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【面白AR】Googleで動物を検索するとその場でAR表示できる!?

2019年もますます進化し続け、より身近になりつつあるAR機能。
今年は、米Googleも相次いでARに関する新機能をリリースしています。今年6月、Google検索機能での一部検索結果にAR表示機能が搭載されて、話題を呼びました。GoogleのARでトラがあなたの部屋にやってくる!?
今回の記事では、そうしたARサービスを使ったGoogle機能について説明していきます。

本記事では以下のことがわかります。
・Googleで動物をAR表示できる機能とは?
・動物AR表示の体験方法
・進化するGoogle検索、こんな機能知ってた!?

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Google検索で、動物をAR表示できる機能

目の前の現実世界にCGを投影するなどして実現されるAR(拡張現実)。ここ数年でAR人気が高まりを見せています。
2019年5月31日(米現地時間)、スマートフォン上でGoogleの検索機能で動物を検索したときに、その結果にリアルなAR表示ができる機能がリリースされました。
動物のAR表示

この機能では、例えば「Tiger」(トラ)や「Horse」(馬)などの動物名をスマートフォン上でGoogle検索した際、表示される写真、生態の説明などの検索結果の中に、“3D表示することができる”かつ“実際の大きさをAR表示で見ることができる”メニューが含まれているのです。

現在のGoogle検索機能は、従来のように検索ワードにヒットしたWebサイトのリンクをただ羅列するのではなく、主要なWebサイトからユーザーが知りたいと思われる事柄をピックアップして一覧表示してくれるまでになっています。その中に組み込まれた今回の動物AR表示は、「新しい情報を頭に入れる最も簡単な方法はそれを見ることだ」というGoogleの信念に基づいているといいます。

イヌ(Dog)、ネコ(Cat)、パンダ(Panda)、ライオン(Lion)、トラ(Tiger)、クマ(Bear)、ヤギ(Goat)、オオカミ(Wolf)、ハリネズミ(Hedgehog)、チョウチンアンコウ(Angler fish)、ペンギン(Penguins)、サメ(Shark)などのいろいろな動物がAR化されており、鳴き声や動きも再現されます。

AR表示メニューを選択すると、その場の風景の中に動物が突如本当に現れたかのような映像を見ることができ、「体長〇メートル」と言われてもあまりピンとこないですが、これにより実際のサイズ感をこのうえなくリアルに把握することができます。

さっそくやってみよう!好きな動物をAR表示

本機能はAndroidであればGoogleのARCore対応機種、iPhoneではARKit対応機種で実現されています。英語での検索にのみ対応しています。
ただしiPhoneで見たいときに注意が必要なのが、iOS版のGoogleアプリには対応していないことです。SafariなどのブラウザからGoogleサイトに行き、そこで検索言語に「English」を選択して設定すると見ることができます。

さっそく、やってみましょう。

Googleで「Shark」を検索すると……


(図1 Google検索結果)
「OVERVIEW」の欄に、「Meet a Life-sized shark up close」と表示されたメニューがあります。この中の「View in 3D」をタップします。


(図2 Google 3Dビュー)
すると、3Dモデルで動くサメの映像が見られます。これは小さくてカワイイですね。2本指で拡大・縮小操作を行うことができ、さらに前後左右上下360度さまざまな角度から回して見ることができます。
ここで「AR」のメニューをタップします。
その場所の位置関係・サイズを確認するため、少しスマートフォンを動かします。

(図3 サメのAR表示)
表示されました!
大きすぎて、全てが表示しきれていません。全体を見るために、少し離れる必要がありました。木とサメという本来ならありえない構図ですね。


(図4 サメの口元のAR表示)
ARはなかなか精巧な画像になっており、大きな歯のある口元もリアルで恐ろしい感じがします。

確かに、本物のサメの映像を小さな画面で見るよりもずっと迫力がある感じを受けました。

他にもある、Googleが提供するAR表示サービス

実は、GoogleのARを利用したサービスが最近相次いで投入されています。ここでいくつかの例をご紹介します。GoogleのARへの積極的な開発姿勢が見えてきます。

Google Mapで進むべき方角をAR表示

動物のAR表示というオモシロAR体験のリリースと前後して、Googleは5月にGoogle Mapの案内表示にもARを取り入れています。こちらの機能は、Google Mapで経路検索しナビを使って歩いている際に、曲がり角などでどちらの方角に進んだらよいかを教えてくれる機能です。カメラと連携して、周囲の景色を読みこんで方角表示を行います。
地図が表示されていても自分の位置を把握できなかったり、どちらの方向に進むべきかわからなくなったときに、立ち止まってARのガイドを確認すれば正しい道を進むことができます。こちらは、日常の中でとても実用的に使える機能です。

Google Lensで翻訳してAR表示

(図5 CAPA BlogのAR英訳)
また、Google Lensのテキスト抽出にもARで便利な機能が増えました。Google Lensでカメラを起動して翻訳したい対象のテキストに向けると、テキストを自動で認識し、言語を自動検出して指定の言語に翻訳してくれます。
その翻訳された結果を、元の画像のテキスト部分に投影してくれるので、あたかも翻訳した言語で書かれているかのように自然に読むことができます。例えば、外国の道路案内やチケットの注意書き、書類のフォーマットなどを翻訳することができます。CAPAブログだって英文で読めちゃいます。

アポロ11号をAR表示

(図6 アポロ11号のAR表示)
NASAとGoogleのコラボレーションにより、今年7月に宇宙旅行を身近に感じられるAR機能がリリースされています。「Appolo 11」とGoogleで検索すると、アポロ11号の司令船船体がAR表示できるというものです。
これは1969年の月面着陸から50周年であることを記念して作られたARです。これも動物のARと同じようにその場の景色の中にAR表示することができ、目の前に現れたアポロ11号をぐるぐる回してみたり、拡大縮小して見ることができます。
今から50年といえばまだインターネットも存在していなかった時代。そんな時代にこの司令船をロケットで打ち上げて宇宙へ行ったのかと思うと改めて偉大な功績だったと感じられますね。

腕の筋肉をAR表示

「Muscle flexion」(筋肉の屈曲)という語をGoogleで検索してみてください。今度は、人間の上半身の骨と、それにくっついた腕の筋肉がAR表示で現れます。このARでは、骨の仕組みや筋肉の動き方、腕の曲がり方を間近でみることができます。この機能は、人体模型アプリのVisible Bodyと連携して作成されたものです。
実物が存在する動物や宇宙船とは異なり、動いている骨や筋肉は現実には絶対に見ることができません。AR表示だからこそ、3Dで動いているところを見ることができます。ここまでの中では一番地味なAR映像かもしれませんが、これこそが一番ARならではの機能であるといえるかもしれません。

ARはこれからもっと身近に

ここ2、3年で、私たちの身近なところでAR機能を目にすることが増えてきたように感じます。例えば「Pokemon Go」ゲームでのAR表示カメラや、LINEのビデオ通話での画面エフェクトなど、リアルタイムでの映像加工技術がそれまでARに触れたことのなかった一般の人々の間にも浸透してきました。
Appleは、2019年8月にAppleストア内で誰でも無料で体験できるAR体験を開始しました。またFacebookも、人の顔を認識するARカメラを搭載しリアルタイムでの動画エフェクトを実現しています。
今後、世界中でどんどん新しい機能がリリースされていくことでしょう。来年になるころには、今は想像もつかないようなAR体験ができているかもしれません。

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