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AppleのHomePodを日本発売前にリサーチ

「HomePod」は、2017年6月に開催されたアップルの開発者向けイベント「WWDC 2017」で発表されたアップル製のスマートスピーカーです。2018年2月にアメリカ・イギリス・オーストラリアで、2018年6月にはカナダ・フランス・ドイツで発売が開始されました。2018年8月現在、日本での発売はまだ発表されていません。日本では発売前ですが、Appleの製品とサービスの愛用者なら、関心のある方も多いはずです。日本発売前に「HomePod」の性能や特徴をリサーチしてみました。

 

 

Appleのスマートスピーカー「HomePod」

 

対話が可能なAI(人工知能)を搭載し、音声で操作できる家庭用のスピーカーは、スマートスピーカーあるいはAIスピーカーと呼ばれています。Appleの音声アシスタントと言えばSiriですが、HomePodはSiriが搭載されたスマートスピーカーです。HomePodに搭載されたSiriは、音楽や情報の検索をしたり、IoT家電の操作をしたりする際の手助けをしてくれます。ただし、現在の「HomePod」は、「Apple Music」や「HomeKit」など、Appleのサービスや機能のみに対応したデバイスです。

 

 

「Apple Music」と連携することで性能を発揮する「HomePod」

 

HomePodは、Appleの音楽配信サービス「Apple Music」と連携し、音声操作で好みの曲を再生してくれます。「Apple Music」は、4,000万曲以上が揃うアップルの定額制音楽聴き放題サービスです。HomePodは、「Apple Music」の4,000万曲の中から、ユーザー好みの曲を探したり、新しい音楽を発見したりする手助けをしてくれます。

また、HomePodは、オーディオ機器としての性能を重視したスマートスピーカーです。「Apple Music」を利用している方には、HomePod購入のメリットが大きくなるでしょう。

Apple機器には、再生したい音楽などをネットワーク経由で他の機器でストリーミング再生するAirPlayという機能があります。AirPlay機能を使えば、「Apple Music」以外の音楽配信サービスでもiPhoneなどを使って、HomePodにストリーミングすることが可能です。しかし、この使い方では「Apple AirPlay」対応の他社製ワイヤレススピーカーでも可能です。スマートスピーカーであるHomePodの性能を発揮するには、Apple Musicと連携した方がよいでしょう。

 

 

「HomeKit」対応製品によるスマートホーム化には「HomePod」がお勧め

 

スマートホームとは、自宅の家電製品などの機器を相互に接続させ、更にインターネットやクラウドサービスとも連携し、生活の利便性を向上させることです。そして、スマートホームを実現するために、多くのIoT製品が発売されています。

「HomeKit」は、アップルが提唱している、スマートホーム化のための開発システムです。「HomeKit」対応の家電製品は、iPhoneやiPadが家電リモコンとして使え、Siriによる音声操作も可能です。家電以外にも多くの「HomeKit」対応製品が発売されていますが、「HomePod」を導入すれば、より快適なスマートホームを実現できるでしょう。スマートスピーカーによる音声操作は、快適なスマートホームの実現に有効なはずです。

 

 

HomePodの内部構造と性能

 

HomePodは、頭脳となるA8チップを搭載し、上部に1つの大型ウーファー、下部に7つのツイーターを備えています。簡単に言うと、ウーファーは低音域を、ツイーターは高音域を担当するスピーカーです。7つのツイーターは、それぞれにアンプ(電気信号を増幅する機器)が付き、ビームフォーミング機能も備えています。この場合のビームフォーミング機能とは、特定の方向に音を広げる技術のことです。

そして、真ん中に6つのマイクが搭載されています。6つのマイクは、Siriを呼び出したり、音響測定をしたりするためのものです。音響測定機能により、置き場所を検知し音響を自動調整する、自動室内感知テクノロジーは、HomePodの優れた特徴の一つです。また、6つのマイクとエコーキャンセレーション(エコーを除去する処理)により、Siriは遠くのどの方向からの声でも、また大音量の中でも、人の声を理解します。

HomePodは、他社のスマートスピーカーと比べ、オーディオ機器としての性能が重要視されていると言えるでしょう。

 

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