名刺管理とSNSが融合。Eightを活用した新しい名刺交換のスタイル
仕事で名刺交換をする機会の多い人にとって、悩みの種となるのが名刺管理ではないでしょうか。パソコンを使って管理しようとすると、もらった名刺を見ながら連絡先を手作業で打ち込むのは面倒で手間がかかります。しかも、せっかく入力した連絡先も、年月が経過すると相手の所属先が変わっている場合があり、肝心なときに連絡が取れないこともしばしばあります。
こうした問題を解決できる画期的な名刺管理の方法があります。名刺管理とSNSを融合したクラウドサービス「Eight」です。Eightは新しい名刺交換のスタイルとして脚光を浴びています。
Eightとはどんなサービス?
Eightは、Sansan株式会社が提供するクラウドを活用した個人向け名刺管理サービスです。利用登録をすると、名刺情報をクラウド上のサーバーに保存・管理して、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で閲覧したり編集したりすることができます。
料金プランは無料のほか、月額400円または年額4,000円を支払う有料の2種類があります。無料プランでも、名刺情報の管理といった基本機能に大きな制限はありませんが、有料プランにすると保存した名刺情報をダウンロードできるなどの付加機能が利用できます。
スマホのカメラで名刺を撮影するだけで名刺情報をテキスト化
Eightは、交換した名刺をスマホのカメラで撮影するだけで、名刺に記載されている情報をテキスト化してくれるのが特長です。しかも、テキスト化は運営側が手入力で行うため、誤植がほとんどありません。
テキスト化してくれる項目は、無料プランでは入力作業が混雑していると氏名、電話番号、メールアドレスなど一部の項目のみに限られる場合があります。有料プランでは混雑状況に関係なく、所属先や住所などあらゆる項目をテキスト化してくれます。
大量の名刺画像を取り込むのも簡単です。パソコンで動作する取り込み用のソフトが用意されていて、ドキュメントスキャナと連携させることで一括処理できます。また、携帯電話会社のショップやコワーキングスペースの中には、取り込み用のソフトとドキュメントスキャナを設置した店舗があり、外出先でたくさんの名刺画像を効率的にEightへ転送することができます。
相手もEightを利用しているとLINEのようなつながりがもてる
Eightのもうひとつの特長は、名刺交換をした相手とつながりをもてる機能です。名刺交換をした相手もEightを利用していると、LINEのように友達登録が自動的に行われ、恒久的なつながりをもてるようになります。
つながりをもった人同士では、異動や転勤で連絡先情報を変更すると、つながりをもっている人全員に更新案内が通知されます。そして、更新された新しい連絡先を一覧から参照できるようになっています。つまり、Eightを利用している人同士であれば、一度名刺交換をすれば、以後は常に最新の連絡先情報を知ることができ、確実に連絡が取れる状態を保持できるのです。
Eightではさらに、Facebookのような専用のページも与えられ、つながりの関係のある人には近況のメッセージを伝えることができます。書き込んだメッセージには「いいね!」やコメントもつけられるようになっていて、SNSと同じようなやりとりができます。
名刺交換をきっかけに恒久的な人脈作りを実現
これまで名刺交換をしても、それきりで終わってしまったり、音信不通になったりして、仕事での人脈作りが思うようにできないことがしばしばありました。Eightは、名刺交換とSNSを融合させることで、つながりをもてる交流関係を構築できます。そして、お互いの連絡先を共有しあうことで常に連絡を取り合えるようになり、恒久的な人脈作りを実現してくれるのです。まさに、ITを活用した名刺交換の新しいスタイルといえます。
煩わしかった名刺情報の入力作業をなくし、かつ仕事での人脈を作りにも役立てられるEightは、利用してみる価値がありそうです。なお、個人向けのほかに、名刺情報の共有を強化した法人向けのサービスもあります。企業で導入をするときは法人向けサービスを検討してみるのもよいでしょう。