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Facebookが発売したスマートディスプレイ「Portal」の使い道を探る


最近では「Amazon Echo」「Google Home」「Apple HomePod」といったスマートスピーカーの普及が進んでいます。さらに、スマートスピーカーにディスプレイを搭載した、スマートディスプレイの発売が始まりました。情報を音声だけでなく画面でも確認できるため、より生活が便利になります。

この記事では以下の三つのことが分かります。
①スマートディスプレイを使うメリット
②「Facebook Portal」の特徴と使い道
③「Facebook Portal」の懸念点

これらのポイントを詳しく解説していきます。

 

スマートディスプレイを使うメリット

 

スマートディスプレイを既に利用しているという方は少ないはずです。日本で販売されている主なスマートディスプレイはAmazonの「Echo Spot」のみとなっています。欲しいと思っても商品の選択肢が少なく、普及には程遠い状況です。
しかし、世界では既に数種類のスマートディスプレイが発売されています。Amazonの「Echo Spot」と「Echo Show」、Lenovoの「Smart Display」、JBLの「LINK VIEW」、Googleの「Home Hub」、Facebookの「Portal」などが有名です。
スマートディスプレイは、スマートスピーカーと比べ主に三つのメリットがあります。
・情報を素早く正確に確認できる
・新たな使い道が広がる
・コミュニケーションとより相性が良い
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

 

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情報を素早く正確に確認できる

 

スマートディスプレイは音声に加えて、画面でも情報を表示します。耳だけでなく目でも確認できるのが大きな特徴です。例えば、スマートスピーカーには「情報を聞き漏らす」「長い文章の確認に時間がかかる」「人名や地名を読み間違える」といった不満がありました。しかし、画面による情報があれば、これらの問題は解決できます。
例えば、レシピ、交通手段、買い物などの情報は音声よりも画面の方が正確です。また、地図や外観といった画面でしか分からない情報もあります。音声と画面の両方で確認できる点で、スマートスピーカーよりもスマートディスプレイの方が優れていると言えるでしょう。

 

新たな使い道が広がる

 

スマートディスプレイは、スマートスピーカーではできない新たな使い道が広がります。真っ先に思いつくのは、動画の再生や写真の表示といった機能です。ですが、使い道はそれだけではありません。
例えば、スマートディスプレイは部屋の様子を確認するウェブカメラの役割を果たします。外出先から子供やペットの様子を見る、防犯のために設置するといった使い方が可能です。タブレットと違い、置き場所を固定すべき使い方と相性が良いのが特徴です。
また、料理をしながらレシピや調理法を見るといった使い方もできます。動画で見られる点はスマートスピーカーよりも優れており、画面へのタッチが必要ない点はタブレットよりも優れています。

 

コミュニケーションとより相性が良い

 

スマートディスプレイが一番力を発揮するのは、遠隔地とのコミュニケーションです。ビデオ通話によって、映像と音声の両方を共有できます。マイクやカメラの性能が優れているため、まるで一緒にいるかのような雰囲気を味わえます。
タブレットと違うのは、起動の必要がなく音声で通話を受けられる点です。その他、相手の在宅確認や人物へのフォーカスができる機器もあり、より自然に会話できるように工夫されています。
多くのスマートディスプレイは二台以上の購入を前提としています。設置した場所同士のコミュニケーションを想定しており、遠く離れた家族や両親と一緒に使うことでより利便性を実感できます。

 

「Facebook Portal」の特徴

 

海外では既に多くの企業がスマートディスプレイを販売しています。2018年11月12日にFacebookが「Portal」を発売し、新たにスマートディスプレイの市場に参入する形となりました。「Portal」には今までのスマートディスプレイにない特徴があります。詳しく見ていきましょう。

 

コミュニケーション機能への特化

 

「Portal」はスマートディスプレイの中でも、ビデオ通話でのコミュニケーション機能に重点を置いています。前面に搭載するカメラは、140度の広角カメラで非常に広い範囲を映し出します。さらに1200万画素と他メーカーのスマートディスプレイに比べて画素数が高く、より綺麗な映像を表示できます。
カメラの映像はAIにより映像処理されるため、映る人物が複数であっても自動的に画面範囲が調整されます。また、人物が動いた際にも、映像は人物を追尾していきます。これはカメラを動かしているわけではなく、人物を認識しソフトウェアで処理しています。
また、通話中の画面には様々なエフェクトを加えられます。ARと呼ばれる拡張現実を利用して、キャラクターになりきることも可能です。コミュニケーションの促進に良い効果を発揮するでしょう。
さらに、相手が「Portal」を持っていない場合であっても、Messengerアプリを利用することでビデオ通話ができます。Facebookで繋がっている友人との会話も可能です。

 

プライバシーとセキュリティの強化

 

スマートディスプレイで気になるのは、プライバシーやセキュリティが守られているかどうかです。「Portal」を発売しているFacebookは、通話内容を聞いたり保存したりしないことを明言しています。
パスワードで画面をロックできるほか、ワンタップでカメラとマイクの機能をオフにできます。また、専用のカメラカバーが付いており、心配な方は物理的にも隠すことも可能です。
カメラで使われるAI技術に関しても、インターネットに接続せずに機器本体で動作しています。カメラは人間の顔は認識しますが、個人は特定しません。ビデオや音声に関しても暗号化されるため、内容を第三者が読み取ることはできません。

 

「Facebook Portal」の懸念点

 

「Portal」は、Facebookが初めて発売したスマートディスプレイです。ハードウェア市場へ進出する足掛かりを築くためにも、重要な位置付けの製品です。コミュニケーションへの特化を前面に押し出した意欲作ですが、気になる点もいくつか見られます。他メーカーのスマートディスプレイと比べた懸念点を記していきます。

 

アプリケーションについての不満

 

ビデオ通話に特化している分、アプリケーションの少なさが気になります。動画のアプリはYouTubeなど一部に限られ、Hulu、Netflix等の動画配信サービスは利用できません。
また、音声アシスタントとして「Hey Portal」と「Alexa」の二種類が付属している点も気になります。電話をかけたい場合は「Hey Portal」、天気を尋ねたい場合は「Alexa」と用途によって使い分ける必要があり、ユーザーを混乱させます。
Webを表示するためのブラウザも付いていないため、タブレットのような使い方を想像していると不満を感じるかもしれません。

 

データセキュリティの心配

 

Facebookは、2018年9月に数千万人のアカウント情報が流出したデータ漏洩問題を起こしたばかりです。「Portal」に直接的な影響を及ぼすわけではありませんが、消費者としてはデータセキュリティに関して心配になります。
また、Facebookはビデオ通話の長さや頻度といった利用状況の情報を収集し、そのデータを広告等に役立てると述べています。映像や通話内容を記録されることはありませんが、利用に関してのデータを収集されるのは気分が良いものではありません。

 

Facebookのアカウントが必要

 

「Portal」でビデオ通話を利用するためには、Facebookのアカウントが必要です。既にアカウントを持っている人は、特に問題ありませんが、持っていない人は新たに登録する必要があります。
「Portal」では、遠隔地に住む高齢の両親に孫の顔を見せるといった使い方が考えられます。高齢者やIT機器の操作に疎い人にとっては、アカウントの登録も一苦労です。タブレットの操作に苦手意識を持つ人がメインターゲットになりそうなのに、機器の利用に手間が必要な点はマイナス要素です。

 

まとめ

 

「Portal」はスマートディスプレイの中でも、特にカメラの性能や画像処理のAIが優れています。ビデオ通話という利用用途に関しては、他の機種と比べて高い満足度を感じるはずです。
ただ、動画や音楽の視聴といった他の用途で使うためには不満が目立ちます。普段タブレットを使い慣れている人には、大きなメリットが見られません。遠隔地に住むご両親にプレゼントするなど、特定の目的に特化した使い方をお勧めします。

 

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