古いiPhoneは売れるのか?少しでも高値をつけるためのポイント
今、日本で最も利用されているスマートフォンはiPhoneですが、同製品が日本に上陸してからの歴史は、すでに15年近いものになります。
そのため、依然として古い型番のiPhoneを自宅に所有しているというユーザーもいるものですが、手放す機会を失って処理に困っている方もいるかと思います。
今回は、古くなったiPhone売却を検討している方に向けて、そもそも古いiPhoneはまともな価格で買い取ってもらうことができるのか、そして少しでも高い値段で引き取ってもらうためにはどうすれば良いのかについて、ご紹介します。
目次:
1.中古iPhoneの需要について
2.古くなったiPhoneの買取価格は?
3.下取りと買取りの違い
4.古いiPhoneお得に手放す上でのポイント
中古iPhoneの需要について
スマホにはさまざまな種類があるものの、中でもiPhoneは人気機種であるため、非常に人気の根強いシリーズです。元々スマホ市場の中でも高価格帯であったiPhoneですが、最近は最新機種の値上げや半導体不足などが影響して、中古iPhoneの価格も高騰傾向にあります。
中古iPhone販売といえば、中古ゲームショップなどを連想する方もいますが、最近では大手通信会社もその需要拡大に伴い、取り扱いを開始しています。NTTドコモは2022年7月、iPhone本体の値上がりや需要拡大に伴い、2019年の型落ちモデルであるiPhone 11シリーズの中古モデルの販売を開始しました*1。
最新機種を新品で買うよりもはるかに価格は安く、性能も十分安定していることから、最新モデルよりも中古商品や型落ち商品を求める声が強くなっているということです。そのため、中古市場においてもiPhone需要は高く、比較的高値で買い取ってもらいやすい状況になりつつあると考えて良いでしょう。
古くなったiPhoneの買取価格は?
実際に、古くなったiPhone買取価格はどれくらいが想定されるのでしょうか。自身が所有するiPhoneの買取価格を確かめるのに最も最適なのは、Appleや各種通信会社が提供している参考価格です。
以下のApple公式サイトから、各種通信会社のiPhoneの下取り価格を確認することができます。表示されているのはおおむねiPhone SE以降のモデルの場合であり、それよりも前のモデルについては、別途確認が必要な点に注意しましょう。
https://www.apple.com/jp/iphone/trade-in/
期待しているより低い価格となるケースも
実際に表を確認してみると、5年以上前のモデルでもそれなりの価格で下取りをしてくれるケースも見られるため、一見するとすぐにでも売ってしまった方が良いと思えます。
ただ、実際に買取りや下取りに出してみると、期待していたような額での取引が実現できなかったケースもあります。
実際に古くなったiPhoneを買取りに出したレポート記事を参考にすると、動作するにもかかわらずジャンク品とみなされ、わずかな額で手放すことになってしまったケースも見られます*2。
中古iPhoneとは言ってもそのモデルはさまざまで、2〜3年前のモデルであれば満足のいく価格で買い取ってもらえる可能性は高いといえます。一方、5〜10年も前のiPhoneを買取りに出す場合、性能面や状態が期待できるようなものではないことから、雀の涙ほどの価格での買取となってしまう可能性があります。
古くなったiPhoneを手放す際には、あまりその査定額に期待しすぎないことも大切です。
下取りと買取りの違い
古くなったiPhoneを手放す上では、主に下取りと買取りという2種類の方法から選ぶこととなります。それぞれの手法の違いについて、ご紹介します。
下取りについて
下取りは、古いiPhoneを事業者に売却する代わりに、新しいiPhoneを割安な価格で入手できるという方法です。iPhone価格は査定額から差し引いたものとなるため、iPhone買い替えを検討している場合には積極的に活用したい制度です。
また、下取りの場合は新しいiPhoneを購入しなければならない分、買取りよりも割高な査定額で取引できるケースもあります。古くなったiPhoneを処分するだけであれば買取りを選ぶべきですが、新しいiPhoneの購入の際には便利な制度です。
買取りについて
買取りは、本体を査定に出してその額を決めてもらい、買取が成立すれば現金と引き換えてもらえる制度です。買取りの場合はiPhoneを即日現金に換金することができるため、早く現金を手に入れたいと考えている人には嬉しい仕組みです。
買取り額については買取り業者ごとに大きく変動する場合もあるため、最高額を確認するためにはいろいろなお店に相談する必要があるでしょう。新しいiPhone購入予定はないものの、古いiPhoneをお得に処分したい場合に活躍します。
古いiPhoneをお得に手放す上でのポイント
古いiPhoneを少しでも高い額で売却する上では、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
iPhoneの状態を確認する
iPhoneの買取り価格を引き上げるためには、まずiPhoneの状態を確認し、できるだけ綺麗な状態に仕上げておきましょう。
iPhoneが汚れていたり、傷だらけであったりするとジャンク品とみなされる可能性があるため、その買取り価格は例え再生可能であっても大きく下がってしまう場合があります。
そのため、買取りを依頼する際には可能な限り汚れを落とすなどして綺麗な状態を維持し、店頭に持って行くことが大切です。
できるだけ開封時に近い状態で用意する
iPhoneを買取りに出す際には、同梱の充電ケーブルやイヤホン、箱なども合わせて用意できるとベターです。同梱品が不足していると買取り額に悪影響を及ぼす可能性があるため、あらかじめ準備しておきましょう。
SIMロックは解除しておく
古いモデルのiPhoneの場合、SIMロックが携帯会社ごとにかかっている場合があります。可能であればSIMロックは解除しておくことで、SIMフリー版のiPhoneとして価値が出てくるため、買取額が上乗せされる場合があります。
まとめ
中古のiPhone市場は現在活況を迎えており、工夫して買取や下取りにiPhoneを出すことで、お得にiPhoneを処分、あるいは買い換えることができます。
まずは通信会社やAppleの下取り額を公式サイトから確認し、おおむねでどれくらいの額になるのかをチェックしてみるのが良いでしょう。
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参考:
*1オトナンサー「「iPhone 11」以前の中古品、大手携帯電話会社が販売する理由は? 3社に聞く」
https://news.yahoo.co.jp/articles/53778a4f2b7031eb3c07d84486fdd9d2f1e5ed39
*2 ロケットニュース「古いiPhoneを下取りに出したら買取価格を見て絶句した / Appleで表示された値段と全然違う!」
https://rocketnews24.com/2021/12/20/1574204/