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Revitにマニュアルはある?サポート対応や初心者が知っておきたいポイントを解説

Revitは便利なBIMソフトで、プロフェッショナルな業務を遂行したい際に重宝します。近年のBIM需要の増加に伴い、Revitを初めて触るという初心者も少しずつ増えていますが、気になるのは正しくRevitを使いこなせるかどうかです。

この記事では、これからRevitを使い始めるという初心者の方に向けて、Revitの強みや頼りにしたいマニュアル、そして公式のサポート対応などについて、ポイントを押さえながら解説します。

目次:

  1. Revitとは
  2. Revitの強み
  3. Revit運用の課題
  4. Revitにマニュアルはある?
  5. Revitのサポート対応について
  6. Revit初心者が押さえておきたい基本操作
  7. Revitスキルアップのポイント

Revitとは

RevitはAutodesk社が提供している、世界有数のBIMソフトの一種です。

BIMは従来の3DCADとは異なり、3Dモデルの中に図面情報の全てを内包することのできる技術です。BIMを現場に導入することで、設計から施工、そして維持管理までをBIMモデルのデータだけで完結することができます。

また、BIMの導入は高度なシミュレーションの実行や、AIを使った施工業務の遂行、低コストな維持管理の実現など、強力な業務上のメリットをもたらします。RevitはそんなBIM運用のメリットを最大限生み出せる、魅力的なサービスと言えるでしょう。

Revitの強み

BIMソフトにもいくつかの種類はありますが、Revitは中でも高く評価されている製品の一つです。Revitが高く評価される理由としては、

  • あらゆる領域に対応可能
  • クラウド機能が充実
  • 他のAutodesk製品との互換性に優れている

といった点が挙げられます。

まず、Revitは特定の業界に限定されない、高い汎用性を備えたBIMソフトです。建築設計はもちろん、設備設計や土木、プロダクトデザインと、ありとあらゆる設計業務に適用することができます。

BIMモデルの活用シーンは、大規模なプロジェクトになればなるほど増えてくるものです。Revitは関係者の数が増えた場合でも業務効率の高さを維持できるよう、 クラウドストレージやクラウド編集機能を備え、オンラインでのコラボレーション環境を利用できます。

メールやUSBメモリなどを使って情報共有をする必要がなく、クラウド上でリアルタイムのコミュニケーションや図面作成・修正が行えるので、強力な生産性向上に繋がります。

また、Revitは単体での使用だけでなく、他のAutodesk製品との併用にも対応しているのが特徴です。AutoCADやNavisWorksなど、データの受け渡しなどをシームレスに実行できるので、BIM運用の効果をさらに高めることができます。

Revit運用の課題

このように、Revitは導入ユーザーに確かな成果をもたらしてくれる反面、運用にあたっては課題もあります。

最も大きな課題は、Revitを使いこなせるようになるまで時間がかかってしまうかもしれない点です。特に初めてのBIM、あるいはCADソフトという方は、独特の操作性やUIに馴染めず、思うように扱えないこともあるでしょう。

また、Revitは多くのタスクに対応できるよう豊富な機能を備えている分、どこにどんな機能が備わっているかが分かりづらいと感じる場合もあるかもしれません。そのため、初心者がRevitをダウンロードして、一から設計図を一人で作成しきるのは困難を伴います。

Revitにマニュアルはある?

このような操作の複雑さに対処するために活用したいのが、マニュアルの存在です。Revitには公式ガイドのようなものは存在しませんが、よくある質問や操作の不明点などに答えてくれる、オンラインヘルプサービスが備わっています*1。

各種操作方法や初心者が陥りがちなトラブルについて、その対象方法が日本語でわかりやすくまとめられているため、参考にすることをおすすめします。

また、Revitのスキルをこれから身につけたいと考えている人に向けて、Autodeskは公式の学習教材を無料で公開しています*2。用途に応じて別個の教材が用意されているので、ユーザーが身につけたいスキルに応じてマニュアルを選び、学習を進められます。

何から初めて良いかわからない、どんな操作ができるのか知りたいと考えている場合は、これらの教材を触ってみるところからスタートすると良いでしょう。

Revitのサポート対応について

初心者の方が気になるもう一つのポイントとしては、Revitのサポート対応が挙げられます。AutodeskではRevitを含めたAutodeskに関する質問にまとめて回答してもらうことのできる、Autodesk Assistantと呼ばれるサービスが存在します。

チャット形式で自動回答、あるいはオペレーターによる有人回答が得られるので、トラブルシューティングの際に活用すると良いでしょう。

Revit初心者が押さえておきたい基本操作

続いて、Revitをインストールして間もない初心者の方が押さえておきたい基本操作について解説します。Revit初心者が押さえておきたい基本操作は、以下の通りです。

Revitの起動・プロジェクトの作成

まずは、Revitを起動するための方法です。Revitを起動するにはRevitアイコンをダブルクリックして、ホームビューを展開する必要があります。

ホームビューを開くと、画面左にプロジェクトとファクシミリという二つの項目が並んでいます。プロジェクトは3Dモデルなどを含めた建物データ全てをまとめている、基本のデータです。ファクシミリは3Dモデル作成に必要な、壁や柱などのデータをまとめている部品群のような存在です。

BIMモデルを作成する上ではプロジェクトを展開する必要があるので、プロジェクトをクリックして新しいファイルを作成しましょう。

作業データの保存

続いて、作業データの保存です。Revitで作成した作業データを保存するには、画面左上にあるフロッピーディスクのアイコンをクリックすることで実行ができます。

あるいは、同じく画面左上にある「ファイル」からも保存が行えます。ちなみに別のプロジェクトを展開したい場合も「ファイル」から「開く」を選択することで展開が可能です。

Revitスキルアップのポイント

Revitを上手に使いこなす上で重要なのは、YouTubeや関連書籍を有効活用することです。

オンラインのマニュアルや教材を一通りこなした後は、自分でプロジェクトを作ってみましょう。すると教材では登場しなかった技術やエラーに直面することになるのが大半なので、YouTubeコンテンツや関連書籍を活用し、トラブルシューティングに取り組みましょう。

この工程を繰り返すことで、Revitのスキルを確実に身につけることができます。

まとめ

この記事では、Revit運用におけるメリットや課題、そしてRevit関連のマニュアルの存在について解説しました。

Revitは便利なソフトではあるものの、便利な反面操作が複雑に感じることもあります。必要に応じてオンラインヘルプや各種教材を活用し、確実なスキルアップを目指しましょう。

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出典:

*1 Autodesk「ヘルプ」

https://help.autodesk.com/view/RVT/2023/JPN/

*2 Autodesk「コンテンツライブラリ」

https://bim-design.com/library/

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