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ウェアラブル市場シェア1位Apple Watchに肉薄する第2位のブランドの恐るべき戦略。

最近、Apple Watchが売れはじめているという実感はとてもあります。

東京で地下鉄などに乗っているとるとよく見かけるようになったからです。

iPodやiPhoneが大ブレイクする前もこんな感じでした。

 

と、それはあくまでも私の主観的な曖昧な印象にすぎないですが、

実際にIT系の市場調査会社IDC(International Data Corporation)のレポートによると、Appleは2018年第二四半期(1-3月)4ヶ月間だけで、全世界でApple Watchを470万台出荷しているのです。

参考記事:Worldwide Wearables Market Ticks Up 5.5% Due to Gains in Emerging Markets, Says IDC

それはApple Watchはじめスマートウォッチやリストバンドなどいわゆる「ウェアラブル」市場の全出荷台数2790万台の17.0%を占めており出荷台数でトップに立っています。

さらに言うと、それまで高級腕時計メーカーとして売り上げ世界一を誇るロレックスの売り上げをも超えており(※)、

現在、Apple Watchは名実ともに世界一の腕時計メーカーとなっているのです。

(※参考記事:Apple Watchがロレックスを破り、腕時計業界収益No.1に

(図表:Worldwide Wearables Market Ticks Up 5.5% Due to Gains in Emerging Markets, Says IDC

 

で、気になったのですが、Apple Watch以外で売れているウェアラブルってどんなものがあるんだろう?

Apple信者の私には、Appleの製品しか目に入ってこないわけでして、しかもそれが出荷台数No.1と言われれば、それ以外の製品に全く目がいかないのであります。

しかし、上記IDCが発表しているレポートをよく見てみるとAppleに肉薄しているブランドがあります。

品出荷台数420万台、シェア15.1%のXiomiです。

 

皆さんはXiomiと言うブランドをご存知でしょうか?

Xiomiは中国の三大スマホメーカーに数えられる大手家電メーカーです。

 

ただ創業は2010年ととても若く、最初に注目されたのは「小米手機(mi phone)」と呼ばれる安価かつ高品質なスマートフォンをリリースしたことでした。

小米手機はAndroidベースとは言えはっきり言うとiPhoneのパクリだったのですが、そのパクリ方が良い意味で非常に上手く、当時新進気鋭の家電メーカーとしてあっという間に中国有数のスマホメーカーに登りつめたのです。

2010年代以降に世界的な大手メーカーとして生き残った携帯電話メーカーは、多かれ少なかれアップル社に倣ったマーケティング手法を取ることになったが、2014年当時、まず新興のシャオミが露骨にアップルを意識したマーケティングで大手メーカーに成り上がったため、メディアではしばしばアップルと比較された

引用:wikipedia

現在では、中国国内だけではなくインドのスマホ市場でサムスンと激しいシェアトップ争いをするまでに成長しています。

参考:インドでスマホ市場1位、中国シャオミがサムスンを抜いた理由

 

つまりは、とても勢いのある会社なのです。

そのXiamiが販売しているウェアラブルガジェットとは、どんなものなんだろう?俄然興味が湧きました。

そしてそのXiamiが現在販売中のスマートウォッチこそが「Mi Band 2」です。

 

Xiami HPからその特徴を確認したところ

・スマートフォンへの各種プッシュ通知

・歩数計・飛距離・燃焼カロリー測定

・心拍数の計測機能付き

・睡眠時の浅い眠り・深い眠り(ノンレム睡眠)の自動測定が出来る

・軽量な本体

・フル充電で約20日間動作

通話や電子マネーの利用などは出来ませんがApple Watchでもよく利用されている機能がいくつも搭載されています。

特にフル充電で20日間も動作することはApple Watchがたった1日しか持たないことを鑑みれば大幅に優れていると言えます。

 

そしてただただ驚いたのは価格です。

なんと日本円で約3000円ほどなのです。

Apple Watchが現在36,800円で売られていますのでその価格は10分の1です。

「安いから売れて当然だ」と言うのは早計です。この製品の価格設定は今のところ大成功していると言えます。

Mi Bandは、Apple Watchのシェア17.0%に続き、第2位の15.0%のシェアを誇るのです。

シェアを獲得することで、今後様々な展開が期待出来ます。

日本の家電メーカーが世界で見なくなって久しいですが、今後はアメリカvs中国の激しいシェア争いを予感させるウェアラブル市場での争いです。

▽apple watchの関連記事はこちら

AppleWatchのディスプレイが新しくなるのはいつ

 

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