iPad ProとApple Pencilで手書き文字をテキスト化。図形も整形するMyScript Nebo
iPad ProとApple Pencilをビジネスで活用する際、手書きした文章やアイデアをテキスト化して、ワープロやプレゼンテーション用のソフトで流用できたら便利と思ったことはありませんか。実は、この要求に応えてくれる画期的なアプリがあるのです。
画像認識技術で世界屈指を誇るMyScript社が開発した、手書き文字を高精度でテキスト化できるメモアプリ「Nebo」です。手書きの図形も認識して整形できる機能もあり、手書きしたフローチャートもデジタルデータにできるというのです。iPadとApple Pencilのビジネス活用に大きな戦力となり得るMyScript Neboについて紹介します。
高精度の手書き認識技術を有する企業が開発したメモアプリ「MyScript Nebo」
アメリカに本社を置くMyScript社(旧Vision Object社)は、世界屈指の画像認識技術を有することで知られています。特に、手書き文字認識の技術には定評があります。
MyScript社は、日本語を含む世界各国の言語に対応した手書き文字認識エンジンを開発していて、SDKとしてライセンス販売をしています。手書き文字認識機能を持つアプリの多くはMyScript社のSDKを採用しています。
同社は以前から独自の手書きメモアプリとして「MyScript Smart Note」を販売してきました。これを発展させ、Apple Pencil専用の手書きメモアプリ「MyScript Nebo」を開発しました。
日本語の漢字やひらがなにも対応し、iPad ProとApple Pencilをフル活用できる手書きメモアプリとして国内でも評価を受けています。有料のアプリですが、期間限定で無料で配布しているときがあります。
アプリはiOS版とWindowsアプリ版の2種類があります、iOS版はApple Pencil専用のアプリのため、iPad Pro以外のiPadシリーズでは使えません。
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手書き文字を書いたその場でテキスト化。図形や数式の整形も
MyScript Neboは、手書きした文字をすぐさま認識してテキスト文字に変換してくれるのが最大の特徴です。あたかも、ワープロで文字入力をしているような感覚です。手書き文字の認識精度は高く、乱筆に書き綴った文章でもほぼ正確に認識してくれます。
さらに、手書きの図形も認識して整形する機能も備わっています。Apple Pencilで円や四角形をフリーハンドで描くと、自動認識して真円や長方形に変換してくれるのです。それだけでなく、手書きの数式も同様に認識して体裁を整えてくれます。まさに未来の手書きメモアプリを感じさせるアプリです。
作成した文書はテキスト、PDF、HTMLの各形式のファイルに加え、Word形式でも出力できます。
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ビジネスのみならず教育や研究開発でも活用できるアプリ
iPad Pro、Apple PencilそしてMyScript Neboの組み合わせは、ビジネスで大いに活用できそうです。
たとえば、業務で役立ちそうなアイデアや企画案をペンで思いのままに書き記し、出力ファイルをパソコン上のオフィスソフトで編集したり、プレゼンテーション用のシートに取り込んだりすることができます。キーボードでの作業では、打ち込んでいる最中にアイデアを忘れてしまうことがありがちでした。Apple Pencilの精細な筆記性能を活かせば、頭の中でイメージしているものをすぐさまiPad Proに描き出すことができ、アイデアを書き留めるのが容易にこなせるでしょう。
こうした活用は教育や研究開発の現場でも役立ちます。授業でボードの文字や図をiPad Proに書き写してそれをデジタル化してファイルに保存すれば、デジタルノートを作成することができます。また、研究開発の分野では、フローチャートやダイアグラムを頻繁に作成します。下書き状態のダイアグラムを即座に体裁の整った図に変換できれば、作業効率が格段に向上するでしょう。
高い潜在能力を秘めたMyScript Neboは、iPad ProとApple Pencilをフル活用できる手書きメモアプリといえます。
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