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ファクトリーオートメーションを進めるミスミとは?取り組みをご紹介

この記事を読むと、以下の3つのことがわかります。

1.ファクトリーオートメーションとは何なのか
2.FA企業ミスミの取り組みについて
3.第4次産業がものづくりの現場に与える影響

「ファクトリーオートメーションって何?」
「工場の部品発注はまだ紙で行っている」

という方へ。ファクトリーオートメーションは工場の自動化のことであり、今後ますます製造業で注目される取り組みです。人材不足や生産性アップに欠かせないもので、ITによってさらに進化していくと考えられています。

この記事では、ファクトリーオートメーションを進める大手企業ミスミについて、その取り組みや魅力をご紹介します。

ファクトリーオートメーション(FA)とは

ファクトリーオートメーションとはFA(Factory Automation)ともいわれ、文字通り工場を自動化する取り組みです。製造現場において、加工や組み立て、運搬管理や管理業務の自動化を進めることをいいます。

例えば、センサを搭載したロボットが不良品検査や品質チェックを行ったり部材を運搬したりするなど人の代わりに仕事をするなどが挙げられます。

ファクトリーオートメーションは人の代わりに機械が働くことで、人材不足の解消や品質向上、コスト削減といったメリットがあります。ファクトリーオートメーションについては、「産業用制御およびファクトリーオートメーションの世界市場予測から見える次世代テクノロジーの重要性とは」(https://www.capa.co.jp/archives/40128)で詳しく解説しておりますので、ぜひご参照ください。

FAの大手「ミスミ」の取り組みについて

ミスミこと株式会社ミスミグループ本社は、精密機械部品をはじめ、FA用部品の製造販売を行う企業です。(※1)

ミスミは製造業の生産ラインや開発部門向けのFA事業、金型用の精密機械部品事業、他社製品も扱うVONA(Variation & One-stop by New Alliance)事業の3つを主軸として事業展開している業界最大手企業として、ものづくり現場を支えています。

そんなミスミは機械部品のカタログ販売を紙媒体からWebへ、そしてCADへと進化させ、ファクトリーオートメーションに大きく貢献しているのです。

ミスミが展開しているファクトリーオートメーションへの取り組みを解説します。

機械部品や工具を手広く扱う大手企業ミスミ

ミスミの大きな特徴として、商品数の多さが挙げられます。品ぞろえは世界最大級で、商品数は3,000万点以上、サイズを含めると合計で800垓(がい)、つまり1兆の800億倍と桁外れの規模を誇っています。(※2)

製造業界では欠かせない存在であるミスミは、国内と海外の売上比率が約50:50とグローバルな企業としてものづくりを支えているのです。

そんなミスミは製造業の生産性アップに寄与すべく、自社の強みやITを活かして様々な取り組みを行っています。

ものづくり業界を支えるミスミの取り組み

ミスミでは、主に以下のポイントに注力しています。

・短納期
・ECの導入
・オンライン上でのスムーズな見積もり

順番に解説します。

短納期

ミスミは創業から50年以上、一貫して「時間削減」にこだわっています。数々のメーカーからミスミが大きく支持されるのは、標準納期2日という迅速な納期も大きな要素です。(※3)

40年前の製造業では部品が納品されるまで2~4週間かかるのが一般的であることを考えると、ミスミがいかにスピーディかがわかります。

ミスミが短納期を実現したポイントは、「標準規格化」です。主要な部品の規格を標準化することで、それまで常識だった特注対応でかかる時間を大幅削減。数字やアルファベットで800垓もの注文パターンを用意して、Webやカタログからスムーズに発注~納品できるようにしたのです。

特注対応では、部品の発注に300枚もの図面を用意するケースもあります。そこをミスミが標準規格化することでなんと2枚のカタログページに集約して、70%ものコスト削減を実現しています。(※3)

AIも搭載した「meviy(メビー)」で見積もりもスピード回答

ミスミは2016年、オンラインで機械部品を調達できるサービス「meviy」を立ち上げました。

最大の特徴はAIを導入している点で、顧客が3DCADで設計したデータをアップロードすると、AIが即座に見積もりと納期を算出して回答してくれます。

出荷は最短でなんと1日という速さです。カタログに記載がなく標準化されていない部品も対応しており、調達にかかる時間を大幅に短縮してくれる点が魅力です。

meviy公式サイト:https://meviy.misumi-ec.com/ja-jp/

ものづくりの調達工程はまだまだFAXがメイン

ミスミがファクトリーオートメーションに取り組む背景には、日本の製造業が危機に直面している現状があります。

日本では働き手の高齢化や働き方改革による労働力の削減で、ものづくり産業でも生産性の向上が課題です。効率化を目指しデジタル化が進む中、実は調達領域はまだまだ紙依存から脱却できていません。

製造業におけるFAX利用率はなんと98%にのぼり、部品調達用に紙の図面を作成する企業も少なくありません。(※2)

せっかく設計や運営管理をDX等で効率化しても、調達領域が紙ベースであれば作業効率は落ちてしまいます。設計のデータをわざわざ紙に起こし、製造段階では紙とにらめっこしながらプログラムを打ち込まなければいけません。

DXを進めるなら、どの工程においても一貫したデジタルデータを活用する必要があります。

そこでミスミは、紙文化が色濃く残る調達領域でデータ化に取り組むことで、ものづくりのさらなる効率化を目指したのです。

ミスミがmeviyの取り組みをスタートしたのは2013年でした。それまでWeb上で3DデータをAIが分析し、価格や納期を判定したり生産まで連携したりするサービスは存在しなかったのです。

様々なベンダーに「開発は不可能」と言われましたが、諦めずに取り組み、3年後の2016年にようやく実現しました。

AIやIoTが日本のものづくりを進化させる!

1980年代からCAD/CAMといった取り組みが始まり、2020年代にはいるとBIM/CIMへと進化しています。ほかのものづくりも同様に、技術の進化とともにさらに自動化が進んでる状況です。

ICTやIoT、AIといった技術は第四次産業革命と呼ばれ、ファクトリーオートメーションにも大きな影響を与えています。

工場で導入している機械やロボットがネットワークでつながることで、データを収集したり故障を検知したりと、自動で働く技術がすでに導入され始めています。

ご紹介したミスミは、そんなファクトリーオートメーションが進む中で遅れがちだった調達領域にITの風を吹き込みました。今後もさらに進化を続け、ものづくり産業の課題に取り組んでくれるでしょう。

機械化が進むと「ロボットに仕事を奪われる」と懸念する声も聞こえます。しかし機械化やファクトリーオートメーションは製造業の課題解決のためであり、人の仕事を奪うことは目的としていません。

機械に単純作業を任せられると、人はさらに“人らしさ”を活かした仕事に集中できます。ファクトリーオートメーションでなくなる単純作業もありますが、これにより生まれる仕事もあるのです。

技術を身につけて仕事の進化に適応できれば、よりよいものづくりが行えるでしょう。

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参照サイト:
※1 https://www.misumi.co.jp/company/outline/business.html
※2 https://forbesjapan.com/articles/detail/43065?internal=nav_bv_1
※3 https://www.fastgrow.jp/articles/misumi-nakagawa 「製造プロセスの常識破り。標準納期2日を実現」

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