1. TOP
  2. ブログ
  3. Revit利用に際して知っておきたいナレッジベースは?おすすめの参照元や活用のポイントを紹介

Revit利用に際して知っておきたいナレッジベースは?おすすめの参照元や活用のポイントを紹介

RevitはAutodeskが提供する高機能なBIMソフトとして、世界的な人気を誇る製品です。Revitを使いこなせるようになれば、あらゆる設計業務を次世代のスタンダードにアップデートすることができるでしょう。

ただ、Revitを一から使いこなすのはハードルも高く、CAD経験がある人でもある程度の学習が求められます。そんな時に活用したいのがナレッジベースの存在で、実践的な知見を身につける上で強力な味方となるでしょう。

この記事では、Revit利用に際して参考にしたい、信頼性の高いナレッジベースや、その活用方法について解説します。

目次:

  1. Revitの強み
  2. Revit活用の課題
  3. ナレッジベースがRevit活用に与えるメリット
  4. Revit活用の際に参照すべきナレッジベース
  5. ナレッジベース活用のポイント

Revitの強み

そもそもRevitが世界的に評価されている背景には、

  • BIM運用のスタンダードである
  • クラウド運用に対応している
  • 豊富な設計機能を有している

といった強みが挙げられます。

BIM製品にもいくつかの種類が挙げられますが、相互運用を阻害する要因の一つに対応ファイル形式の違いがあります。近年、このような互換性の問題を解決するための手段として、共通規格であるIFC形式の採用が進んでいますが、RevitはこのIFC形式に標準で対応しています。

また、RevitはIFC形式に対応しているだけでなく、BIM利用のスタンダードとして業界では定着しています。他のBIM製品もRevitとの互換性を想定して設計されていることから、Revitを採用することにより、ソフト間やデータ間の違いを容易に乗り越えることができます。

Revitは専用のクラウドサービスを使って、BIMデータを共有できる点も特徴です。メールや外部ストレージなどを使ってデータを共有しなくとも、インターネット経由でリアルタイムのモデル情報を共有したり、修正やフィードバックを行うことができます。

そして何よりRevitは、豊富な機能で高度な設計を実現できるのがメリットです。あらゆる業界のBIMモデリングに対応しているので、Revitさえ導入しておけば、設計パフォーマンスの低さに悩む心配はありません。

Revit活用の課題

Revitは設計業務に携わる業界にとって、強力なソリューションとなります。一方で運用に際して大きな弊害となるのが、スキルの習得です。

RevitはCADソフトとは異なり、BIMモデリングの技術が求められます。基本的な3DモデリングのプロセスはCADソフトと同様ですが、よりデータドリブンな運用が必要です。

これまでCADソフトを触ってきた経験がある場合、運用に際して最小限の負担で使いこなせるようになるでしょう。一方で3Dモデリングの経験がない人にとって、Revitをいきなり触るというのは、多くの負担がかかります。

Revitは非常に多くの機能を備えており、ある程度経験豊富な人物でも使い方を身につけるのにはそれなりの時間が必要です。まして初めてのモデリングというユーザーにとっては、その負担がさらに大きくなることは想像に難くありません。

ナレッジベースがRevit活用に与えるメリット

上記のようなスキルアップやトラブルシューティングの問題を解決する上で、役に立つのがナレッジベースの存在です。ナレッジベースとは、その分野における知見を集約しているデータベースを指します。

業務を円滑に遂行する上では、経験を積むことにより技術を身につけることも大切ですが、知識の効率的なインプットも欠かせません。ナレッジベースを頼ることで、最小限の労力で業務上必要なRevit関連の知識をインプットすることができます。

ナレッジベースなしに知識のインプットをしようとすると、専門家に話を聞いたりインターネット上の情報から自分で必要な情報を収集する必要があり、インプットの効率が下がります。

一方でナレッジベースがあれば、短期間で効率よく情報を収集できるため、非常に便利です。

また、コミュニティ形で運営されているナレッジベースを頼ることで、常に最新のトラブルシューティング情報やアップデート情報なども共有されるため、新しい知見を得られます。

最新の情報を効率的に収集できる仕組みを頼ることで、Revitのスムーズなスキルアップを目指しましょう。

Revit活用の際に参照すべきナレッジベース

Revitのポテンシャルを最大限引き出すためのナレッジベースとして活用できるものには、主に以下の2種類が存在します。

Revitサポート

Autodeskは、公式にRevit運用に特化したナレッジベースを公開しています。各種操作方法やトラブルシューティングの方法について、バージョン別に検索できるのが便利なところです*1。

キーワードを入力することで、それに関連するナレッジが一覧表示されるため、すぐに知りたい情報へ辿り着くよう設計されています。

オートデスクフォーラム

オートデスクフォーラムは、Revitをはじめとする各種製品に特化したコミュニティサポートが受けられるサービスです。Autodeskユーザーによるナレッジ共有が行われているため、込み入った情報を調べているときに活躍します。

ユーザーの大半が海外ユーザーである都合上、やり取りされるナレッジは英語が基本ですが、非常に有益な知見を得ることができます*2。

ナレッジベース活用のポイント

ナレッジベースを有効活用する上では、まず何がわからないのかを自分の中で整理しておく必要があります。

具体的に何が理解できないのかが明らかでないと、検索すべきキーワードやトピックがわからず、必要な情報へすぐにアクセスすることが難しくなるからです。ある程度調べたいことを自分なりにリストアップした上で、ナレッジベースを参照しましょう。

また、ナレッジベースだけでなく書籍などの媒体も活用することで、より効果的なトラブルシューティングが実現します。

ナレッジベースは英語から日本語へ翻訳されたものが掲載されていたり、英語で説明が行われていたりといったケースも多く、理解が進まない場合もあるものです。一方で日本語の書籍であれば、多くの場合正しくわかりやすい日本語を参考にインプットが進められます。

まとめ

この記事では、Revit活用におけるナレッジベースの有用性や、参考にしたいナレッジベース、そしてナレッジベースをどのように使うべきかのポイントを紹介しました。

Revit運用は多機能であるが故に操作がはばかられることもあります。適切なナレッジベース活用のノウハウを学び、円滑なスキルアップを実現しましょう。

建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!

CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中

出典:

*1 Autodesk「Revitサポート」

https://www.autodesk.com/jp/support/technical/product/revit

*2 Autodesk「オートデスクフォーラム」

https://forums.autodesk.com/?profile.language=ja

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP