iPhoneアプリ開発最後の落とし穴「申請リジェクト」を回避するために、公式ドキュメントを読みこなそう


iPhoneアプリの公開基準が非常に厳格であることは有名です。iPhoneに比べてユルいというAndroidも事後審査があって基準に違反している場合には公開停止になったりしますが、iPhoneは登録自体ができません。ネットを検索すると、iPhoneアプリ審査に100回以上落ちた人の経験談やアドバイス等が載っていますが、そうしたノウハウを参照する前にまずやるべきなのは、Appleのアプリレビューの公式ドキュメント「アプリケーション審査ガイドライン」をきちんと参照することです。

「アプリケーション審査ガイドライン」の構成をみてみよう

iPhoneアプリのリリースを目指している人が真っ先に参照すべきドキュメントであるにもかかわらず、Appleの審査関係のドキュメントにきちんと目を通している人はそれほど多くありません。一部重要なドキュメントが英語のままということもあるでしょう。

まずは、「アプリケーション審査ガイドライン」の全体像をつかみましょう。

【アプリケーション審査ガイドライン】全体構成

■一般的なアプリケーションの却下理由
公式サイトの該当ページ左下の目立たない場所にあるのですが、これこそまさに最初に参照すべきガイドです。さらに詳しく> というところからリンクをたどってください。

・クラッシュとバグ
・リンク切れ
・プレースホルダ(仮の)コンテンツ
・不完全な情報
・不正確な説明
・ユーザに誤解を与える
・ユーザインターフェイスの品質が基準以下である
・広告
・Web のクリップ、コンテンツアグリゲータ、リンク集
・類似したアプリケーションを何度も提出する
・価値が長続きしない

■App Review Guidelines
「こういうプログラミングはするな」「こういう表現はしてはいけない」という具体的な項目がグループごとに列挙されています。きちんと参照すべきなのですが、これが英語なので、ここで挫折しそうです。
このドキュメントを読むコツは、「一般的なアプリケーションの却下理由」に目を通した後、「自分のアプリが関係ありそうだな・・・」と思う所をピックアップして集中的に読むことです。英語が苦手な人でも、下記のグループを頼りにグーグル翻訳などの助けを借りて読んでいけば、何に注意すべきかが分かります。

1.契約条件(Terms and conditions)
2.機能性(Functionality)
3.メタデータ、レーティングとランキング
4.ロケーション(Location)
5.プッシュ通知(Push notifications)
6.ゲームセンター(Game Center)
7.広告(Advertising)
8.商標およびトレードドレス(Trademarks and trade dress)
9.メディアコンテンツ(Media content)
10.ユーザインターフェイス(User interface)
11.課金および通貨(Purchasing and currencies)
12.スクレイピングと集約(Scraping and aggregation)
13.デバイスへの損傷(Damage to device)
14.個人攻撃(Personal attacks)
15.暴力(Violence)
16.不快なコンテンツ(Objectionable content)
17.プライバシー(Privacy)
18.ポルノ(Pornography)
19.宗教、文化、民族性(Religion, culture, and ethnicity)
20.コンテスト、懸賞、宝くじ、ラッフルズ(Contests, sweepstakes, lotteries, and raffles)
21.チャリティーと貢献(Charities and contributions)
22.法的要件(Legal requirements)
23.パスブック(Passbook)
24.キッズ(Kids Category)
25.拡張機能(Extensions)
26.ホームキット(HomeKit)
27.HealthKit と人体調査(HealthKit and Human Subject Research)
28.TestFlight
29.Apple Pay

■デザインと商標に関するガイドライン
「iOSヒューマンインターフェイスガイドライン」
iOSでアプリを作るときに参照すべきガイドですが、具体的に「こういうプログラミングはするな」「こういう表現はしてはいけない」というわけではありません。

■「UI Design Dos and Don’ts」
ヒューマンインターフェイスガイドラインの思想を、より具体的にやるべきこと、やってはいけないことに落とし込んでくれています。

■「macOS Human Interface Guidelines」
iOSではなく、パソコンのマックのアプリを作る時のインターフェースガイドラインですので、今回は要りません。

■「Guidelines for Using Apple Trademarks and Copyrights」
Appleの商標を使う時のガイドラインです。

■ライセンス契約
法的にかなり突っ込んだ話になりますので、ここは後回しで良いでしょう。

【まとめ】

以上、iPhoneアプリ公開を考える人が参照すべきドキュメントを整理しました。特に「一般的なアプリケーションの却下理由」と「App Review Guidelines」が重要ですが、英語も含みますので、なかなかすべてを読みこなすのは大変ですね。

しかし、必ず必要な作業になってきますので、アプリを外注する場合には、iPhoneアプリ公開申請リジェクトに関するアトバイスももらえる、もしくは代行してくれる開発会社を選ぶことも検討しましょう。

 

 

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