社の決済手数料を比較してみましょう。

決済手数料を比較

今回比較するのは6社の決済手数料です。この6社は、ユーザーアンケートで「現在利用している・または検討している」と回答のあった上位3社(PayPay、楽天ペイ、d払い)(*2)と、「入金サイクルが短く、決済手数料の低い決済サービス」3社(Square、STORES、AirPAY)(*3)から選んでいます。

決済手数料の設定が複数あるサービスは、一番高い手数料を抜粋しています。

PayPay 1.98% (*4)
楽天ペイ 3.24% (*5)
d払い 2.6% (*6)
Square 3.95% (*7)
STORES 3.74% (*8)
AirPAY 3.24% (*9)

PayPayがダントツで低く、次にd払い、残りの4社は3%台という結果になりました。
さらに、キャンペーンなどをうまく使うと、もっと低い決済手数料も実現できます。

決済手数料の最安は楽天ペイ、d払いの0%

楽天ペイは、QR決済手数料を0円にするキャンペーンを行っています。(*5)期間は2021年10月1日~2022年9月30日です。 d払いも、2021年9月1日(水)~2022年9月30日(金)で無料キャンペーンを実施しています。(*6)1年間も手数料無料で使えるのは助かりますね。

このような期間限定のキャンペーンで加入できれば、決済手数料がタダで使える場合もあります。
ただし、あくまで期間限定なので、加入する場合は必ず「キャンペーン終了後の決済手数料」を確認しておきましょう。

決済手数料はどんなに高くても3%台

ところで、決済手数料の上限がなんとなく決まっているのにお気づきでしょうか?
2020年に行われた、経済産業省によるポイント還元事業(キャッシュレス決済事業者向けの費用補助があった支援事業)(*1)の参加要件が3.25%以下だったことから、今でも決済事業者がこのあたりの水準を維持しているのではと考えられます。

アンケートによると8割の事業者が「決済手数料は2%代まで」と希望していることもあり(*1)、今後もこの「決済手数料は3%台」が維持されていくのではないでしょうか。

決済サービスごとの「決済手数料以外の強み」を比較

決済手数料の水準がわかったところで、ここからはそのほかの項目を比較していきましょう。
それぞれの決済サービスが持つ強みには、どんなものがあるでしょうか。

支払い方法36種の「AirPAY」

これから決済サービスを導入していきたい事業者にとって、ユーザーの利便性を上げて新規顧客の獲得につなげていくことは欠かせない戦略です。さらに、リピーターの増加につながれば、直接の利益の増進にもつながっていきます。

「AirPAY」は、決済サービスの中でも36種とたくさんの支払い方法に対応しています。そのうち、クレジットカードは7種類です。日本に訪れる外国人の約半数がクレジットカードでの支払いを行うというデータもあり(*3)、これだけ対応できれば一安心といえるでしょう。

翌日入金可能な「Square」

決済サービスを導入していない理由として挙げられていたのが、「入金サイクルの遅さ」です。本来であれば現金で即支払われるはずの販売代金が、月1回や2回の入金になれば、店舗の運営に支障が出るという事業者も多いでしょう。

そこで、入金サイクルの短い決済サービスを選んでみてはいかがでしょうか。「Square」では、三井住友銀行またはみずほ銀行の口座なら、自動で翌営業日振り込みが可能です。(*10)

ほかの決済サービスでも翌営業日振り込みはありますが、手動という条件がついている場合もあります。
担当者の負担を減らし、決済サービス導入によるコスト削減効果を充分に生かすためにも、ここはぜひ自動振り込みで対応していきましょう。

スマホ決済シェアトップは「PayPay」

新しく決済サービスを導入するなら、「〇〇ペイが使えるお店」として、口コミや検索による新規顧客を期待したいところですよね。

アンケートによると、スマホ決済サービスでもっとも利用されているのは「PayPay」です。(*2)もしあなたが新しくスマホ決済サービスを使ってみようとしたら、「みんなが使っているのはどれだろう」と検索したりして、どこでも利用しやすい、シェアの高いサービスを検討するのではないでしょうか。

シェアの高いサービスは利用範囲も広く、「使い勝手はどう?」と周りに聞いたりしやすいので、初めての場合は特に取り入れやすいサービスとなります。PayPayはLINEPayと連携したこともあり、(*11)今後ますますユーザーが増えると考えられるでしょう。

決済手数料以外のランニングコスト

決済サービスのランニングコストは、決済手数料以外に初期費用などがあります。
カードリーダーなどの専用端末や、スマホやタブレットの準備代金は、決済サービスを利用する上で最低限必要なコストとなります。

AirPayの「初期費用0円」キャンペーンなどもあり、端末代が0円で始められる場合もあるので、コストが気になる方はぜひチェックしてみましょう。ただし、故障の際は有料での新規購入となる場合があるため、ランニングコストとしては端末代込みでシミュレーションした方が良さそうです。

初期費用を最安にするなら、スマホかタブレットを中古で購入するという方法もありますが、あまりに古い機種を選ぶとシステムに遅延などのトラブルが起きる場合も考えられます。
レジトラブルでお客さんを待たせることにならないためにも、ある程度新しいものを準備しましょう。

決済サービス導入にどんな狙いがある?

決済手数料以外にもランニングコストがかかる決済サービスですが、導入すればたくさんのメリットがあります。

・売上金管理のトラブル防止
・レジの人員不足の解消
・衛生的なレジ業務

決済サービスの導入を悩んでいる場合は、そこからさらに「どんなメリットを得たいか」で考えてみてはいかがでしょうか。
新規顧客の獲得を第一に考えるなら、ユーザー数や対応サービス数の高い決済サービスで、公式アプリや検索からの流入を狙いましょう。「PayPay」や「AirPAY」などがおすすめです。

経費削減を目的としているなら、手数料と初期費用が安い決済サービスを選び、長期的な利益の増進を計画してみましょう。「PayPay」の1.98%がもっとも低い水準です。(2021年10月末現在)

確定申告やマーケティングにデータを利用したいなら、アプリが充実した決済サービスがおすすめです。「STORES 決済アプリ」は、クラウドでデータを利用できるので、管理作業の削減につながるでしょう。(*12)

まとめ

「いつもニコニコ現金払い」の時代が遠く感じられるほど、キャッシュレス決済が身近になってきました。
うっかりお財布を忘れても、スマホで支払いができれば、今まで以上に買い物の機会が増えることは間違いないでしょう。
販売機会の損失防止や新規顧客の獲得に欠かせない決済サービスの導入は、事業者にとって避けては通れない設備投資となるのではないでしょうか。
自社にぴったりの決済サービスを見つけて、これからのニューノーマルな社会に対応していきましょう。


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*1 経済産業省「キャッシュレス決済実態調査アンケート集計結果」
https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210618002/20210618002-1.pdf
*2 マイナビニュース「QRコード決済、みんなは何を使ってる? シェア率やメリット徹底比較」
https://news.mynavi.jp/article/20210728-1917061/
*3 関東経済産業局「キャッシュレス・消費者還元事業(ポイント還元事業)の概要」
http://kantou.mof.go.jp/content/000236188.pdf
*4 PayPay「実店舗への導入」
https://paypay.ne.jp/store/
*5 楽天Pay「中小店舗様応援!QR決済手数料実質0円キャンペーン」
https://pay.rakuten.co.jp/business/campaign/cashless/
*6 d払い「店舗様へ」
https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/corporation/shop.html
*7 Square「料金体系 手数料」
https://squareup.com/jp/ja/payments/pricing
*8 STORES「決済手数料」
https://coiney.com/pricing
*9 AirPAY「カード・電マネ・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス」
https://airregi.jp/payment/campaign/cashback/201704/
*10 Square サポート「Squareの振込スケジュール」
https://squareup.com/help/jp/ja/article/3807-deposit-options-with-square
*11 LINEPay「LINEPayがPayPay加盟店で使えるように!」
https://linepay.line.me/promotion/mpm-linepay-paypay.html
*12 App Storeプレビュー「STORES 決済アプリ」
https://apps.apple.com/jp/app/stores-/id583812107

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