1. TOP
  2. ブログ
  3. strdesignの価格は高い?機能とコストのバランスを徹底解説

strdesignの価格は高い?機能とコストのバランスを徹底解説

1. はじめに

建築の構造設計に関わる方の中には、「strdesignって価格が高いのでは?」と感じている方も少なくありません。

strdesignは、主に木造住宅の構造計算や図面作成を効率化するために開発された国産の設計ソフトです。操作のしやすさや日本基準への対応力から、住宅設計を中心に広く使われています。また、オプションを追加すれば、1階が鉄筋コンクリート造・2階以上が木造というような混構造の建物にも対応できる柔軟性も備えています。

この記事では、「価格が高い」と言われることの多いstrdesignについて、その実際の価格体系や提供される機能・サポート体制を整理し、導入の検討に向けて多角的に解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、導入を検討する際の参考にしていただければと思います。

2. strdesignとは?

引用:https://www.fujitsu.com/jp/group/fjj/solutions/industry/construction/construction/strdesign/

strdesignは、日本国内の建築業界で幅広く利用されている構造設計ソフトのひとつです。特に、建築基準法などの日本独自の基準に沿った設計が行える点が評価されており、戸建住宅から公共建築物までさまざまな分野で活用されています。

構造設計ソフトを選ぶ際には、導入コストと機能のバランスが重要になりますが、strdesignは豊富なモジュールとカスタマイズ性を備えており、コストパフォーマンスの面でも多くのユーザーから高い支持を得ています。一方で、「価格がやや高めではないか」と感じる声があるのも事実です。

その背景には、充実した機能と独自のサポート体制、そして国内基準への高度な対応力が関係しています。この章ではまず、strdesignの基本的な情報と主要な機能について詳しくご紹介し、続いて他の設計ソフトとの違いや比較ポイントについて解説していきます。

2.1. 基本情報と機能の概要

strdesignの最大の特徴のひとつは、主に木造建築物に特化しつつ、混構造(RC+木造)への対応も可能という柔軟な設計範囲にあります。基本機能では、木造住宅の構造計算や伏図作成、設計図面の作成を効率的に行えるよう設計されており、さらに「混構造オプション」を追加することで、1階が鉄筋コンクリート造、2階以上が木造といった構成の建物にも対応できます。

また、設計業務における作業の流れに沿って、ラーメン構造や壁式構造といった多様な構造形式に対する入力・解析・出力が一体化している点も特長です。計算書の自動作成や図面との整合性確保といった面でも優れており、業務のスピードアップと人的ミスの削減に寄与します。

操作面でも、strdesignは初心者に配慮されたインターフェースを採用しており、ガイド機能やチュートリアルが豊富に用意されています。設定画面もシンプルで直感的に操作できるよう工夫されており、ソフトに不慣れな設計者でも段階的に操作を覚えていける設計です。

さらに、ソフト購入後のサポート体制が手厚いことも安心材料のひとつです。法改正や基準の変更に対応する定期的なアップデートが提供されるほか、操作や仕様に関する不明点については専任スタッフが丁寧に対応してくれます。常に最新状態で設計が行えるという安心感が、導入の後押しとなっている理由の一つでしょう。

このように、strdesignは構造設計の効率化だけでなく、品質向上やクライアントへの信頼構築にもつながる仕組みを備えていると言えます。ただし、それだけの機能とサポートが整っているからこそ、導入にはある程度の予算が必要になるため、価格面の理解が重要となります。

2.2. 他の設計ソフトとの比較

strdesignを他の構造設計ソフトや汎用CADソフトと比較すると、その強みがより明確になります。特に、構造計算における日本基準への対応が非常に充実している点は、国産ソフトならではの大きな利点です。公共案件や住宅性能評価対応など、法規制が厳しい分野でも安心して利用できる信頼性があります。

一方で、他社ソフトと比較した際、導入コストがやや高めに設定されていると感じるユーザーも少なくありません。構造設計ソフトは、それぞれ得意な構造形式や設計対象が異なるため、自社の設計スタイルやプロジェクト内容に合ったソフトを選ぶことが不可欠です。対応可能な階数や構造種別、設計ルールへの準拠範囲などを確認することは、価格以上に重要な判断材料となります。

さらに、strdesignでは、サブスクリプション型と買い切り型のライセンスが選べる仕組みも採用されており、長期的な運用コストに大きな違いが出ることがあります。初期費用を抑えて始めたい企業にはサブスクリプション型が適していますが、長く使い続ける予定がある場合は、買い切り型の方がコスト面で有利になることもあります。

価格だけを基準に選ぶのではなく、strdesignが提供する保守サービスや定期アップデートの充実度も含めて、コストパフォーマンス全体を評価することが重要です。たとえば、作業時間を短縮できる機能や、設計ミスを防止できる仕組みが搭載されているなら、それだけでも業務全体のコスト削減につながる可能性があります。

その意味で、strdesignは「単に安いか高いか」ではなく、「長期的に見て投資価値があるかどうか」を軸に評価すべきソフトだと言えるでしょう。実際の事例や口コミなども参考にしながら、自社の業務に最適な選択肢であるかを多面的に検討することをおすすめします。

※2025年12月末でパッケージ販売・年額サポートが終了します。購入済み製品は使用可能ですが、2026年以降はバージョンアップ提供およびサポート更新が停止します 。
※以降は、eSpot(月額サブスクリプション)または長期レンタル「eWide」利用が必須となります。
引用:https://www.fcena.jp/strweb

3. strdesignの価格体系

ここでは、strdesignの価格に関する全体像を整理します。具体的には、基本ライセンス料金、オプション追加による費用変動、そして導入後に継続して発生する保守費や更新料といった、ソフト導入時から運用までのトータルコストを解説します。

構造設計ソフトを導入する際は、本体価格だけに注目しがちですが、実際のコストはそれだけではありません。導入後のサポートやアップデート、将来的な機能追加など、長期的にかかる費用も踏まえて、事前に全体像を把握しておくことが重要です。

strdesignの場合、基本ライセンスに加えて、プロジェクト内容に応じたモジュールやオプションを組み合わせることができ、必要に応じて柔軟に構成をカスタマイズできる点が特長です。ただし、その分、組み合わせによって価格が変動するため、導入時には構成の選定が非常に重要になります。

この章では、まず基本ライセンスとオプション費用について、続いて保守費と更新料の仕組み、そして最後に購入形式の違いについて解説します。それぞれのポイントを理解することで、より納得感のある導入判断につながるでしょう。

■strdesign参考価格(2025年7月現在)

引用:https://www.cadjapan.com/products/items/strdesign/price.html

3.1. 基本ライセンスとオプション料金

strdesignのライセンス体系は、主に「基本ライセンス」と「オプションモジュール」に分かれています。基本ライセンスは、構造計算や伏図作成といった主要機能を備えた中核部分であり、導入時に必ず必要となるものです。

価格の目安としては、建物の階数や構造種別、使用する範囲によって異なりますが、一般的には数十万円からの初期費用が想定されます。この価格帯は、構造設計ソフトとしては標準的な部類に入りますが、用途や必要な精度が高まるほど、選択するモジュールが増え、結果として費用も上がっていく傾向にあります。

オプションモジュールには、たとえば特殊な接合部の検討を可能にする機能や、混構造住宅に対応する拡張機能、さらには特定工法向けのモジュールなど、さまざまな種類があります。これらの追加費用は数万円〜十数万円程度とされており、プロジェクトの内容や将来的な活用範囲を見越して取捨選択することが求められます。

なお、strdesignでは機能単位での導入が可能なため、最初は必要最低限の構成で導入し、後から必要に応じてオプションを追加していく運用も可能です。この段階的な拡張性は、無駄な投資を抑えたい中小規模事務所にとって特に魅力的です。

また、設計ソフトを価格面で比較する際には、オプションの有無や含まれている機能の範囲に注意が必要です。他のソフトではパッケージ化されている場合もあり、一見すると高く見える価格も、実は機能をフルに含んでいるケースがあります。導入検討時には、見積書の内訳をよく確認し、トータルコストでの比較を心がけるとよいでしょう。

3.2. 保守費と更新料の詳細

strdesignを導入する際は、ソフト本体の価格に加えて、運用中に発生する「保守費」や「更新料」にも注意が必要です。これらは継続的な費用となるため、導入時点で把握しておかないと、将来的な運用コストが予想以上に膨らむ可能性があります。

まず、保守費とは、ソフトウェアの安定運用を支える年間契約費用のことです。主な内容としては、法令改正への対応を含むバージョンアップ、操作や技術に関する質問への回答、トラブル発生時のサポートなどが含まれます。一般的には、数万円〜十数万円程度の範囲で設定されており、契約内容やライセンスの種類によって異なります。

また、保守契約に加入しておくことで、新機能や不具合修正のアップデートをいち早く受け取れるのも大きなメリットです。特に建築関連ソフトの場合、法改正や基準の見直しが頻繁に発生するため、常に最新の状態で設計業務を行えることは非常に重要です。

一方、更新料とは、通常のアップデートとは別に、大幅なバージョンアップ時に発生する追加費用のことです。この費用は、数年に一度のタイミングで発生することが多く、金額も比較的高額になるケースがあります。旧バージョンを継続利用することも可能ですが、新基準に対応できないと、設計内容に影響が出る可能性があるため注意が必要です。

保守費や更新料を抑えるためには、導入前にサポート内容や契約条件を詳細に確認し、自社の業務フローと照らし合わせたうえで、必要なサービスだけを選ぶことがポイントです。たとえば、社内にトラブル対応に強いスタッフがいる場合には、最小限のサポート契約で十分な場合もあります。

ただし、サポートを削りすぎると、いざというときに業務が止まるリスクもあります。トラブル発生時の対応スピードや、建築基準法改正時のフォロー体制などを見極めたうえで、必要なサポートレベルを判断することが大切です。

3.3. 購入形式の選択肢

strdesignには、主に「買い切り型」と「サブスクリプション型(定期契約)」という2つの購入形式が用意されています。それぞれにメリットとデメリットがあるため、導入目的や運用期間を考慮して適切な形式を選ぶことが求められます。

買い切り型は、一度まとまった金額を支払ってソフトを購入する方式です。初期費用は高くなりますが、長期間使用すればその分コストを抑えられるため、5年以上使い続ける予定がある企業には適した選択肢となります。ただし、別途保守契約を結ばないとアップデートやサポートが受けられない点には注意が必要です。

一方、サブスクリプション型は、毎月あるいは毎年の料金を支払ってソフトを利用する方式です。初期費用が比較的低く、常に最新バージョンを使えるという利点があります。また、保守費や更新料があらかじめ契約に含まれているプランもあるため、費用の見通しを立てやすい点も魅力です。

導入時には、strdesignのエントリープランなどを選ぶことで初期負担を抑えることも可能です。必要な機能だけを備えたシンプルな構成から始め、業務の拡大にあわせてモジュールを追加していくという段階的な導入も現実的な方法です。

このように、strdesignには柔軟な購入スタイルが用意されており、自社の規模や設計業務の性質に応じて、コストと機能のバランスを最適化できる仕組みが整っています。長期的な視点で、導入後の拡張性やサポート体制も含めて、最適なプランを選びましょう。

4. 機能と価格のバランス

strdesignは高機能であるがゆえに「価格が高い」と感じる方もいますが、それだけの価値があるという評価も多く寄せられています。ソフト一つで建物の構造計算から伏図作成、計算書出力までを一貫して行える点が大きな特長で、複数のソフトを併用する必要がなくなることが、業務の効率化やコスト削減につながっているのです。

例えば、strdesignを導入することで、業務のスピードが上がるだけでなく、設計ミスや確認申請時の指摘といった人的ミスのリスクも低減します。結果として、ソフトの導入費用以上の「成果」を生み出すケースも多く見られます。

この章では、strdesignが設計者にもたらす業務効率化や精度向上の効果について、より具体的に解説しながら、「高価格でも導入する価値があるのか?」という視点でそのコストパフォーマンスを詳しく検証していきます。

4.1. 主な価値と業務効率化

strdesignが提供する大きな価値の一つは、構造設計のプロセスを効率化しながらも、設計品質を維持・向上させられる点です。たとえば、図面に入力した部材情報がリアルタイムで構造解析と連動するため、変更が即時に反映され、手戻り作業が最小限に抑えられます。この仕組みにより、従来よりも設計スピードが飛躍的に向上します。

また、strdesignの設計フローは一貫しており、異なる工程を別々のソフトで処理する必要がないため、データの二重入力や整合性の確認にかかる時間を大幅に削減できます。これは、業務効率だけでなく、設計ミスやチェック漏れといったリスクも減らせるため、結果としてトータルの作業負担を軽減することにつながります。

さらに、構造設計においては、荷重条件や部材特性など、専門的な数値計算を伴う場面が多くありますが、strdesignではこれらを視覚的に管理しながら自動計算が行えるため、ミスを防ぎつつ、検討作業のスピードを維持できます。

こうした点から、特に公共施設や大型プロジェクトを扱う設計者にとって、業務の確実性とスピードの両立が可能になることは大きなメリットです。顧客からの信頼獲得や案件の進行管理にも良い影響を与えるため、導入による業務全体のレベルアップが期待できます。

結局のところ、strdesignは単なる構造計算ツールではなく、業務の生産性と品質を同時に高めるための統合型プラットフォームといえるでしょう。

4.2. コストパフォーマンスの分析

設計ソフトにおける「コストパフォーマンス」は、単純に導入価格だけを基準に判断するものではありません。むしろ、導入後に得られる時間短縮や人件費の削減、さらには確認申請や手戻り作業の削減といった“目に見えないコスト削減”の要素まで含めて、総合的に評価することが重要です。

たとえば、無料ソフトや部分的なツールで構造設計を行う場合、作業の分断や二重入力が発生しやすく、それに伴う人的ミスや手戻り、再作業のリスクが高まります。こうしたロスが積み重なれば、結果的にソフト費用以上の損失となることも少なくありません。

一方、strdesignは、設計と計算の機能を一体化させることで、手動での転記作業や図面修正の手間を最小限に抑えられます。また、設計変更が発生した場合でも、一貫したデータ管理が可能なため、再出力や再計算といった作業も短時間で完了できるのが特長です。

さらに、初期段階からstrdesignを導入することで、設計者自身が余計な雑務から解放され、よりクリエイティブな設計に集中できるようになるという副次的効果も期待できます。これは結果として、プロジェクト全体のクオリティや完了スピードにも直結します。

このように、strdesignの導入コストは決して安くはありませんが、得られる業務効率と信頼性の向上、そして長期的な作業コストの削減を加味すると、十分に価格に見合った価値があるといえるでしょう。実際、数か月から数年以内に投資額を回収できたというユーザーの声も多く見られます。

導入前には、自社が手がける案件の規模や業務内容を踏まえ、どれだけのコスト削減効果が見込めるかを試算しておくとよいでしょう。strdesignのコストパフォーマンスは、長期的視点で評価することが重要です。

5. 価格を抑えるポイントと導入時の注意点

strdesignを導入する際、「費用対効果を最大限に引き出すにはどうすればよいのか?」という視点が非常に重要です。機能性やサポート体制の充実度から見るとstrdesignは魅力的なソフトですが、初期費用や運用コストの負担も軽視できません。

そこでこの章では、導入前に知っておきたい費用の抑え方や、失敗しないための注意点について整理してご紹介します。ソフトの導入は、会社にとっての投資です。できるだけ無駄を省き、効果的に活用するための準備をしっかり行いましょう。

5.1. 初期費用の抑制方法

まず、strdesignの初期費用を抑える方法としておすすめなのが、「必要最低限の機能から始める」というアプローチです。すべてのモジュールを一度に揃えるのではなく、現在の業務に本当に必要な機能だけに絞ってライセンスを取得すれば、無駄なコストをかけずに導入が可能です。

また、導入後すぐにすべての機能を活用できるとは限らないため、業務に慣れてから必要なモジュールを段階的に追加する方法も現実的です。これにより、使いこなす前に高額な費用をかけてしまうリスクも避けられます。

そして、もうひとつ重要なのが、自社の業務フローをあらかじめ整理しておくことです。導入後にすぐstrdesignを活用できるよう、作業工程や役割分担を事前に見直しておけば、よりスムーズな稼働が可能となり、結果的にソフトの効果を最大限に引き出せるようになります。

このように、初期費用を抑えるには、ライセンス選定の工夫だけでなく、社内体制や導入プランの最適化もカギとなります。

5.2. 無料体験とデモの活用

strdesignを導入する前に、無料体験版やデモ版を活用することで、ソフトの実用性や操作性を事前に確認することができます。とくに初心者や初導入の企業にとっては、実際に操作してみないとわからない部分が多いため、これらの試用機会は非常に貴重です。

無料体験では、画面の構成や入力の流れ、出力される設計図面の品質などを、自社の業務フローに当てはめてチェックすることができます。業務にフィットするかどうかを見極めるには、単なる機能比較ではなく、実際の操作感が重要です。

ただし、短期間のデモや体験だけでは、すべての判断材料を得るのは難しい場合もあります。特に大規模な建築案件や、特殊な法規対応が必要なケースでは、事前に担当者へ詳細な質問リストを提出し、対応状況を確認しておくと安心です。

また、無料体験中に、実際にサポート窓口へ問い合わせてみるのも有効な方法です。対応の速さやスタッフの知識レベルを確認することで、導入後にスムーズなフォローを受けられるかどうかがわかります。実際のサポート力は、ソフトの使いやすさと同じくらい重要な評価ポイントになります。

このように、無料体験やデモは「とりあえず使ってみる」だけでなく、導入後を見据えたシミュレーションの機会として積極的に活用しましょう。

5.3. サポート体制の重要性

構造設計ソフトは、高度な専門性と正確性が求められる分野で使用されるため、導入後のサポート体制がとても重要になります。特にstrdesignのような多機能ソフトでは、操作や設定に迷うこともあるため、安心して頼れるサポートの有無は、導入の成否を左右するポイントです。

初心者の場合、マニュアルだけでは解決が難しい場面もあります。そのため、電話やメールでの問い合わせサポートに加えて、オンライン講習やオンサイト研修などの教育体制が整っているかも確認しておくと良いでしょう。メーカーや販売代理店によっては、初期導入サポートをパッケージに含めていることもあります。

また、トラブル発生時の対応速度も見逃せません。万が一、ファイルが開けない、計算結果が出力されないといった事態が起きた場合、サポート窓口が迅速に対応してくれるかどうかは、業務の継続に直結します。特に、締め切りのある設計業務においては、スピーディーな対応が不可欠です。

さらに、建築業界では法改正や新基準への対応が頻繁に行われるため、strdesignがそれに即応してアップデートされるか、アップデート内容が明確に周知されるかも重要です。これにより、常に最新の基準に準拠した設計を行える体制が維持されます。

このように、ソフトウェアの機能面だけでなく、導入後に受けられる支援の質とスピードもあわせて評価し、長期的に安心して使い続けられる体制かどうかを見極めましょう。サポート体制の充実は、費用以上の「安心感」をもたらす大きな価値と言えるでしょう。

6. まとめ

ここまで、strdesignの価格や機能、導入に関する注意点などを多角的にご紹介してきました。strdesignは、初期費用やランニングコストが一定程度かかるソフトではありますが、その分、業務効率化や設計の品質向上に大きく貢献できる点で、多くの設計者から支持を得ています。

「strdesignの価格は高いのでは?」という疑問に対しては、一概に“高い”とも“安い”とも言い切れません。なぜなら、費用だけでなく、得られる機能やサポート体制、そして長期的なコスト削減効果など、複数の観点から総合的に判断する必要があるからです。

導入にあたっては、自社の業務内容や案件規模を踏まえて、本当に必要な機能やオプションを見極めることが重要です。また、無料体験やデモを活用し、実際の使用感やサポート対応を確認したうえで判断することで、失敗のリスクを抑えることができます。

長期的な視点でstrdesignの導入価値を見極めることが、賢い選択につながります。

建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!

CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中

<参考文献>

木造建築構造計算システム「STRDESIGN(ストラデザイン)」 : 富士通Japan株式会社

https://www.fujitsu.com/jp/group/fjj/solutions/industry/construction/construction/strdesign/

STRDESIGN.pdf

https://www.fujitsu.com/jp/group/fjj/documents/solutions/industry/construction/construction/strdesign/STRDESIGN.pdf

STRWEB : 富士通Japan

https://www.fcena.jp/strweb/#top_v20.3

富士通Japan株式会社 : 富士通Japan

https://www.fujitsu.com/jp/group/fjj/
STRDESIGN 価格(ストラデザイン 価格) | 製品情報 | CAD Japan.com
https://www.cadjapan.com/products/items/strdesign/price.html

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP