Apple WatchのLTE対応で何が変わったか


Apple Watchは、2017年9月に発売されたSeries 3からLTE通信+GPSモデルを追加しました。LTE対応のセルラーモデルは、SIMカードが組み込まれているため、単体で通話できます。従来の製品でもiPhoneで受信した通話をBluetoothでペアリングしたApple WatchあるいはiPadやMacなどの端末で会話できました。しかし、セルラーモデルのApple Watchでは、単体で会話やメッセージの送受信が可能になりました。

スマートウォッチ単体で通話ができたり、メッセージの受信や返信ができたりすることは非常に便利です。極端なことをいってしまえば、広い画面を必要とするゲームなどをしないなら、iPhoneを持ち歩かなくてもApple Watchでこと足りてしまいます。

結果として、スマートウォッチ市場で、Apple Watch Series 3はぐんと売れるようになりました。市場占有率を大幅に伸ばしました。

 

 

LTE対応で市場の約6割を獲得

 

調査会社Canalysによると、2018年第1四半期におけるウェアラブルバンド型のデバイスの出荷本数は2,050万本で、前年同期比35%の伸びでした。このうち、スマートウォッチは売上ベースでは80%、本数ベースでは43%を占めています。
ウェアラブルバンドとは、スマートウォッチの他にジョギングなどのスポーツで活動量を測定する、いわゆるリストバンド型のデバイスを含みます。

スマートウォッチに限定すると、トップシェアはAppleで380万本を出荷。さらにLTE対応のセルラーモデルでは市場の59%を占めています。LTE対応は通信キャリアにも歓迎され、Apple Watch Series 3が売上を伸ばした理由はLTE対応にあったとCanalysは分析します。

Apple自体も2018年第2四半期(2018年1〜3月)の業績は予想を上回る好調でした。さらにティム・クック最高経営責任者(CEO)は、Apple Watchの売上が過去最高であったことを公表しています。

一方、Wear OSによるAndroidの製品には、残念ながらApple Watch Series 3に対抗するレベルのLTE対応スマートウォッチがありません。そこで苦戦を強いられているようです。HuaweiをはじめとしたメーカーにはLTE対応モデルがありますが、OSの完成度、ハードウェアのスタイリッシュな外観、アプリの充実面などからApple製品と比較して消費者に対する訴求力が弱い状況です。

 

 

Apple Watch でMVNO は契約できるのか

 

LTE対応のApple Watch Series 3で気になるのは「MVNO は契約できるのか?」ということではないでしょうか。MVNO(Mobile Virtual Network Operator)は、主要キャリア以外の他社の事業者から通信サービスを受けることです。格安SIMなどを提供する事業者を利用すれば、通信コストを抑えられます。

結論から言ってしまえば、Apple Watch Series 3でMVNOはできません。というのは、Apple Watch Series 3で使われているSIMが「eSIM」と呼ばれる内蔵型のSIMだからです。通常のSIMカードはスロットに出し入れできるので、スマートフォン本体に格安で通信サービスを提供している会社のSIMを差し込めば、データ通信や通話ができます。しかし、Apple WatchではSIMが取り替えられないため不可能です。

そこで、主要キャリアと契約することが必要です。ドコモでは「ワンナンバーサービス(月額500円)」、KDDIでは「ナンバーシェア(月額350円)」、ソフトバンクでは「Apple Watch モバイル通信サービス(月額350円)」があります。ただし、注意すべき点は、iPhoneを契約したキャリアのサービスでしか使えないことです。(2018年5月27日現在)。

 

 

「スマホ忘れた!」でもLTE対応なら大丈夫

 

個人的には、いつからか腕時計をしていません。「時間に縛られたくない」考えがあったわけではなく、スマートフォンさえ持っていれば時間の確認に問題なかったからです。

ところが問題は、スマートフォンを家に置き忘れてきた場合です。時間がまったく分からずに、路上で途方に暮れることになります。東京で時間を確認できる場所は、意外なことに少ないものです。時計があるコンビニエンスストアの店舗で時間を確認できればラッキーですが、時計を設置していない店舗もあります。また、バッテリーがなくなると同じ状態になります。うっかりスマートフォンを自宅に置き忘れたときには、非常に困りました。

ところが、Apple Watch Series 3のようなLTE対応のスマートウォッチがあれば、時間の確認はもちろん、メールの着信を知ることができます。寝るときは外すとしても、腕に巻いておけば置き忘れることがなくなります。また、スマートフォンのようにカバンから探し出して取り出す面倒もありません。

この快適さがスマートウォッチの利点ではないでしょうか。実際にスマートウォッチの利用者には、手放せないウエアラブルデバイスになっている人も多いようです。

 

 

サークルフェイスのApple Watchは登場するか

 

Apple WatchはSeries 3まで、ほぼ外観を変えていません。しかし今後は、サークルフェイスのApple Watchが今後登場する可能性があります。というのは、米特許商標庁(USPTO)が、Appleが円形ディスプレイの特許を取得したことを公開したからです。

LTE対応のセルラーモデルで売上が好調なApple Watchだけに、今後の展開が楽しみですね。

 

 

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