VRの産業活用はなぜ難しい?88gの軽量メガネを体験して分かった、VR導入を成功に導くポイント


みなさんこんにちは。株式会社キャパの阿部です。

突然ですが、皆さんはVRゴーグルを装着したことはありますか?

VRを活用することでビジネスチャンスを拡大できることはすでに周知の事実となりつつありますが、実際に自社のビジネスに置き換えた時どのような活用方法があるのか、具体的なイメージがつきにくい方も多いのではないでしょうか。

その理由の1つとして、VRゴーグルの汎用性の低さが挙げられるかと思います。

 

 

でかい、重い、着脱しにくかったVRゴーグル

 

これまでの一般的なVRゴーグルには、これらのイメージをもたれている方も少なくないでしょう。

ビジネスシーンにおけるVRの活用というと、「物件の内覧」「研修(機械の操作方法や運転方法のシミュレーションをVR内で行う)」などが代表例として挙げられますが、下のように大きく重いVRゴーグルをお客様が装着することは手軽さに欠ける点から、無視できない障壁になってしまう可能性がありました。

 

 

また、問題はその大きさだけではありません。

物件の内覧などでお客様にVRゴーグルを装着してもらうことで、よりリアルに引越しのイメージを膨らませてもらおうと思っても、これまでのVRゴーグルの形では「つけるのが面倒…」「つけている姿を見られるのが恥ずかしい」という声も多く挙がっていたといいます。

さらに、女性の場合には化粧崩れを懸念してVRゴーグルを装着することをためらう方も多いんだとか。自社のサービスに磨きをかける意味で思い切ってVRを導入しても、「ゴーグルを掛ける」行為のハードルが高いとそれ自体が普及する可能性は低くなってしまいます。

 

 

VR活用、懸念は「メガネユーザー」への対応だった

 

上記のような「気恥ずかしさ」や「化粧崩れ」などもお客様にVRゴーグルを装着してもらうことを想定する上では軽視できない問題ですが、それ以上に対応が難しいとされていた問題は「メガネユーザーへの対応」です。

映画館や観光体験など、エンターテイメント系でのVR活用場面ならさておき、建築現場や工場などでも導入が進んでいる研修(シミュレーション)場面でのVR活用で「視力が奪われる」ことは死活問題であるといえます。

従来のVRゴーグルではその仕様上、メガネの上からゴーグルをかけることは難しい場合も多くありました。また、可能であってもメガネの上からVRゴーグルを装着するとかなり窮屈に感じられてしまいます。そのため「メガネをかけている人はVRゴーグルを使えないのでは?」という感覚を持つ方が一定数いるのが現状です。

実際には視力の悪い人も装着できるピント調節可能のVRゴーグルも発売されているのですが、問題はそこではありません。上で挙げたVRゴーグルへのマイナスなイメージや、「メガネかけてる人はどうするの?」という市場の雰囲気こそが、VR活用の障壁の一つとなっているのです。

 

 

インスタント袋麺より軽い、メガネ型のゴーグルなら?

 

これまでビジネスシーンにおけるVR活用の懸念点の一つであるVRゴーグルの煩わしさについてご説明してきましたが、それらの問題、重量88gのメガネ型ゴーグルだとどうでしょうか。

 

 

上の写真は、トト(dlodlo)社の最新VRメガネ『V1』という商品です。こちらの商品は重さがわずか88g(遮光カバー含約105g)とインスタント袋麺よりも軽いのにも関わらず、圧倒的高解像度かつピント調整も可能と、今VR業界でもっとも注目を集めているデバイスの一つです。その驚きの軽さから、東京ゲームショウでも話題となりました。
DlodloのVRグラスV1が東京ゲームショウで注目を浴びる

 

V1のような軽量で着脱が容易なデバイスであれば、「重くてつけにくい」「つけ続けると頭が痛くなる」といった事態を根本から解消することが可能です。

先日、ちょっとしたご縁でこちらのV1を装着させていただく機会があったのですが、なんといってもとにかく軽い。かけていて重みや圧迫感を感じることも一切ありませんでした。

それもそのはず、こちらはなんと世界最軽量・最薄型VRメガネなんです。

 

 

か弱い(?)私でも、メガネをつけ外すのと同じ要領で着脱することができました。

また、この時あるVRコンテンツをこのメガネを通して鑑賞させていただいたのですがその没入感は従来のVRゴーグルに全く引けをとりません。「VRゴーグルが軽いと、どんな意味があるの?」と感じる方もいるかもしれませんが、前述のようにビジネスにシーンにおけるVR活用においてそのデバイスの使いやすさはVR導入の成功の鍵となりえます。

 

 

ユーザー体験の向上を「邪魔しない」VRメガネで、VR導入を成功に導く

 

今回私はこのV1を実際に体験して、企業のVR活用成功のポイントは「VRを導入する本当の目的を果たせるデバイスを選ぶこと」なのではないかと感じました。

もはやその話題性だけでVR導入を検討されている企業は少ないでしょう。昨今の日本では業務の効率化やユーザー体験の向上のためにVRを導入検討する企業がほとんどだと思います。

 

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:中山泰男)は、このたび、カディンチェ株式会社(本社:東京都品川区、社長:青木崇行)との協働により、警備業界で初となるバーチャルリアリティ(以下、VR)技術を活用した研修プログラムを開発し、社員教育に導入します。
本研修プログラムは、ヘッドマウントディスプレイを装着して、画面に表示される全周囲の映像を見ながら、その状況における模範的な対応を疑似的に体験し、学習するものです。
VR技術を活用した研修プログラムは、準備・片付けに多くの費用がかかる研修、危険性が高く体験機会が限られてしまう研修を、より多くの社員が安全に疑似体験、学習することができます。
具体的な研修プログラムは、「煙が充満する中での避難誘導」「避難器具の体験シミュレーション」で、順次VRに適した研修コンテンツを充実させていきます。VR技術による体験型研修を活用することで、社員一人ひとりのスキルアップを図り、サービス品質の向上につなげていきます。

SECOM 報道資料より

 

上の例でSECOMがVRを導入した目的はコスト削減や安全性の確保などが主に挙げられるかと思いますが、これを邪魔してしまうVRデバイスだとその目的は果たせなくなってしまいます。

迅速な対応が求められる避難指導においてVRゴーグルの装着に時間がかかっていては本番を想定した緊張感は得られません。これではVRによって作り出される臨場感や現実感は本来の力を発揮することはできないでしょう。また、視力(ピント)調整機能のないVRゴーグルを使用すれば、視力の悪い社員は本来の目的である安全な研修を受けることが難しくなってしまいます。

VR導入を検討するにあたってそのコンテンツ内容やコスト面に着目しがちですが、それだけでは肝心のユーザー体験にコミットすることはできません。VRコンテンツはその目的を果たせるデバイスを選択してこそ、初めて価値を発揮することができるのです。

 

失敗しないVR導入のためにも、VRの導入をご検討中の方は改めて「VRの導入によって果たしたい目的とそれを可能にするコンテンツ(デバイス)はあるのか」という観点でもじっくり比較・検討されることをオススメしたいと思います。

 

 

 

 

 

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