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Googleが未使用アカウントの削除へ乗り出す

今やPCを使う多くのユーザにとってなくてはならないものとなっているGoogleアカウント。スプレッドシートを使い仕事をしたり、プライベートでもYouTube鑑賞や検索機能を使い、Googleの環境に囲まれていない生活を考えられない方も多いのではないでしょうか。
そんなGoogleアカウントですが、2023年5月に「2年間未使用のGoogleアカウントは削除する」とGoogle社より発表されました。発表から7ヶ月後の2023年12月から実際の削除作業を実施しています。

そこで本記事では、なぜGoogle社がアカウント削除に乗り出したのか、どのようなアカウントが対象となるのか、削除されないためにはどうすればいいかなどを紹介します。
Googleアカウントを削除されずに残しておきたい方は、ぜひ本記事を参考にして対策をしてくださいね。

この記事を読むと、以下のことがわかります。
・Google社がアカウント削除をする理由
・アカウント削除の対象となる条件、範囲
・アカウント削除を回避する方法

なぜGoogleは未使用アカウントの削除に乗り出した?

今回、なぜGoogle社はアカウント削除を行うのでしょうか?
Google社の製品管理担当副社長であるルース・クリシェリは、ブログ「The Keyword」への投稿で、セキュリティ対策のためと説明しています。※1

ルースによると、放置されたアカウントは2段階認証が設定されている可能性がアクティブなアカウントの少なくとも10倍低いという内部分析結果が出ているとのこと。この脆弱性からアカウントが侵害されると、個人情報の漏洩からスパムのような悪意のあるコンテンツの媒介などあらゆることに利用されてしまいます。
また、長期間放置されている状態のアカウントには古いパスワードや再利用しているパスワードが設定されている場合が多いのも特徴のひとつです。このパスワードが漏洩することで、他の登録サイトに不正ログインをされ、多額のクレジットカード被害に合うなどの二次被害、三次被害を引き起こす可能性があります。

Gmailは、2019年時点で15億人のグローバルアクティブユーザーを抱え、最も人気のあるメールサービスの1つでした。その人気とアカウント設定のしやすさから、詐欺師などの犯罪者はGmailユーザーを標的にすることで知られています。また、そのユーザー数の多さから、Google社としても管理するコストを下げたいという狙いもあるようです。

どのようなアカウントが削除される?回避方法は?

今回、Googleはどのような条件のアカウントを削除し、どこまでの範囲を対象としているのでしょうか?順次説明していくとともに、アカウントを削除されない方法も紹介します。

削除される対象は?

2年間以上ログインを含むアクティビティを行っていないユーザーのアカウントが削除されます。アクティビティ有無の対象はGoogle Workspace(Gmail、Docs、Drive、Meet、カレンダー)、YouTube、Google フォトとなります。Googleフォト内の写真や動画も削除対象となるので、昔の思い出を保存しているGoogleフォトのアカウントがないか、今一度思い出してみましょう。

なお、今回の削除対象は個人アカウントに限り、企業や学校などの組織アカウントは対象とはなりませんのでご安心ください。また、YouTube動画など、Googleアカウントでサブスクリプション登録をしている場合は料金を支払っていることがアクティビティとみなされるため、削除されることはありません。

削除されない方法は?

Googleアカウントを削除されたくない場合は、次のことを行いましょう。

・メールを読む、送信する
・Google ドライブを使用する
・YouTube 動画を見る
・写真を共有する
・アプリをダウンロードする
・Google 検索を使用する
・「Google でログイン」機能でサードパーティ製のアプリやサービスにログインする
※2

Googleアカウントを使ってGoogle Workspace(Gmail、Docs、Drive、Meet、カレンダー)、YouTube、Google フォトにログインするだけでもアクティビティとみなされますので、まずはどこかしらにログインをしてみましょう。

なお、Googleアカウントの削除は突然行われるわけではなく、対象となるアカウントにメールでお知らせが届きます。もし再設定用のメールアドレスを設定していれば、そちらにもGoogleアカウントでアクティビティを行うよう依頼のメールが届くとのこと。※2

今一度、自分のGoogleアカウントはいくつあるのかきちんと思い出すことからはじめましょう。IDとなるメールアドレスやパスワードを忘れてしまっていても大丈夫です。こちらでGoogleアカウントの復元を電話番号を使って行うことができますよ。

まとめ

Googleの非アクティブアカウントは、セキュリティ対策のため2023年12月より順次削除されています。削除第一弾として、まずはGoogleアカウントに登録しているものの、一度も利用したことのないアカウントが削除されるとのこと。現在どの程度の削除作業が進んでいるかは不明ですが、非アクティブアカウントの削除はそう遠くない未来に行われるでしょう。
ですので、まずは自分がいくつGoogleアカウントを持っているかを確認しましょう。そのうえで、削除されたくない場合は2年に1度は必ずログインしてくださいね。使用頻度は低くとも、カレンダーのや携帯電話アプリでリマインド機能を使用したり、大切な人との思い出の写真や動画を保存して、自然と見に行く環境を作っておくと2年以上ログインしないこともなくなるのではないでしょうか?

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参照サイト:

※1:Updating our inactive account policies|The Keyword

https://blog.google/technology/safety-security/updating-our-inactive-account-policies/

※2:無効な Google アカウントに関するポリシー|Google

https://support.google.com/accounts/answer/12418290?hl=ja

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