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Civil 3Dの価格を他製品と比較!お得なライセンスを選ぼう

Civil 3Dとは、Autodeskの土木設計に特化したCAD製品です。
この記事では、Civil 3DとAutoCAD、Autodesk AEC Collectionの価格と機能、それぞれのパッケージにおすすめな人を比較します。
サブスクリプションライセンスの価格と使用できる機能内容を踏まえて、業務に役立つ最適な製品パッケージを見つけましょう。

Civil 3Dの価格とAutoCADの価格

Civil 3DとAutoCADは、どちらもAutodesk社が提供するCADソフトです。
今回は、Civil 3Dの価格を、AutoCADと比較しながら簡単にご紹介します。*1*2

Civil3DAutoCAD
1ユーザーあたりのサブスクリプションライセンス1,224,300円/3年契約
408,100円/1年契約
50,600円/1ヶ月契約
214,500円/3年契約
71,500円/1年契約
8,800円/1ヶ月契約
機能・土木設計、土木図面の作成、ドキュメント作成
・ビジュアライゼーションと解析
・コラボレーション
・2D作図、図面、ドキュメントの作成
・3Dモデリングおよびビジュアライゼーション
おすすめな人・土木エンジニアリングに特化して詳細な作業を行いたい
・チーム設計などで分業作業があり、いろいろな業務を扱いたい
・これから初めてCADを使用する

1ライセンス当たりの価格をサブスクリプションライセンスの1年契約で比較すると、Civil 3Dは約40万円、AutoCADは約7万円です。
それぞれの製品で価格が30万円以上も異なる理由について、詳しく見ていきましょう。

AutoCADは汎用CAD

Autodesk社の製品群でいうと、AutoCADは汎用CADにあたります。
設計や製図を行う際に必要な基本機能を搭載しており、分野を問わずに1つのプラットフォーム上で作業できます。
柔軟性や汎用性が高く、専用CADに比べて価格が低く抑えられている傾向があります。

AutoCADはWindowsとMacにも対応していて、より多くのユーザーが使用可能です。
一方、高精度なモデリングや自身の用途に合わせた機能拡張が可能で、またモバイルアプリとの連携で現場作業も可能です。

なお、汎用CADにはFusion360のように無料で使えるソフトウェアもあります。

Civil 3Dは専門CAD

一方、Civil 3Dのような専用CADは、一般的に特定の分野として建築、機械設計、土木工学、電気工学、アパレル、宝飾・歯科技工デザインなど、分野に特化した機能があるのが特徴です。
例えば、建築CADでは、建築図面の作成に必要となる階段や窓、扉といった部品を読み込んで使用することができます。
最初から部品を作る必要がないため、作業の効率化が図れます。

Civil 3Dが得意な分野の例

Civil 3DはAutoDesk社が提供する土木設計・施工図作成など、土木エンジニアリングに対応した専用ツールを有するCADソフトウェアです。
道路および高速道路の設計・用地設計・鉄道設計に特化した機能があります。

例えば、道路および高速道路、用地開発、鉄道、橋梁プロジェクトにおける設計、施工図書作成に対応する機能です。
測量データのダウンロード、作成、解析、調整、現場の測量データの読み込みなど、設計に必要な用地をCAD内に展開する機能があります。

また、地形デジタルモデルを作成するモデリング機能、コリドーモデリング(線路設計)、交差点、排水、圧力管ネットワーク、橋梁などの設計、解析なども可能です。
材料、断面および縦断の情報をもとに、体積レポートや設計と現況の表面比較、数量算出が行えます。

加えて、BIM/CIM運用や他のソフトとの連携も得意で、プロジェクトの共有やフィードバックを効率化できます。

Civil 3Dの価格とAutodesk AEC Collectionの価格

Civil 3Dを使うためにはCivil 3Dのライセンスが必要です。
Autodeskには、Civil 3D単体のほか、Civil 3Dを含むAutodesk AEC Collectionという製品パッケージがあります。
それぞれの価格を比較してみましょう。*3

Civil3D Autodesk AEC Collection
1ユーザーあたりのサブスクリプションライセンス 1,224,300円/3年契約
408,100円/1年契約
50,600円/1ヶ月契約
1,567,500円/3年契約
522,500円/1年契約
64,900円/1ヶ月契約
機能 ・土木設計、土木図面の作成、ドキュメント作成
・ビジュアライゼーションと解析
・コラボレーション
・建築設計
・土木インフラ設計
・建設・施工

おすすめな人 ・土木エンジニアリングに特化して詳細な作業を行いたい
・BIMと連携して持続性の高い設計モデルを一元管理したい
・製品ライフサイクル全体に関わる業務を扱いたい

1ライセンス当たりの価格をサブスクリプションライセンスの1年契約で比較すると、Civil 3DよりAutodesk AEC Collectionが約11万円高くなっています。
価格差がある背景を詳しくみていきましょう。

Autodesk AEC Collectionは6ソフトウェアのパッケージライセンス

ACEとは「Architecture:建築設計」「Construction:インフラ設計」「Engineering:建設・施工」の頭文字です。
Autodesk AEC Collectionは、設計者、エンジニア、施工を担当する事業者向けに、必要となるBIM・CADのソフトウェアがパッケージ化されています。
Civil 3DのほかにRevit、Forma、AutoCAD、InfraWorks、Autodesk Docsの全6種類のソフトウェアが含まれます。

  • Revit:BIMソフトウェア
  • Forma:コンセプト設計・モデリング向けツール・リアルタイム解析
  • AutoCAD:2D3D CADソフトウェア
  • InfraWorks:土木インフラのコンセプト設計・解析ソフトウェア
  • Autodesk Docs:クラウドベースの共通データ環境でプロジェクト情報を管理

Autodesk AEC Collectionでは、クラウドベースの共通データ環境を活用することで、ドキュメント管理が容易になります。
また、プロジェクトの初期設計から施工までが一貫した統合ワークフローで連携可能です。
さらに、コンセプト設計ツール、詳細設計ツール、解析や施工性の最適化を図るシミュレーション機能も充実しています。

複数製品が必要な場合はCivil 3DよりもAutodesk AEC Collectionがお得

単純に比較すると、Civil 3DよりもAutodesk AEC Collectionのほうが高価です。
しかし、業務の内容によってはAutodesk AEC Collectionを利用した方がお得になる場合があります。

ライセンスの種類1ライセンス当たりのサブスクリプションライセンス(1年契約)(参考)
Autodesk AEC Collection1ライセンス当たりのサブスクリプションライセンス(1年契約)
Revit
Civil 3D
AutoCAD Plus
Navisworks Manage
427,900円
408,100円
231,000円
402,600円
小計1,469,600円522,500円

例えば、Autodesk AEC Collectionでは上の表にあるRevitなどの製品を全て使用できますが、それぞれを単品ライセンスとして購入した場合、比較すると約95万円の価格差が発生します。

まとめ

Civil 3Dのサブスクリプションライセンスは、1年あたり約40万円です。
そのほか1ヶ月、3年という契約も可能です。

土木分野に特化した運用が必要な場合やBIM/CIM対応が必要な場合にはCivil 3Dを選びましょう。
一方、CAD活用の方向性が不透明な場合や予算を抑えたい場合にはAutoCADを選択するのがおすすめです。
また、BIMと連携して幅広い設計・情報のやりとりを行う場合には、Autodesk AEC Collectionがお得な場合もあります。

それぞれの状況にあわせて最適なライセンスを選びましょう。

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参考URL
*1 https://www.autodesk.co.jp/products/civil-3d/overview?term=1-YEAR&tab=subscription
*2 https://www.autodesk.co.jp/products/autocad/overview?term=1-YEAR&tab=subscription&plc=ACD
*3 https://www.autodesk.co.jp/collections/architecture-engineering-construction/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

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