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Felica対応のiPhoneまとめ!おサイフケータイとの違いは?

Felicaは非接触式ICカード技術のことで、電子マネーなど幅広いサービスで活用されています。2016年に発売されたiPhone 7ではこのFelicaに対応し、Apple Payを利用してショッピングや公共交通機関を利用することができるようになりました。

しかし、iPhoneでFelicaを使ってみたいけど自分のiPhoneが対応しているかどうか分からないという人も多いでしょう。

また、Android端末はずっと前からFelicaに対応しており、おサイフケータイやGoogle Payといった決済サービスが使えます。これらのサービスとApple Payにはどういった違いがあるのでしょうか。

今回はFelicaに対応しているiPhone一覧と、Apple Payとおサイフケータイ・Google Payの違いをまとめてみました。

 

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そもそもFelicaとは?

 

そもそもFelicaとはどんなものかをご存知でしょうか。

Felicaは日本の電機メーカー「ソニー」が開発した非接触式のICカード技術です。普段生活していてFelicaという言葉を目にすることはあまりないかもしれません。しかし、日本で利用されている電子マネーやICカードのほとんどは「Felica」を利用しています。

具体的には、

・楽天EdyやWAON、nanacoといった電子マネー
・SuicaやICCOCAなどの交通系ICカード

はこのFelicaを利用してデータのやり取りを行っています。Felicaの登場によって、ICカード型の電子マネーが一気に国内で普及しました。

 

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NFCとFelicaの違いは?

 

Felicaとよく似たものに「NFC」というものがあります。

NFCはかざすだけで通信ができる非接触技術の総称のことです。実はNFCには3つの種類が存在しており、Felicaはその中の1つに含まれます。NFCをベースに、日本で使いやすいようにソニーが開発したのがFelicaなのです。

NFCにはFelica以外にTypeA/TypeBという通信規格があります。TypeA/TypeBとFelicaでは通信速度に差があります。FelicaのほうがTypeA/TypeBより通信速度が圧倒的に速く、素早い決済が可能です。そのため、日本ではFelicaが広く普及しています。

TypeA/TypeBとFelicaはともにNFCの一部ですが、互換性はありません。例えばTypeA/Bに対応していてもSuicaや楽天Edy、nanacoといった電子マネーの利用はできません。

これらのサービスを使うにはTypeA/TypeBではなくFelicaに対応している必要があります。

 

 

Felica対応のiPhone一覧

 

最近ではスマートフォンにもFelicaが搭載され、スマホだけでショッピングや公共交通機関の利用が可能になっています。

そして2016年にはついに「iPhone 7」にFelicaが搭載され、Appleの決済サービス「Apple Pay」を使って電子マネーやクレジットカードによる支払いができるようになりました。

2018年10月現在、Felicaに対応しているiPhoneは以下の通りです。

・iPhone 7 / 7 Plus
・iPhone 8 / 8 Plus
・iPhone X
・iPhone Xs / Xs Max
・iPhone XR

iPhone 7以降のiPhoneはいずれもFelicaに対応しています。最新のiPhoneであれば、どのモデルでもApple Payによる支払いが可能です。

ちなみにApple Pay自体はiPhone 6 / 6 Plus / SE / 6s / 6s Plusでも使えます。ただしこれらの機種はFelicaを搭載していないため、Apple Payを使ったウェブ上での支払いのみ可能です。

コンビニやスーパーの支払い、公共交通機関への乗車などにApple Payを使う場合はFelicaに対応したiPhone 7以降のiPhoneでないといけません。

 

iPhone 5以降ならApple Watch 2と組み合わせてFelicaの利用が可能

 

 

Felicaに対応しているのはiPhone 7以降でした。そのため、iPhone SEや6sなど、古いiPhoneではApple Payでコンビニの料金を払ったり、電車に乗ったりすることはできません。

しかし、iPhone 5以降なら古いiPhoneでも「Apple Watch Series 2」以降と組み合わせることでApple Payを利用できます。

Apple WatchはAppleから発売されているスマートウォッチです。その第2世代にあたる「Apple Watch Series 2」のモデルではFelicaを搭載しています。

つまり、Felicaに対応していないiPhoneでも、Felicaに対応しているApple Watchと組み合わせればApple Payを利用してショッピングや電車に乗ることが可能です。

古いiPhoneを使っているけどApple Payを利用したい、という人はApple Watchの購入も検討しましょう。

ちなみに初代Apple WatchはFelicaを搭載していません。必ず、Apple Watch Series 2以降を購入してください。

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おサイフケータイ・Google Payとの違いは「対応サービス」

 

Apple Pay同様にFelicaを利用する決済サービスとしては「おサイフケータイ」と「Google Pay」があります。

おサイフケータイはガラケーの時代から使われてきた電子決済サービスで、現在ではAndroidスマホでも利用可能です。Google PayはGoogle社の決済サービスで、おサイフケータイと同じくAndroidスマホで使えます。

3サービスとも、Felicaを利用する決済サービスという点は共通です。しかし、対応しているサービスには大きな違いがあります。

これを見ると、おサイフケータイは対応サービスが圧倒的に多いです。Google Payも一部使えないサービスがありますがほとんど対応しています。

それに対してApple PayはSuica、iD、QUICKPayの3つしか対応していません。対応サービスだけで言えばおサイフケータイ・Google Payに軍配があがります。

しかし、Apple PayはiPhoneで使える、おサイフケータイ・Google PayはAndroidで使えるという違いがあります。iPhoneでおサイフケータイやGoogle Payは使えませんし、その逆も不可能です。

また、Apple Payは古い機種のApple IDを削除し、新しい機種に同じApple IDでログインするだけで機種変更ができます。

おサイフケータイやGoogle Payの場合は各電子マネーのアプリを利用して移行手続きをしないといけないため、機種変更が非常に面倒です。

このようにそれぞれにメリット・デメリットがあるため一概にこれが良い、とは言えません。対応しているサービスや利用する端末に合わせて、どの決済サービスを使うか判断すると良いでしょう。

 

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