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比較検討 本当に使えるビジネス用タブレットはあるか

2010年にiPadの初代が発売された時から、タブレット端末がノートPCの置き換えになることが期待されていました。
しかし、その期待に反してタブレット端末はスマホ以上、ノートPC以下のポジションに甘んじているのはその売上数をみてもあきらかです。

しかし、2016年にデビューしたiPad Proの登場によってふたたびタブレット端末がノートPCに取って代わることができるか!?という議論が沸騰してきています。
話題の中心であるiPad Proとそのライバルについて比較しながらタブレットはPCの代替えとなるかについて考えます。

 

iPad Proの機能を再確認

 

iPad Proが新しく手に入れたもの。それは外付けのキーボード(Smart Keyboard‎)とスタイラス(Apple Pencil)です。

これまで、入力デバイスについて頑なに「画面を指でタッチする」ことにこだわってきたiPadにとって、文字入力時に画面の半分近くが隠れてしまうことや、画面に絵を描いたり注釈を入れる際に指では細かい文字や線が描けないといった大きな問題がありました。

新しいデバイスの途上によりそれが大きく解消されただけでなく、専用に設計されたデバイスによって使い心地が格段に上がったことにより、iPad Proの活躍の場は大きく広がることが期待できます。

さらに、マルチタスク機能の向上や、iOS11でのファイル管理概念の導入など、AppleはこれまでのiPadの弱点を解消する方向に動いています。

iPadとAndroidのタブレットを比較すると

 

タブレット端末をビジネス用途で利用するという点において、Androidのタブレット端末はiPad Proのライバルにすらなっていないと言えます。

iPad時代にはAndroidのタブレットでも対抗となり得たのですが、iPad Proの改善幅が大きいため、正直言って勝負にならないというのが現状です。

Androidのタブレット端末はただ単にスマートフォンの機能を大きな画面で実行するという点にしかメリットはありません。
Androidのタブレット端末をビジネスシーンで使うというのはメールとWebの閲覧以外は、無理な話と言ってよいでしょう。

 

Surface Pro4とiPad Pro 結局どっち

 

Microsoftのタブレット端末、Surface Pro4はスタイラスペンを持つ点、外部のキーボードを接続できる点において、iPad Proと非常に似ているといえます。

しかし、Surface Pro4にはiPad Proとの大きな違いがあります。それはiPad Proがスマートフォン用のOSであるiOSを搭載しているのに対して、Surface Pro4が通常のPCと同じOSであるWindows10を搭載していることです。

この2台は似ているようで生い立ちに大きな違いがあり、PCから生まれたSurface Pro4、スマートフォンから生まれたiPad Proと言ってもいいほどです。

いうまでもなく、OSもPCのものを搭載するSurfacePro4は、PC用のアプリケーションをそのまま利用することができる点がメリットになりますし、マルチタスク機能はPCそのものなので、タブレットを意識する必要がありません。

iPad ProにインストールできるMicrosoft OfficeもPCにある全ての機能を使うことができるわけではありませんし、マルチタスク昨日も画面分割にとどまるなど、まだまだ限定的なものにとどまっています。

それに対してiPad Proはスマートフォンに最適化されたUI/UXを大画面で利用できる点にメリットがあります。

実際にSurfacePro4では、WindowsそのもののUIをタブレットで利用することになりますので、小さいボタンやスライダーを操作するのが難しかったり、大画面前提のPCアプリを、画面の狭いタブレットで使用するのには問題があることが考えられます。

 

PCを代替えするには超えなければならない壁がある

 

このように、タブレット端末が高性能になってきたとはいえ完全にノートPCを置き換えするものとはなっていないのが現状です。

しかし、使い方を限定するのであればバッテリーの持ちや通信SIMの搭載など、PCにはない利点がある点でタブレット端末もビジネス上で強い味方になってくれるはずです。

今後タブレット端末がどのように進化するのかが楽しみです。

 

 

 

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