Revit Peelerはなぜ人気?初心者からプロまで使えるチュートリアルサイトを解説
RevitはAutodeskが提供する世界で最もポピュラーなBIMソフトの一つですが、その高機能性からうまく使いこなすことができず、頭を抱えているユーザーも少なくないものです。
そんな時に頼りになるのがチュートリアルサイトの「Revit Peeler」で、初心者からプロフェッショナルまで、あらゆるRevitユーザーにとって有益な情報を提供してくれます。
この記事ではRevit Peelerの概要や便利なそのほかのチュートリアルサイトについて、紹介します。
目次:
- Revit活用の課題
- Revit Peelerとは
- Revit Peelerを利用するメリット
- Revit Peelerの関連サイト
- Revit Peeler活用のポイント
- Revit Peeler以外に役立つチュートリアルサービス
Revit活用の課題
Revitを使用するにあたり、問題となるのがRevitそのものの操作難易度の高さです。Revitは多業種にわたって活躍が期待できるBIMソフトですが、その分使用できる機能も多く、その全てを理解のうえ使いこなすのには時間がかかります。
初めて3Dモデリングに携わるというユーザーにとって高度なスキルが求められるだけでなく、これまでCADを使っていたユーザーもBIMという新しい技術に対応するためにはリスキリングの必要も出てくるため、やはりRevitを導入してすぐ高度なBIM活用というわけにはいかないのが現状です。
Revit Peelerとは
このようなRevit運用に伴う課題を解決するためには、一から確実にRevit活用に関する技術を身につけ、使いこなせるようになっていくことが大切です。
Revitを使いこなす上では適宜チュートリアルを活用するのがポイントですが、その際多くのユーザーから参考にされているのが、Revit Peelerと呼ばれる個人で運営されているチュートリアルサイトです。
Revit Peelerは、建築情報コンサルティング会社を経営する髙取昭浩氏が個人的に運営しているサイトで、Revitの運用に関するあらゆる情報が丁寧にまとめられています*1。
2013年から10年以上継続的にチュートリアル記事が更新されており、基本的な操作から発展的なノウハウに至るまで、あらゆる操作方法についての知見をここでインプットすることができます。
画像とテキストによってわかりやすく情報がまとめられ、初心者にも難しくない平易な表現が多用されているので、誰でも参考にすることができる、ありがたいサイトです。
Revit Peelerを利用するメリット
Revit Peelerが高い評判を集めているのには、以下のようなメリットが利用によって期待できるからです。
無料で使える
まず、Revit Peelerは個人で運営されているブログページということもあり、利用に当たって一切の費用はかかりません。リアルタイムで更新されている最新機能の使い方なども、Revit Peelerであればわかりやすいチュートリアルで知ることができるでしょう。
豊富な情報量を備えている
Revit Peelerは10年以上更新され続けているブログサイトであり、そこに蓄積されているRevit運用に関する知見は今でも価値のあるものばかりです。
わからないことがあった際には、とりあえずRevit Peelerにて検索をかけてみることで、問題を解決することもできるでしょう。
Revit Peelerの関連サイト
Revit Peelerは単体でも有用性の高いブログサイトですが、関連サイトではより細分化されたニーズに応えられるノウハウを得ることができます。ここでは、Revit Peelerの名前を冠している関連サイトについて、紹介します。
Revit Peeler Tutorials
Revit Peeler Tutorialsは、Revitの使い方を一から体系的にまとめて紹介しているブログサイトです。
通常のRevit Peelerでは機能を順不同で紹介していますが、こちらではチュートリアルとしての機能性を重視し、初心者向けに覚えておきたいポイントを順番に学べる内容となっています。
Revitを使い始めてまもない場合、まずはこちらを参考にしてみると良いでしょう。
Revit Peeler MEP Tutorials
Revit Peeler MEP Tutorialsは、電気設備などのMEP向けにRevitを使いたいユーザーに向けてまとめられているチュートリアルです。
MEPに機能や用途を限定してチュートリアルをまとめているので、専門性の高い技能を体系的に学ぶことができるでしょう。
Revit Peeler活用のポイント
Revit Peelerを有効活用する上では以下のポイントを押さえておくことで、より多くの恩恵を受けることができるでしょう。
転載などの商用利用はできない
まず注意しておきたいのが、Revit Peelerは無償で利用ができるサービスであるものの、無断転載などによる商用利用はできない点に注意しておきましょう。
例えばRevit Peelerを印刷して担当者に配布するような使い方も、場合によってはルール違反となる場合があるので、利用の際は直接サイトを訪問して情報をインプットすることをおすすめします。
人気のポストを確認しておく
Revit Peelerでは人気のポストがトップページに表示されるので、需要のある機能はどんなものか、ということをすぐに把握することができます。
新しい機能について何か学びたいと思った際は、ここを参考にしてみるのもおすすめです。
ブックマーク機能などを使ってすぐ参照できるようにする
Revit Peelerはブログページで、1ページずつチュートリアルが紹介されているのが特徴です。しっかりと読み込みたい記事を見つけた際には、ブックマークしておき後から何度でも読み返せるようにしておくと便利です。
Revit Peeler以外に役立つチュートリアルサービス
Revit Peeler以外にも、Revitの学習に役立つページは複数存在します。定期的に確認しておきたいページとしては、
- Autodesk Community
- Revitデベロッパーセンター
- その他YouTubeコンテンツ
が挙げられます。
Autodesk Communityは、Autodesk製品全般の公式ユーザーコミュニティページで、サービス利用に関する不明点を他のユーザーに聞くことができます。
Revitデベロッパーセンターも同様のサービスですが、こちらはRevitの限定したページであるのが特徴です。
最新の情報などを動画形式で確認したい場合には、YouTubeコンテンツの利用がおすすめです。クリエイターやエキスパートたちがRevitの使い方について更新してくれるので、映像でのインプットに適しています。
まとめ
この記事では、Revitユーザーに人気のサービスであるRevit Peelerについて紹介しました。体系的に情報がまとまっている同サイトを有効活用することで、効率よくRevitに関する技術を身につけられるでしょう。
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出典:
*1 Revit Peeler