AutoCADをクラシック表示に戻せる!AutoCAD 2019からAutoCAD 2024で使える切り替え方法
AutoCADのクラシック表示とリボンメニュー、どちらがお好みでしょうか?
アイコンが大きく見やすくなったリボンメニューも便利ですが、コマンドがすべて一覧で確認できるクラシック表示の良さも捨てがたいですよね。
AutoCADのコマンドメニューは、AutoCAD 2015のバージョンから、クラシック表示が用意されなくなってしまいました。(*1)
しかし、手動で設定していけば、以前のようなクラシック表示に戻すことが可能です。
この記事では、AutoCADのクラシック表示への切り替え方法をご紹介します。
リボンやコマンドメニューが消えてしまった場合の復活方法も解説していますので、うっかり消してしまった方もぜひ参考にしてみてください。
この記事を読むと以下の3つのことがわかります
1.AutoCADのクラシック表示の切り替え方法
2.リボンやコマンドメニューが消えた場合の復元方法
3.AutoCADのクラシック表示のメリット
AutoCADのクラシック表示の切り替え方法 前バージョンがPCに残っている場合
それでは、AutoCAD 2019からAutoCAD 2024までの、クラシック表示の切り替え方法を見ていきましょう。
ここでは、以前のバージョンがPCに残っている場合の方法をご紹介します。
AutoCAD 2014以前のバージョンからワークスペースを読み込む
AutoCAD 2014以前の環境設定ファイルがある場合は、ワークスペースを読み込むことでクラシック表示に切り替えができます。(*1)
1.リボンの「管理」タブから、「読み込み」をクリック
2.カスタマイズエディタから、「転送」タブをクリック
3.左側のウィンドウで、AutoCAD 2014以前の環境設定ファイル「acad.cuix」を読み込む
4.左側のウィンドウに表示された「AutoCAD クラシック」のファイルを右側の「ワークスペース」のリストにドラッグする
5.「適用」、「OK」をクリックする
これで、右下の設定タブから「AutoCAD クラシック」のワークスペースが選択できるようになります。
AutoCAD 2014以前のバージョンからワークスペースを移行する
AutoCAD 2014以前のバージョンがまだPCに残っている場合、ワークスペースをそのまま移行することができます。(*1)
設定をリセットする操作があるので、設定をカスタマイズしている人は、元に戻せるように記録しておきましょう。
1.「スタート」メニューの「Auto CADバージョン」から、「言語」の「設定を規定にリセット」をクリック
2.リセットが完了し、AutoCADが起動したら、いったん閉じる
3.もう一度AutoCADを開く
4.「カスタム設定をマイグレート」ツールが表示されているので、ドロップダウンから移行元のバージョンを選択する
5.チェックマークを付けて確認する
これで、以前のバージョンのワークスペースに移行できます。
AutoCADのクラシック表示の切り替え方法 前バージョンがない場合
AutoCADの以前のバージョンがない場合は、新たにクラシック表示のワークスペースを作成する方法があります。
ここでは、ワークスペースを新規作成する方法を2つご紹介します。
ワークスペースの新規作成 急いでいる方向け
「今まさに仕事で使っていて、のんびり設定している時間がない」
ここでは、そんな急いでいる方向けの設定方法をご紹介します。
ツールバーをドラッグ&ドロップで追加して、完成したらワークスペースを保存します。(*2)
1.クイックアクセスツールバーの「ドロップダウン」から「メニューバーを表示」をクリックして、メニューバーを出す
2.「ツール」メニューの「パレット」から「リボン」をクリックして、リボン表示を消す
3.「ツール」メニューの「ツールバー」をクリックし、すべてのツールバーを選択して表示させる
4.「ツール」メニューの「ワークスペース」から「現在に名前を付けて保存」をクリック
5.「AutoCAD クラシック」と入力して保存する
これで、リボンメニューの代わりにすべてのツールバーが表示された、クラシック表示のワークスペースが作成できます。
ワークスペースの新規作成 時間がある方向け
「カスタマイズは時間をかけてじっくり取り組みたい」
ここでは、そんなふうに時間があって、一覧に目を通しながら作成したい方向けの設定方法をご紹介します。
ダイアログボックスを開いて設定して、完成したらワークスペースを保存します。(*3)
まずは、ワークスペースのファイルをコピーします。
1.「アプリケーション メニュー」の「新規作成」をクリック
2.「テンプレートを選択」から「acadiso.dwt」を開く
3.リボンメニューの「管理」タブの「カスタマイズ」から「ユーザ インタフェース」をクリック
4.「すべてのファイル内のカスタマイズ」の枠内で、「ACAD」の「ワークスペース」の「製図と注釈 規定(現在)」を右クリックして「複製」をクリック
次に、コピーしたワークスペースを元に、クラシック表示のワークスペースを作成します。
1.コピーしたファイルをクリックして、「プロパティ」の枠内で、名前を「AutoCAD クラシック」に変更する
2.同じく「プロパティ」の枠内で、「メニューバー」をオンにする
3.「ワークスペースの内容」の枠内で、「ワークスペースをカスタマイズ」をクリック
4.「すべてのファイル内のカスタマイズ」枠内で、「ACAD」の「ツールバー」の「+」をクリック
5.一覧から、必要な項目にチェックを入れる
6.「ワークスペースの内容」枠内の「完了」をクリック
7.「適用」をクリックしてから、「OK」をクリックして閉じる
これで、すべてのツールバーが表示されたクラシック表示のワークスペースが作成できます。
最後に、ワークスペースを作成したものに切り替えていきましょう。
1.ステータスバーの「ワークスペース切り替え」から「AutoCAD クラシック」をクリック
2.「ツール」メニューの「パレット」から「リボン」をクリックして、リボン表示を消す
3.ステータスバーの「ワークスペース切り替え」ボタンから、「現在に名前を付けて保存」をクリック
4.「AutoCAD クラシック」と入力して保存する
6.「置き換えますか?」の「置換」をクリック
AutoCADのリボンやツールバーが消えたときの復元方法
ここでは、リボンメニューやツールバーが消えたときに元に戻す方法をご紹介します。
ワークスペースを切り替えることで、ツールバーを復元します。(*4)
1.画面右下のステータスバーから、歯車アイコンの横の矢印をクリック
2.別のワークスペースに切り替える
3.使っていたのワークスペースに戻る
これで、ワークスペースを復元できます。
まとめ
AutoCADのクラシック表示のメリットは、コマンドが一覧で確認できることです。(5) リボンメニューだと隠れているタブがあって、クリックして出さなければ確認できない場合があります。 また、リボンメニューは幅が広いため、図面の上のほうが隠れてしまいますが、クラシック表示は図面が広く表示できるというメリットもあります。(5)
クラシック表示は既定のワークスペースからはなくなってしまいましたが、手動で設定することでまだまだ使うことができます。
慣れ親しんだクラシック表示で、毎日の作業を快適にしていきましょう。
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◆参考URL
*1 Autodesk Support『AutoCAD 2015 以降でクラシック ワークスペースを復元する方法』
*2 ヘルプのホームページ AutoCAD 2024『FAQ: [AutoCAD クラシック]ワークスペースはどこにありますか?』
https://help.autodesk.com/view/ACD/2024/JPN/?guid=GUID-03F19B49-1DBA-4A99-8DD0-1A63E1E8693C
*3 Autodesk Support『AutoCAD 2015 以降のバージョン でクラシック表示にすることができますか』
*4 Autodesk Support『AutoCAD 製品でリボンまたはツールバーが見つからない、空白になる(消える)』
*5 ヘルプのホームページ AutoCAD 2023『概要 – クラシック メニュー バーを表示する』