AppleとGoogleの特許戦略、何が違うか


特許戦略は、企業がビジネスを優位に進めていく上で欠かせません。とはいえ、自社の競争力と関係のない特許を保有していても、実際には武器にならないのも事実です。そうした視点から見てみると、アップルとGoogleが特許戦略において何を重視しているのかが見えてきます。

アップルは一体何を重視してどんな種類の特許を持っているのか、そしてライバル企業のグーグルはどんな特許戦略を持っているのでしょうか。

 

 

アップルは技術ではなくデザインに関連した特許が多い

 

アップルは2007年に「電話を再発明する」というジョブズの名言ともにiPhoneを発売しました。それまでボタンを押して操作するデバイスが当たり前だった時代に指でタッチパネルを操作するiPhoneは画期的でした。このころのアップルは多数のタッチパネル関連の特許を出願していました。

しかし、iPhoneが市場に定着するにつれてタッチパネル関連の特許は減少していきます。現在はアップル社が保有するタッチパネル関連の特許が約200件弱、サムスンが100件を少し上回る数字となっていますが、サムスンの出願のスピードからいうと、タッチパネルの特許数でもうすぐアップルが抜かれるだろうと言われています。

では現在アップルがどんな特許に力を入れているかというと、それはアイコンやインタフェース関連のものとなります。

「デザインが特許になるの?」という印相を持たれる方も多いと思いますが、UIの操作性に関する部分での特許出願は特許として認められます。例えばマウスの「右クリック」はとても便利ですが、それと同じ操作性をスマホのタッチパネルでどう実現するか、などの特許が認められています。

 

 

Googleは積極的に技術特許を外部から買収調達

 

一般的には技術力のGoogleという印象が強いですが、実は1976年創業のアップルなどとが蓄積してきた特許に追いつくためにはかなりの努力が必要になってきます。

Googleではこうした差を埋めるために積極的な買収戦略を取っています。カナダNortel Networksが経営破綻した際にはすかさず同社を買収して約6000件の通信関係の特許を取得。また、IBMからもこれまで2000件を超える特許を購入しています。また、2014年のMotorola Mobilityの買収では、モトローラの持っている特許目当ての買収だと株式市場では言われています。

 

 

結局は自社の強みを追求することが大切

 

では、Googleは自前の特許を持たずに外部から特許を調達しているだけなのか?と言うともちろんそうではありません。米国の特許庁サイト で検索してみるとGoogleらしいオリジナル特許の申請が多数見つかります。例えば「US13/102512」特許は、「広告サイトにアクセスした際の画面の最適化」を実現するものとなっています。

「広告サイトにアクセスした際の画面の最適化」とは、パソコン用のサイトにスマホからアクセスした場合に非常に見づらいという問題を解決する特許です。広告を快適に閲覧してもらうことで、アドワーズ広告などがスムーズに見ることができるということを狙っているといえるでしょう。

この特許はGoogleショッピングで実際に使われています。

このようにどのような特許戦略を取っているのかという軸で見てみると、IT業界企業がどんな方向で事業を推進していこうとしているのかが見えてきますので非常に興味深いですね。

最近ではAmazonがスマートスピーカー関連で盛んに特許を申請していると言われています。日本企業はこうした知的財産権戦略に関してあまり強くない、と言われていますが米国の特許戦略に学ぶべきところがあるのかもしれません。

 

 

 

 

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