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3D作図ソフト「BIM360」の特徴とは?3つの活用メリットを詳しく解説

テーマ:BIM360
3D作図ソフト「BIM360」の特徴とは?3つの活用メリットを詳しく解説

BIMは建築業界で最も注目されている作図ソフトです。その中でもオートデスク社のBIM360は操作性が高いので、BIM初心者でも馴染みやすいソフトでしょう。当記事ではBIM360を利用したことのない方に向けて、BIMの基本知識やBIM360の特徴、さらには3つの活用メリットについて紹介します。建築業界に従事されている方や、BIMについて興味のある方はぜひ最後までご覧ください。


【この記事を読んで得られること】
・BIMの特徴や従来の3D CADの違いがわかる
・BIM360の特徴や活用のメリットがわかる
・BIMの基本的な操作の流れがわかる

そもそもBIMとは?

BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、3D作図ソフトの一つです。「ビルディング」の言葉があることからも分かるように、建築物を設計するためのソフトであり、このソフトを使用することで設計業務の効率化が期待できます。1 BIMを使ったモデリングの場合、建物を形作る「形状情報」と、その構造を表す「属性情報」を基に作図を行うため、3Dの図面一枚にあらゆる情報が組み込まれます。 従来の設計作業では、2D図面を書き起こしてから3Dでパースやモデリングを書き起こす二段階(2D→3D)の流れが一般的でした。 しかしBIMを使用すると、作図とモデリングが一度に書き起こせるため、3Dモデルの作図だけで様々な設計図面が完成するのです。 3Dモデルの図面は、2Dの図面よりも建物の構造や全容が把握しやすく、より詳細な施工検討が可能になります。BIMを導入すると、設計者と施工者の確認作業がスムーズになり、業務全体のスピードが飛躍的に向上します。 そのため、大手ゼネコンや設計事務所をはじめとした様々な企業では、BIMの利用が増加しているのです。2

BIMと従来の3D CADとの違い

3D作図ソフトといえば「3D CAD」が一般的ですが、BIMと3D CADには大きな違いがあります。従来の3D CADでは、まず2D図面を作成してから3D図面を構成し、形状や全体デザインをシミュレーションする流れが一般的です。
つまり3D図面を作成する前にまず2D図面の書き起こしが必要であり、2Dと3D図面は別物と考えられていました。
また従来の3D図面は、パースやCGのようにデザインをイメージしやすくする材料として使われることが多く、構造関係や建蔽率などの計算を行う際の資料とはなり得ませんでした。
しかしBIMの場合は、最初に書き起こす3Dモデルに構造などの詳細情報を載せるため、構造計算の材料図面となります。また、すべての図面情報が連携しており、図面修正が発生した際の手間が大幅に削減できるのです。
従来であれば、それぞれの図面ごとに修正を加えなければなりませんでしたが、BIMの場合3Dのメインモデルを修正するだけで全ての図面の修正が完了します。そのため設計者の作図時間が短縮され、作業効率が大幅にアップするでしょう。*3

BIM360とは?

BIM360とは、オートデスク社が提供する「クラウド型のBIMソフト」です。日本で発売されているBIM 360 には、BIM 360 Docs・BIM 360 Design・BIM 360 Coordinateという 3つのプランがあり、目的や用途に応じて最適なプランを選択できます。
BIM360の特徴は「クラウド型」という点で、データ共有がしやすく、データ容量を気にする必要がないという利点があります。4 クラウド型の作図ソフトの場合、図面データはすべてクラウドに保存されます。従来のソフトウェア型のソフトでは、修正した図面データを都度メールで送信する必要がありましたが、クラウド型のソフトであれば一つのデータを全員で共有するため、このような手間が省けます。修正図面がタイムリーに確認でき、さらには情報伝達ミスが大幅に減少するでしょう。 またソフトウェア型の場合、パソコンの容量を消費してしまうデメリットがありましたが、BIM360であれば容量を消費せずにCADを使用できます。複数の物件を抱えている場合、すぐPC上に図面データが増えてしまいますが、全案件のデータがクラウド保管されていれば、このような心配がなくなります。4

BIM360の活用のメリット

BIM360には他の3D CADとは異なるメリットがあります。今回はその中でも3点に絞って解説していきます。*5

共同設計が可能

まず一つ目は「共同設計が可能」という点です。先ほどお話した通り、BIM360はクラウド型のソフトのため、複数人が同じデータを使って設計作業が行えます。
ソフトウェア型の場合はデータをタイムリーに共有できないので、共同設計を行う際は誰かが作成したデータに上書きする必要がありました。
しかしBIM360の場合はクラウドにアクセスすることで、誰でもデータにアクセスできます。複数人で同じデータを共有しながら設計が可能なので、作業効率の高い設計作業が行えるでしょう。

様々なデータが保存可能

次に二つ目は「様々なデータが保存可能」という点です。BIM360では図面データはもちろんのこと、工事に関係する書類や指示書なども一元管理できるので、資料共有が効率的になります。
またDesctop Connectorというツールがあるため、クラウドに保存したデータから選択したデータをデスクトップのデータと同期できます。クラウドに保存しているデータはオフラインで操作できないデメリットがありますが、このツールを使用することでオフラインの操作が可能になります。

ライセンスのない人も閲覧可能*

そして三つ目は「ライセンスのない人も閲覧可能」という点です。ソフトウェア型の場合、ソフトウェアがインストールされていないとデータが閲覧できないデメリットがありました。
しかしBIM360の場合、アクセス権を有している人であれば誰でもデータを確認できます。従来は図面データをPDFに変換して送付する必要がありましたが、BIM360であれば不要になります。
クライアントやデータ操作ができない方への連絡手間が大幅に削減できるでしょう。

BIMを使用した操作の流れ

BIMソフト操作の流れは、大きく以下のような手順で行います。*6

①主となる3Dモデルの作成
構造的に必要な寸法や建材の寸法などを組み合わせて3Dモデルを作成します。基本的にBIMはこの3Dモデルがメインであり、この図面には素材の品番や材料の単価など詳細の情報も書き入れることができます。

②建物の面積などを集計
建物の大まかな設計が完了後は、BIMソフト上で床面積や坪数など必要な面積を集計しましょう。BIMは3Dモデルの修正が全てのデータに反映されるので、建物の構造設計を変更しても、数値も同様に変更されます。

③その他2D図面の作成
上記が完了したら、詳細確認に必要な部分を切り取ります。従来、2D図面は一から書き起こす必要がありましたが、BIMの場合は①のデータを切り取る作業になるため、一から作図する必要がなく作業手間が省略できます。平面図・立体図・配置図など、必要な図面を準備しましょう。

④設計図面の作成
最後は仕上げ表や図面枠など、設計図面に必要な図面を作成します。①で材料の品番などを設定すれば、大きな手間はかかりません。

BIMは従来のCADと作図概念が異なるものの、操作の流れは非常にシンプルです。またBIMは今後主流になると言われているソフトなので、BIM操作が可能な方は建築業界で重宝される人材となるでしょう。

まとめ

BIM360の操作が可能になると、作図時間の短縮や図面精度の向上が期待できます。また今後、BIMソフトを用いた図面データで建築確認申請が可能になると言われており、間違いなく重要なスキルとなるでしょう。BIM360の操作をマスターし、ご自身のスキルアップを行ってみてはいかがでしょうか。

 


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【参考】
BIMとは1
http://bim-design.com/about/index.html
https://www.cadjapan.com/special/bim-navi/know/difference.html
BIMのメリット2
http://bim-design.com/about/index2.html
BIMと3D CADとの違い3
https://www.cadjapan.com/special/bim-navi/know/difference.html 
BIM360の使い方4
https://take-archi.com/bim360/
BIM360活用のメリット5
https://mypage.otsuka-shokai.co.jp/contents/business-oyakudachi/cad-lecture/2019/06.html
BIMの作業手順6
https://cadjob.co.jp/cad_course/column/p1012/

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