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初心者でも分かるAR、VRのポイント

まずはARとVRの違いについて

 

ARとはAugmented Reality(拡張現実)と呼ばれるもので、現実の世界にスマホなどのコンピューターを使って、画像や動画などの情報を付け足す技術です。
そのまま見たら何もない場所でも、スマホをかざして見た世界にはキャラクターやモノなどがあちこちに表示されるという感じです。

一方VR(Virtual Reality )は、現実や実物として存在しないものの、あたかも実際にあるものとして体験できる、仮想現実的なコンテンツを指します。
ARは現実を、VRは現実ではない世界をベースにして作られたコンテンツということができますので、両者は似て非なるものと言えます。

 

 

初心者にも分かるARの仕組み

 

ARはデバイス、もしくはプラットフォームがあれば視聴できるので、VRコンテンツの視聴に無くてはならないヘッドマウントディスプレイは、必ずしも必要ありません。
ARを使ったコンテンツで一時流行したのが、ポケモンGoです。
現実には見えないポケモンたちが、スマートフォンをかざしてみることで、ユーザーの目の前に現れるという仕組みになっています。
ポケモンだけでなく、AR機能が利用された企業のキャンペーンは増えており、商品をスマホにかざすとキャラクターが現れるといった仕掛けを施し、集客ツールとしての活用※も見られます。
ARのコンテンツはスマホだけで利用できるものもあれば、ARグラスやゴーグル、ヘッドセットといったARデバイスを介して利用するものもあります。
ARの開発は、Googleなどからリリースされている開発プラットフォームを利用して行います。

※事例(ほんの一例)
・「ケンタッキーフライドチキン」
KFC WOW@25 CAMPAIGN
同社のインド版キャンペーンで、スマホを紙幣にかざすと手持ちのお金で食べられるメニューが現実空間に現れる

・「IKEA」
IKEA Place
部屋の中にARで家具を配置できるアプリ。

ARを利用したコンテンツは今のところ、商品やサービスを売るためのガチガチのプロモーションツールとしてではなく、その会社の商品やサービスをより良く知ってもらうためのコンテンツとして作られるケースが多くなっています。
ARコンテンツはその独特のビジュアルと、ビジュアルが生み出す今までどのコンテンツにも無かった訴求力を生かし、ユーザーが気軽に視聴し、商品の「本質」を理解してもらうための手段の一つになっています。

ARのポイントをまとめると
・プロモーションに使用できる
・消費者と企業をつなぐコミュニケーション手段になる
・ユーザーが気軽に体験できる
・遊び、教育、設計、シミュレーションなどいろいろな分野に実用できる

 

 

初心者にも分かるVRの仕組み

 

一方VRはというと仮想現実の世界に没入し、疑似体験の世界を楽しむものです。現実の世界とは全く別に、コンピューターという限定された空間で、エンターテインメントコンテンツを体験する向きが強いでしょう。
遊びだけでなく、教育や仕事、広告といった分野で活用できるARに対し、VRはどちらかと言うと遊びや楽しみといった分野に特化しています。
ただ最近ではVRもビジネス分野での活用が目立ってきています。たとえば不動産会社、住宅メーカーが見込み客に対し、建設中の物件をVRをつかって疑似体験してもらい、購買後のイメージを膨らませてもらうためのコンテンツなどがあります。
また医療の現場やメンタルヘルスで患者を治療するときにもVRが用いられることも。
スポーツ分野でも選手のトレーニングにVRが使われたり、より臨場感のあるスポーツ観戦が楽しめたりします。最近ではVR映像配信サービスがワールドカップやオリンピックなどの大きなスポーツイベントで行われるなど、次第にさまざまな分野に浸透しつつあります。

VRのポイントをまとめると
・コンピューター内で完結するコンテンツ
・ヘッドマウントディスプレイが必要
・消費者と企業をつなぐコミュニケーション手段になる
・視聴ツールが必要なため気軽に体験できるわけではない
・活用できる分野がARに比べ限定されている。

 

AR、VRともに今後の発展性がある分野です。
ARは様々な企業がコンテンツを作ることで、またVRはいろいろな分野で浸透し始め、私たちの生活の身近なところまで来ています。
ぜひ両者の利点を把握し、コンテンツの企画や開発を進めていきましょう。

(2018年7月24日アップデート)

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