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オンライン教育支援ツール「Google Workspace for Education」とは?使い方を解説!

 新型コロナの影響で多くの産業分野が打撃を受け、これまでと異なるワークフローを導入する必要性に迫られています。教育機関もこのような分野の一つであり、オンライン授業などが多くの学校で実施されました。
 Googleにとっては、「Workspace for Education」を普及させるまたとないチャンスとなり、採用する教育機関が爆発的に増加しています。
 今回は「Google Workspace for Education」の概要とその使い方について、まとめてみました。

この記事でわかること
 ・「Google Workspace for Education」とは?
 ・「Google Workspace for Education」の4つのプランについて
 ・「Google Workspace for Education」の使い方

「Google Workspace for Education」とは?

 「Google Workspace for Education」は、教育機関向けに提供されているオンラインのコラボレーションツールです。授業や課題の処理などを効率化し、教員と学生がオンライン上で円滑なコミュニケーションをとりながら、学習を進めるための各種ツールが提供されています。

 Googleは「Google Workspace for Education」について、5つの特徴をあげています。

「Google Workspace for Education Standard」5つの特徴

 1)円滑なコラボレーションを実現
 ドキュメント・スライド・スプレッドシート・ドライブ・フォーム・Jamboardなどのツールを使い、コミュニティ内の全員が円滑にコラボレーションできるようになります。

 それぞれのツールは次のような機能を持っています。

 ◯ドキュメント  ・・・ワープロ。Microsoft Officeでのワードに相当
 ◯スライド    ・・・プレゼン作成用ツール。パワーポイントに相当
 ◯スプレッドシート・・・表計算。エクセルに相当
 ◯ドライブ    ・・・共有ドライブ。ファイルや画像などをクラウド上に保存できる
 ◯フォーム    ・・・アンケートフォーム。

 このように、一般的な資料作成に必要なツールが全て揃っています。
 Officeとはやや操作性が異なることもありますが、クラウド上で使えるソフトですので、共有や同時編集などがしやすいという特徴があります。
 作業中のデータは自動保存され、簡単に履歴を追えるため「操作ミスでデータが飛んだ!」ということもほとんどありません。*注1

 ◯Jamboard    ・・・Google が提供するクラウド型デジタルホワイトボード

 Jamboardは、55インチのスマートディスプレイでGoogleの各サービスと連携することができるという特徴があります。オンライン上で生徒と情報を共有しながら、授業を進めるための強力なツールでAndroidやiOS用のアプリもあります。
 Google Workspace for Education利用者であれば、1台あたり 640,000 円(管理費別途77,000円)で購入することができます。*注2

 2)効率性の向上
 作業の簡素化と効率化に役立つ使いやすいツール(Classroom、アサインメント)を、教師に提供します。

 ◯Classroom   ・・・教師と学生のコミュニケーションを円滑に進めるためのツール
 授業に利用する資料を配布したり、課題を提出することができます。
 生徒はClassroomにアクセスすることによって、課題の有無を確認し進捗状況を把握することができます。
 また、オンライン上で課題を共有することで教師はコメント付けることができるなど、マンツーマンでの指導を補助します。

 ◯アサインメント  ・・・既存のLMS(Learing Manegement System)と連携
 教育機関がすでに他のLMSを導入している場合、Classroom機能だけを既存のLMSに連携させて利用することができるようにするツール。
 すでに利用中のLMSはそのままに、Classroomを追加して使えるようになります*注3

3)柔軟なコミュニケーション
 Gmail・Meet・Chatなどのツールで、柔軟なコミュニケーションを取ることができます。 Gmailについては説明の必要はないでしょう。メールの送受信に対して、Googleの高度なセキュリティ機能が有効に働きます。
 Meetは多人数での会議などに利用できるツールです。プランによって異なりますが、最大で250人同時参加、10万人までのライブストリーミングが可能です。
 また、リアルタイムコミュニケーションツールとして、Chatも提供されています。

 4)タスクの整理(Keep、カレンダー)
 学校行事を管理し、全員でスケジュールを共有するのに便利なのが「カレンダー」です。
 Googleカレンダーを個人で利用している方も多いかと思います。他にTodoリストの作成やタスクのリマインダー設定などができます。

 5)信頼性に優れたセキュリティを提供
 最近のCMで、GoogleがGmailのセキュリティを強調しているのをご覧になった方もいるのではないでしょうか。
 セキュリティは、学校機関にとってネットワーク機能を持ったツールを利用する際に、一番敏感になる部分でもあります。Googleの誇るセキュリティが、学生を外部の脅威から守るのに役立ってくれます。

リブランドされた「Google Workspace for Education」の4つのプラン

 これまで無償提供されていた「G suite for Education」が2021年2月にリブランドされ、新たに有料プランを加えて提供されたのが、「Google Workspace for Education」です。

 ベースになるのが無償版である「Google Workspace for Education Fundamentals」です。無料版でも十分な機能があり、従来の「G suite for Education」を踏襲したものとなっています。
 今までとの違いとして、無制限だったストレージ容量が100TBに制限されていることなどがあります。とは言え100TBと制限されたとしても、100MBの動画ファイルを100万本保存できるサイズです。よほどのことがない限り、無料版でもしばらくは十分ではないでしょうか。

セキュリティ面を強化した「Google Workspace for Education Standard」

 「Google Workspace for Education Standard」とは、学生1人あたり月額30円の有料課金で利用できるプランです。
 セキュリティ面を強化しており、ドライブやツールごとにセキュリティポリシーを設定できるようになります。ユーザーごとに管理者が迷惑メールの有無を確認できるなど、学生の安全を守るための機能が充実しています。

教職員向けに管理機能を強化した「Google Workspace for Teaching and Learning Upgrade」

 「Google Workspace for Teaching and Learning Upgrade」では、教職員側が学生の提出したレポートをチェックし、ネット上の著作物から盗用がないかを確認できるツールなどを提供しています。
 ネットの普及によって、Wikiからコピペしたようなレポートが増加しているようですが、このようなオリジナリティ性があるかないかを、人力でチェックするのには限界があります。教職員にとっては非常に優れたツールであると言えます。
 ユーザー1人(教職員)あたり月額480円です。

24時間365日サポートが受けられる最上位プラン「Google Workspace for Education Plus」

 1ユーザー(学生)あたり月額50円で利用できるのが、最上位プランである「Google Workspace for Education Plus」です。
 24時間365日のサポートがついて、下位プランの全ての機能が利用できます。学生4アカウントにつき教職員用アカウントが1つ無料で利用できるようになり、1アカウントあたり20GBずつストレージ容量が増加していきます。*注4

「Google Workspace for Education」の使い方

 では、「Google Workspace for Education」を利用するにはどうしたら良いでしょうか。
 利用できるのは学校などの公的に認められた教育機関である必要があり、残念ながら学習塾などの民間教育機関では使えません。そのため、最初はドメイン所有者の確認などの手続きをおこなう必要があります。

「Google Workspace for Education」の利用手順

 1)アカウントを作成する
 「Google Workspace for Education」のプランを選択し申し込みをする。
  プラン選択
 
 上記のリンクからプランを申し込んだ後に、ドメインの所有権の確認が求められます。 Googleから送信されてきた確認コードをドメインのDNS設定に追加し、それをGoogleが検出することで所有権の確認を完了します。詳しくは以下のページに詳しい説明が記載されています。
  Google Workspace のドメインの所有権を証明する

 2)組織構造を決定
 Google 管理コンソールに、組織の具体的な構成を設定していきます。学年やクラスごと、科目別などあらかじめ決められた組織を作成し、個別に利用できるソフトや権限などを設定していくことができます。
  組織部門を追加する

 3)アカウントを作成
 教職員や学生のアカウントを作成していきます。CSVデータを読み込んで一括追加することも可能です。
 ユーザーの追加方法

 4)Google Workspace を授業に統合
 Google Classroomの設定をおこないます。授業やクラスなどの情報を設定し、授業が実施できる環境を整えます。
 クラスを作成する

 5)アカウントを認証
 サードパーティの ID プロバイダを利用して一度ログインしておくだけで、Googleのサービスを利用できる状態にする「シングルサインオン(SSO)」の設定をおこないます。
 サードパーティの ID プロバイダを使用した管理対象 Google アカウントへのシングル サインオンの設定

 6)データを移行
 メール・カレンダー・連絡先・フォルダ・ファイル・権限などの組織データを Google Workspace に移行します。個別の移行方法については以下のリンクをご覧ください。
 組織のデータを Google Workspace に移行する

 
これで「Google Workspace for Education」を利用する準備が完了しました。後はサービスを有効化して実際に運用していくだけです。
 なお、ここまでは管理者側の初期設定についてご紹介しましたが、学生側が利用する際のマニュアルについてはGoogleがわかりやすい資料を提供しています。

「はじめよう!私たちのこれからの学び」

 上記のサイトでは、これまで紹介した各種ツールの使い方に加えて、ハードウエアであるChromebookの基本操作やリテラシーに関することまで、わかりやすく説明されています。
 小学生でも理解できる内容になっていますので、システムの導入とトレーニングに役立つでしょう。

 Googleは、2021年2月に「GIGA スクール対象となる区市町村の自治体のうち半数がG Suite for Educationを選んだ」とアナウンスしています。
 新型コロナ対応により、各教育機関にとってはオンライン授業を進めるためのツールが必要不可欠となりましたが、今回Googleの一人勝ち状態で決着したようです。
 これから日本国内の教育機関において、最もスタンダードなシステムになることがほぼ確定したと言える状況でしょう。
 今回の記事では、この「G Suite for Education」からリブランドされた「Google Workspace for Education」についてまとめてみました。これからオンラインツールを導入しようと考えている教育関係者の参考になれば幸いです。

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注1
Google 「Google Workspace for Educationのご紹介」
https://edu.google.com/intl/ALL_jp/products/workspace-for-education/education-fundamentals/
注2
Google 「Jamboard」
https://edu.google.com/intl/ALL_jp/products/jamboard/
注3
Cloud Ace 「教育関係者必見! G Suite for Educationをわかりやすく解説」
https://cloud-ace.jp/column/detail78/
Google 「学習管理システムでアサインメントを利用して、生徒の課題を簡単に出題、分析、採点する」
https://edu.google.com/intl/ALL_jp/assignments/
注4
MITANI Corporation 「「Google Workspace for Education」ってなに?「G suite」との違いを解説」
https://www.mitani-edu.jp/column/046/

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