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Google Home、Apple HomePodの比較、軍配はどっち?

Google HomeとApple HomePodは、どちらもユーザーがしゃべりかけると、音声認識をして的確なリアクションを返してくれるスマートスピーカーです。Google HomeもApple HomePod、ユーザーのしゃべった声を解析し、サーバーに用意されている人工知能が情報検索をしてくれたり、テレビや照明などの家電製品をコントロールしてくれたりします。

ではさっそくGoogle HomeとApple HomePodは何が違うのか?それぞれの特徴を見ていきましょう!

それぞれの特徴のイチオシ部分は?

Google Homeの特徴は何と言っても、Googleのスマートスピーカーなので世界最強のGoogle検索やGoogleアシスタントが利用できることです。またGoogle Castデバイスがサポートされており、Chromecastへも対応しています。製品発表以来、Google Homeは先行するAmazon Echoへの対抗心を隠しませんでしたが、機能的な面ではAmazon Echoがすでに3,000以上の機能をそなえているのに対して、Google Homeは自社サービスを中心としてまだ数十のサービスを提供しているに過ぎません。

それに対して、Apple HomePodはGoogleのように、先行するAmazon Echoに追いつけ!という意識はあまりないというところが最大の特徴だと言えるでしょう。まずデバイス的には、7個のスピーカーと6個のマイクという部分が際立っています。さすがにアップルだけあって、この大量のスピーカーとマイクはダテではありません。これらはApple HomePodが設置された場所を起点として、スピーカーの周りの空間と壁面を自動認識し、スピーカーにしゃべりかけるユーザーの声を効果的に拾い、なおかつ最適な音の広がりが部屋に行き渡るように自動的に音響効果を設定してしまうのです。

おなじスマートスピーカーとは言っても、その目指す方向は随分違うようですね。Google Homeは今のところスピーカーの形をした家電もコントロール可能なGoogleアシスタント、Apple HomePodはといえば、音質を追求した新時代のオーディオ装置と言えるでしょう。

【まとめ】両者のどっちに軍配というより、価値観の問題だ

さて、Google Home、Apple HomePod比較、軍配はどっち?というタイトルの答えはと言うと、軍配はどちらにも上げられない!というのが正直なところです。これが、Google HomeとAmazon Echoの軍配はどっち?であれば、現時点の軍配はAmazon Echoだが、将来的には逆転の可能性大いにあり!というまとめ方ができるのです。

しかし、Apple HomePodはどうやら、Google HomeやAmazon Echoが目指している方向とは別の所に行こうとしているように見えます。Apple HomePodは、アップル社の独自の音楽配信サービスである「Apple Music」とも連携し、快適なオーディオ空間を部屋に実現するという路線を向いているような気がします。

かつてマッキントッシュは音楽やデジタルアートを手がけるクリエーター御用達の高級マシンでした。アップルというブランドは、いまでも「Apple Music」に代表されるように、生活を便利にするというだけでなく、アップルならではの提案で生活の質をクリエイティブに向上させてくれる予感を抱かせてくれます。

もしあなたが、さまざまなIoTデバイスを統括し、スピーカーにしゃべりかけることで日常生活をもっと便利にしたいと考えているのならば、Google Home、そして先行するAmazon Echoに軍配を上げることになるでしょう。

そして、IoTデバイスに接続された家電コントロールに魅力を感じながらも、スピーカーから流れてくる部屋に最適化された音楽体験を重視したいのなら、Apple HomePodに軍配を上げることになりそうです。

とはいえ、だからこそ、オーディオルームにはApple HomePod、リビングにはGoogle Homeを設置するというようなワクワクする環境もアリ!と言えそうです。こう考えると、Apple HomePodとGoogle Homeとは同じスマートスピーカーとしてライバル同士のように語られるだけでは収まらない可能性がありそうです。

いずれにしても、Amazon、Google、アップルというITを業界の巨人たちが次世代の主戦場の中でそれぞれの個性を発揮していくのは間違いないでしょう。勝敗が決まるのはもう少しあとになりそうですね!

 

 

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