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米Google photoが月額制の写真プリントサービスをテスト中

iPhone11やPixel4,OPPOなど高画質な写真が撮れるスマートフォンが増えています。
そのため、デジタルカメラ代わりとしてスマートフォンを活用している方も多いでしょう。
スマートフォンで写真を保存するときには、無料で容量無制限のGoogle photoを利用すると便利です。

今回は、そんなGoogle photoがアメリカで行っているテストサービスについて紹介します。
その名も、「monthly photo prints」。
新しいサブスクリプションの形として、定着するのでしょうか。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①米Google photoの月額サービスとは?
②サブスク以外にも豊富なGoogle photoのプリントサービス
③日本でのサービス対応状況は?

アメリカで具体的に行われているサービスと、日本での対応状況について紹介していきます。

Google photoの月額プリントサービスってなに?

9to5googleによると、Googleフォトではプリントサービスのサブスクリプションをテストしているとのことです。
ここでは、9to5googleの記事を参考にしながら*1、その詳細について紹介していきます。

AIが写真を選択し、プリントした写真を毎月郵送してくれる

このサービスの特徴は、過去30日にGoogle photo上にアップロードされた写真を、AIが自動的にセレクトしてくれる点です。
そのため、私たちが写真を選ぶ必要はありません。

「どんな写真が届くのか不安だ」という方も安心して下さい。
AIが選ぶといっても、
• 人やペットが中心の写真(一番人気)
• 風景を中心とした写真
• すべての写真を少しずつ

という3つの選択肢から選ぶことができます。

そのため、風景の写真はいらないという人であれば、「人やペットが中心」を選ぶとよいでしょう。
選択肢に基づいて、AIがライブラリーの写真を10枚選んでくれます。
ある程度写真の大枠を選べるため、使い勝手が良いといえるでしょう。

料金は10枚で7.99ドル(約880円)と少し高めの設定

monthly photo printsの料金は、日本円で約880円とお高めです。
この料金設定はアメリカでも挑戦的な価格といえます。

例えば、Amazon.comではネットプリントが提供されています。
Amazonであれば、1枚あたり0.12ドル(約13円)で印刷できる*2のです。
AIが写真を選んでくれるため、料金設定を高めに設定しているのかもしれません。

現在は、アメリカで一部ユーザを対象にトライアル中

実はGoogle photoの月額サービスは、アメリカの一部ユーザにトライアルを実施している段階です。
Google photo上にポップアップが出てきたユーザにのみ提供されています。

また、Googleからの公式なアナウンスは執筆時点でされていません。
トライアルの利用状況によっては、正式なサービスとして提供される可能性もあるでしょう。

アメリカでは既にGoogle photoのプリントサービスが展開中

なぜアメリカでは写真のサブスクリプションがテストされているのでしょうか。
実は、アメリカのGoogle photoでは、ネットプリントサービスが幅広く展開されています。
そのサービスの一環として提供されるのでしょう。

通常のフォトプリントなら、即日ウォルマートやCVSで受け取りOK

通常のフォトプリントなら、1枚0.25ドルで利用できます*3。
注文した写真は、ウォルマートやCVSで当日中に受け取ることができるため便利。
ウォルマートやCVSは、アメリカでも大手のスーパーやコンビニ(薬局)のため、各地に店舗があります。
そのため、アメリカに住んでいるなら便利なサービスといえるでしょう。

注文もGoogle photoのアプリやサイトから簡単にできます。

フォトブックやキャンバスプリントもGoogle photoで簡単

その上、通常の写真以外にもプリントサービスを提供しています。
例えば、9.99ドルから作れるフォトブック4や、19.99ドルから作れるキャンバスプリント5も提供中。
スマホで撮った写真が簡単に印刷できる方法が、Googleから提供されているのです。

これだけサービスが充実していれば、「カメラよりもスマホで写真を撮るほうが便利」と考える人も増えてくるでしょう。

【日本】Google photoから写真をプリントするには?

アメリカでは便利なGoogle photoのプリントサービスですが、日本では対応していません。
そのため、Google photoの写真を印刷するにはGoogle以外のサービスを活用する必要があります。

DPE宅配便などのサービスを活用

DPE宅配便というネットプリントでは、Google photoの写真を取り込んでプリントすることができます*6。
DPE宅配便上でGoogle photoにログインをして、写真を選択するだけと簡単なのが特徴です。

「いちいち写真をダウンロードするのが面倒」という方や、「簡単にネットプリントがしたい」という方におすすめです。

Google photoから写真をダウンロードして、プリントサービスを活用する

続いての方法は、「お気に入りのネットプリントで印刷したい」という方や「コンビニでプリントしたい」という方におすすめです。
Google photoから、プリントしたい写真をダウンロードしてパソコンやスマートフォン上に保存します。
そうすれば、ネットプリントサービス各社を利用することが可能です。

写真をダウンロードする手間はあるものの、好きなネットプリントを使える方法となっています。

Google photoの月額プリントは、収益源確保の一環か

ペーパーレスのイメージのあるGoogleが、なぜGoogle photoでプリントサービスをしているのでしょうか。
それは、収益源の確保ではないかと考えられます。
Googleでは、収益のほとんどが広告収入です。

さまざまな企業に広告欄を販売することで、莫大な利益を出しています。
Gmailなどのサービスが無料で使えるのも、広告による収益が見込めるからです。

Google photoではどうでしょうか。
日本のGoogle photoでは広告を見たことはありません。
もしも写真やアルバムの間に広告が出てくるとしたら、不快に感じるユーザーが多いでしょう。
Google photoで収益を出したいからとはいえ、広告を使うのは賢い選択とはいえません。

とはいえ、他のGoogleサービスの収益でGoogle photoの維持費をまかなうのでは不安が残ります。
そのため、月額制のフォトサービスをテストしていると考えられます。
アメリカで一定の成果が出てくれば、日本でもサービスが開始されるかもしれません。

まとめ

今回は、Google photoの月額プリントサービスについて紹介しました。
まだアメリカでテスト段階のサービスではありますが、今後の展開が楽しみなサービスといえるでしょう。

Google photo上には、カメラで撮影した写真以外にも、スクリーンショットが保存されている場合も多くあります。
スクリーンショットが今月の写真として印刷されてくる可能性がないのかなど疑問が多く残ります。

もしも正式にサービスが開始されたら、それらの疑問についても明らかとなるでしょう。

◆参考URL

◆参考URL

1)Google Photos trialing subscription to get best pics printed – 9to5Google

2)amazon.com: Photo Prints – Glossy – Standard Size (4×6)

3)Photo prints from Google Photos

4)Google Photo Books – Printed photo books made in the USA

5)Canvas prints by Google Photos

6)DPE宅配便|写真プリント、オリジナルフォトブック&ポストカードサービス

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