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GeneXusとは?Wagbyなどの自動生成ツールを比較して分かったこと

自分が思い描いたプログラムが自動的にアプリケーションとなったら・・・とは開発者が一度は考えたことのある夢でしょう。最近では、この夢がだんだんと現実のものとして実現しつつあります。中でも、GeneXusとWagbyとは、どちらもソースコードジェネレーターとしてはトップレベルの水準にあるといえるでしょう。どちらもデータ構造を決めてやることで、アプリケーション部分とデータベース部分を自動的に作ってくれるところまでやってくれます。

GeneXusの特徴

それではさっそくGeneXusの特徴を見ていきましょう。

コーディング作業の約80%を自動化

GeneXusなどの自動生成ツールをシステム開発などにおいて導入するにあたり、必ずチェックするべきは「どの部分を自動化するのか?」という自動化の方法についてです。これまでのソースコードジェネレーターは、自動化と言っても結局人間の補助する部分が多く、全体としてみると、人間がソースコードを書く時に一部補助的に半自動化できる、といった程度のものが多かったと言えます。
ところが、GeneXusではなんとコーディングの約80%の工程を自動で行うことができます。つまり、そのぶん納期を大幅に短縮することができます。と同時に、開発コストを抑えることができるのも魅力的ですよね。また、システムに機能の追加や変更が必要になっても、エクセルファイルを編集するような感覚で仕様書のみを変更すれば、瞬時に対応が可能です。

様々な言語に変換できる独自言語

GeneXusでは、独自に用意されたGeneXus言語でアプリケーションの仕様を記述します。つまりJavaやRuby、C♯といった言語を使ってコーディング作業をする時に、個別にJavaのクラス関連のコーディングを支援したりRubyの規約に則った言語を生成したり、C♯のライブラリを上手に使いこなしながらプログラミングしたりといった支援をするのではありません。
いったんGeneXus言語で記述すれば、完成したコードを簡単にJavaやRuby、C♯に変換処理をしてくれるので、1度書いたら著名な言語ですぐに実行させることができるのです。

GeneXus独自言語の習得がカギ

一度書いたら様々な言語の変換できるGeneXusですが、その独自言語をマスターするためには少々努力がいります。日本語で書かれたテキストが少ないこともあって英語が苦手な人は、その部分で少しハードルがあるかもしれません。
その他全般的な特徴ですが、GeneXus は開発者に一人に対するライセンスとして提供されていますので、ツールの管理も容易です。

Wagbyの特徴

今度はGeneXusと並び称されるWagbyの特徴ですね。それではさっそく見ていきましょう。

Webブラウザベースなので、誰でもすぐに開発が始められる

GeneXusがEclipse拡張だったのに対し、WagbyはWebブラウザベースなので、Eclipseの経験のないエンジニアでもすぐに操作になれることができます。

目指すのは開発生産性10倍アップ

GeneXusでは、GeneXus独自言語から生成されたソースコードを手直しせずにそのまま使えるという部分にこだわりがありました。もちろんWagbyでも多くの部分をプログラミング作業なしで仕上げることができますが、Wagbyでは全体の開発生産性10倍というところに重きをおいています。ソースコードだけでなく設計情報から業務ルール、画面、データベーススキーマなどを自動化の対象としている点が特徴と言えるでしょう。

生産性10倍のためなら、ノンプログラムにもこだわらない

ソースコードの完全自動だけにこだわらず、「カスタマイズを前提とする自動開発」モードで開発することもできます。Wagbyでは生成されたコードのカスタマイズができるので、何度でも仕様変更をすることができます。仕様変更した後は、定義ファイルを書き換え、ビルドし、再びソースコードを評価して仕様変更を繰り返すことで、理想とする機能に近づけて行くというスタイルで開発を続行することが可能です。
Wagbyのライセンスは、GeneXusのような開発者ライセンスではなく、案件ごとに発行されます。案件が同じなら開発者の分だけライセンスをコピーして使うこともまったく問題ありません。

さて、いかがですか?
現在ソースコード自動生成ツールとして必ず名前のあがるGeneXusとWagbyですが、特徴を検討してみると、その自動化の思想はけっこう違っているようですね。さて、あなたはGeneXus派ですか?それともWagby派ですか?

 

 

 

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