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Amazonプライムが年会費アップする理由とは? 海外との比較も

アマゾンジャパンは2019年4月、Amazonプライムの年会費を3,900円(税込、以下同)から4,900円へと1,000円アップしました。月会費の場合は400円から500円への値上げです。

なぜ、Amazonプライムの年会費がアップしたのでしょうか?

アメリカのAmazonでAmazonプライムの年会費がアップしたときは、配送料の負担の増加を理由にしていました。しかし、日本ではとくに理由は発表されていません。

この記事ではAmazonプライムについて、Amazonプライム会員が受けられるサービス、日本と海外のAmazonプライム年会費の比較、年会費アップの理由などを解説していきます。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
・Amazonプライムとは?
・Amazonプライム会員が受けられるサービス
・日本と海外のAmazonプライム年会費の比較

Amazonプライムとは?

Amazonプライムとは、AmazonがAmazonユーザー向けに展開している有料会員サービスです。

会員になるとAmazonが発送する商品の配送料が無料になり(通常は2,000円以上の購入で無料。2,000円未満は400~440円が必要)、商品が最短で翌日に届く「お急ぎ便」、当日に配送する「当日お急ぎ便」、商品のお届け日を指定できる「お届け日時指定便」、東京や大阪などの一部の対象エリアのみ2時間でお届けする「Prime Now」を利用できます。

また、映画やドラマなどを視聴できる「Prime Video」、マンガ・小説・雑誌など特定の本を読める「Prime Reading」、100万曲以上が聴き放題になる「Prime Music」なども利用できるようになります。

Amazonプライムの料金

Amazonプライムを利用したい場合、以下の会費(料金)を支払う必要があります。

Amazonプライム 年間 月間 無料体験期間
年会費 4,900円 約408円 1ヶ月
月会費 6,000円 500円 1ヶ月

年間にすると金額は大きくなりますが、年会費を月間に直すと約408円です。Amazonで月に1回2,000円未満の買い物をするだけで元が取れてしまいます。

なお、学生には年会費、月会費が半額になる学生プランの「Prime Student」が用意されています。

Prime Student 年間 月間 無料体験期間
年会費 2,450円 約204円 6ヶ月
月会費 3,000円 250円 6ヶ月

「Prime Student」は学籍番号か学校発行のEメールアドレスがある大学生のみ利用できます。

Amazonプライムで利用できるサービス一覧

Amazonプライム会員になると、以下のサービスを利用できます。

無料の配送特典

対象商品のお急ぎ便、お届け日時指定便を無料で利用できます。

特別取扱商品の取扱手数料が無料

Amazonプライム対象商品の一部特別取扱商品の取扱手数料が無料になります。

Prime Now

東京都・神奈川県・千葉県・大阪府・兵庫県の対象エリアのみ、商品が最短2時間で届きます。

Prime Video

特典対象の映画やテレビ番組が見放題になります。

Prime Videoチャンネル

月額定額料金で各チャンネルを視聴できるサービスを利用できます。

Prime Music

100万曲以上の楽曲やアルバム、プレイリストを広告表示なしで視聴できます。

Amazon Photos

Amazon Driveに写真を容量無制限で保存できます。

プライム・ワードローブ

レディース、メンズ、キッズ&ベビー用の服、靴、ファッション小物のなかから対象商品を、購入する前に試着できます。商品が届いた翌日から最長7日間試すことができます。

購入を決めた商品のみ代金を支払い、残りは返送します。

Amazonパントリー

食品や日用品を中心とした低価格の商品をダンボール箱に詰めて購入するサービスを利用できます。

ダンボール箱はひと箱あたり390円です。ダンボール箱がいっぱいになると、2個目のダンボール箱を購入する必要があります。

プライム会員限定先行タイムセール

タイムセールの商品を、通常より30分早く注文できます。

Kindleオーナーライブラリーの利用

対象タイトルの中から好きな本を1か月に1冊、無料で読むことができるKindleオーナーライブラリーを利用できます。

ただし利用するにはKindle端末が必要です。

Prime Reading

対象のKindle本(雑誌、マンガ、Kindle Singlesを含む)を追加料金なしで読めます。

Amazon Music Unlimited

Amazon Music Unlimitedの月額料金(個人プラン)が割引されます。

また、お得な年額料金プラン(個人プランおよびファミリープラン)も利用できます。

Amazonファミリー特典

ベビー用おむつやおしりふきなどが、定期おトク便で15%オフになります。

また、子供の情報を入力するとファミリー限定セールにも参加できます。

Twitch Prime

ゲーム動画配信サービス「Twitch」の有料サービス「Twitch Prime」を無料で利用できます。

「Twitch Prime」会員になると、配信者へのスポンサー登録が無料でできるようになります。また、特典として毎月ゲームやゲーム内コンテンツを無料で受け取れます。

家族と一緒に使い放題

本人のほかに、同居している家族を2人まで家族会員として登録できます。

プライムペット

飼っているペット(犬・猫)の犬種・猫種、誕生日などの情報を登録すると、ペット情報にあわせた情報、おすすめ商品、およびお得なセール情報を見ることができます。

プライム限定価格

一部の対象商品を、通常の価格よりも割引されたプライム限定価格で買うことができます。

日本と海外のAmazonプライム年会費の違い

このように利用するサービスが多ければ多いほどAmazonプライムはお得になります。

一方、Amazonプライムは国によって価格が大きく異なります。

たとえば日本のAmazonプライム年会費が4,900円なのに対し、アメリカのAmazonプライム年会費は119ドルです。日本円にすると約13,000円になります。

各国のAmazonプライム年会費

各国のAmazonプライム年会費は次のとおりです。

年会費 日本円
日本 4,900円
アメリカ 119アメリカドル 約13,000円
イギリス 79ポンド 約10,500円
イタリア 36ユーロ 約4,300円
インド 999インドルピー 約1,600円
オーストラリア 59オーストラリアドル 約4,400円
カナダ 79カナダドル 約6,500円
スペイン 36ユーロ 約4,300円
中国 288元 約4,500円
ドイツ 69ユーロ 約8,300円
フランス 49ユーロ 約5,900円
メキシコ 899メキシコペソ 約5,100円

日本のAmazonプライム年会費はアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツと比べるとかなりお得なことがわかります。だいたいイタリア、オーストラリア、スペイン、中国、メキシコと同じくらいです。

ただし、最大でアメリカ並になる可能性があることは覚えておきましょう。

サービスの拡充が値上げの理由?

もちろん日本ですぐにAmazonプライム年会費がアップするわけではありません。

2019年4月に年会費がアップした理由には、サービスの拡充が考えられます。

たとえば「Twitch Prime」の会員に対して2019年3月28日から9月24日までの期間、月額300円の「Nintendo Switch Online」が最大12ヶ月間無料になる特典が配布されています。

また、ゲームも2019年7月1日から8月1日までの期間、「For The King(2,050円)」、「The Escapists(1,780円)」、「Cultist Simulator(2,050円)」、「Yooka-Laylee(3,980円)」の4本を無料でダウンロードすることができました。

無料で「Twitch Prime」会員になっているAmazonプライム会員は、これらをダウンロードするだけでAmazonプライム年会費の元を取ったと言えるでしょう。

日本から「Twitch Prime」を利用しているユーザーの人数はわかりませんが、利用者数が増えれば増えるほどAmazonが損をする(経費がかかる)ようになるため、対応サービスが増えるにつれAmazonプライムの年会費アップは避けられないと思われます。

まとめ

Amazonプライムは年会費がかかりますが、配送料無料や「お急ぎ便」のことを考えると、Amazonをよく利用するユーザーほど払った金額以上のメリットを受け取れます。

また映画やテレビ番組が見放題になる「Prime Video」、写真を無制限に保存できる「Amazon Photos」、セール商品を先行して購入できる「プライム会員限定先行タイムセール」、ゲーム配信サービスの特典が受け取れる「Twitch Prime」は、どれかひとつを利用するだけでも年会費以上のサービスを受けられると言えます。

そのためAmazonプライムはかなりお得ですが、最終的にAmazonプライムの年会費がアメリカ並にアップする可能性がないわけではありません。

現在、受けられるサービスと支払う年会費を比較して、会員になるかどうかを決めると良いでしょう。

参考URL

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