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Apple Watchの心房細動予兆機能とは?効果について解説

スマートウォッチの代名詞とも言えるApple Watcは、単なる小型スマホや腕時計の代わりになるだけでなく、ウェアラブルデバイスであることの強みを生かしたさまざまな機能が搭載されています。

中でも注目を集めているのが、ヘルスケア関連の機能です。今回はApple Watchが持つ心房細動予兆を検知できる機能が、どれほどのパフォーマンスを発揮するのかについて、ご紹介します。

①Apple Watchの心房細動予兆機能について
②第三者によって研究が進められてきたApple Watchの心房細動予兆機能
③実装されたApple Watchの心電図アプリケーションについて
④Apple Watchの心房細動予兆機能はどこまで有効なのか

Apple Watchの心房細動予兆機能について

Apple Watchは本体性能を引き出すべく、さまざまなヘルスケア関連機能を提供してきました。中でも心電図アプリケーションによる重大な病気リスクの早期検知機能は、ユーザーの健康を習慣を改善する上で大いに活躍することが期待されています。

心房細動の兆候を検出

Apple Watchは、定期的なアップデートの一環としてさりげなく心電図機能の提供を開始しました。実は日本国内で一般消費者が購入できる機器に心電図計測機能が搭載されるのは初めてで、医療関係者や心臓のケアに気を配っている人にとっては大きな変化をもたらそうとしています*1。

アプリを開いた状態で、端末を装着していない手の指を本体のつまみ部分にあてることで、心臓を通る電気信号を記録してくれます。30秒後には心房細動の兆候があるかどうかの判定結果を得られるため、迅速な健康診断の実施が可能です。精度についても98~99%程度のパフォーマンスが実証されており、気軽に利用できるサービスでありながら、その確度はプロフェッショナル並みと言えるでしょう。

脳卒中のリスク低減に効果あり

心房細動は脳卒中のリスクに大きく関わっており、早期発見できるかはあらかじめ予兆を正しく把握し、早めの受診ができるかどうかにかかっています。しかしながら日本では心房細動の患者は100万人超と言われ、中には診断が行われていない人も含められています*2。近年は新型コロナウイルスの影響により、病院へ訪れる人も少なくなっており、知らないうちにリスクが大きくなっているということもあり得ます。

普段身につけているApple Watchで、ストレスフリーに心房細動の検査を行えることで、早期のリスク判断と、病院への案内を進めることができます。

第三者によって研究が進められてきたApple Watchの心房細動予兆機能

Apple Watchの心房細動予兆機能は、Apple以外の研究機関においても盛んに調査が行われてきました。ここでは、国内外でのApple Watchの調査結果についても確認し、改めてその機能の精度の高さを把握しておきましょう。

スタンフォード大学

スタンフォード大学は、Apple Watchで心房細動を検知する研究成果を2019年に発表しています。約8ヶ月にわたって全米50州で実施された調査によると、40万人以上の参加者が登録され、うち0.5%が不規則な振動の鼓動を通知されたとしています*3。

また、アプリから通知を受けた0.5%のユーザーは、医者の診療にかかると実際に84%が心房細動を煩っていたと判明しており、簡易的に行える検査であるとはいえ、信頼に値する効果を発揮していることがわかります。

ジョークアプリや出どころ不明の企業がリリースしたサードパーティのアプリとは異なり、このApple Watchの機能は確かな成果につながることが証明されました。

東京海上日動

上記の調査は本国アメリカで行われたものですが、日本企業でも調査が進められています。東京海上日動ではApple Watchから収集されるヘルスデータを活用して、疾病の早期発見を図る実証実験を進めています。調査は12月まで行われますが、不規則な心拍数の通知機能を活用して心房細動の予兆をモニタリングしたり、専用アプリでユーザーに健康状態の通知を送って受診を勧めたりなど、企業による健康増進活動を積極的にする上で注目を集めます*4。

アメリカでは先行して進められていた心房細動検知機能の実装ですが、日本でもこの機能の有用性が認められれば、従業員向け福利厚生の充実を、スマートな形で改善していくことができるかもしれません。

Apple Watchの心房細動予兆機能はどこまで有効なのか

民間のスマートデバイスへごく自然と実装され、日本では初めての取り組みとも言えるほどインパクトの大きな機能拡張だった、Apple Watchの心房細動予兆機能ですが、実際にはどれくらい信用に足る機能で、どのように活用すれば良いのでしょうか。

循環器内科医の意見

循環器内科医の福田芽森氏によると、Apple Watchの心房細動予兆機能は高い精度で検出できたという報告があるため、一定の信頼性がある機能だとしています*5。こういった機能を実装している機器はいずれも専門性の高いものばかりであるため、その潜在リスクに注意がいっていない人に危険を呼びかける意味では大きな意味があると言えるでしょう。

運用はあくまでも目安程度に

ただ、当たり前ですがApple Watchの機能はあくまでも受診を呼びかけるためのものであり、それを着用していることによってリスクが低減する訳でもなければ、病院に行かなくて良いという話でもありません。少しでも異常な数値を示した場合には、念の為病院で専門性の高い検査を受けることをおすすめします。

おわりに

心臓の病気や異常は、人間の体に大きな危険をもたらすだけでなく、時として人命を奪うこともある見逃せない事態です。心臓と脳の働きは直結しており、心房細動は脳卒中を引き起こすこともあるなど、注意すべきポイントが存在します。

Apple Watchはそんな心臓の異常をいち早く検知できるデバイスとして進化を続けており、ユーザーのヘルスケアへ大いに貢献します。積極的に最新のテクノロジーを有効活用し、健康体の維持に努めましょう。

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*1 日本経済新聞「アップルウオッチの心電図アプリ、脳卒中要因の予兆検知」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ312060R30C21A1000000/
*2上に同じ
*3 スタンフォード大学、Apple Watchで心房細動を検知する研究成果発表。参加者0.5%が通知、検出率は84% – Engadget 日本版
*4 Impress Watch「Apple Watchで心房細動予兆検知・通知。東京海上が実証実験」
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1356510.html
*5 Yahoo! ニュース「Apple Watchは有用か?(循環器内科医の視点)」
https://news.yahoo.co.jp/byline/fukudamemori/20210226-00224529

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