ついにApple Watch発売。ウェアラブルはどこへ行く?
4月24日です。ついにAppleWatchが発売になりました。各地でなかなかの祭りになっているようですが、初回ロットで200万本以上売れたそうです。すごいですね。
ちなみに、200万円(!)する機種も、全体の数%を占めるそうです。お金持ち、いるんですね。
これにより、本格的な「ウェアラブル」時代の到来となるか、一過性のブームで終わるかはまだわかりません。iPhoneは7500万台ほど出ているので、時計を買った人はまだiPhone保持者に比べるとまだわずかです。
とはいえ、単一の機器がすでに200万台あるということは、ライフスタイルに何らかの影響があると見てもよいでしょう。ただ、多くの人はおそらく、「何に使うの?」と言った感想が本音ではないかと思います。周りを見渡しても、購入者ですら、「いや、とりあえず買ってみた」と言っているのですから、購入していない人は推して知るべしです。
この機器の使い方を想像するには、ウェアラブルの本質を見る必要があります。わざわざ取り出さずとも見ることのできる時計型の機器と、スマートフォンとの違いは何でしょう?
脈拍などの情報が取れる?アパレル的な使い方?
おそらく、いずれも違います。ウェアラブルの端末はいずれも小さく、処理能力が低いものばかりです。したがって処理を必要とする機能をつけようとすると必ず「母艦」が必要となります。母艦はもちろん、スマートフォンとなるはずです。
したがって、現在はスマートフォンをハブとする一連の機器の一つ、と考えるべきでしょう。スマートフォンからエアコンを操作できる、スマートフォンからスピーカーを操作できる、スマートフォンから照明を操作できる、そういった機器群の一つとなります。
ただし、ウェアラブルは操作の対象機器とはなりにくいので、どちらかと言えば入力機器として使われることが想定されます。
すなわち、ウェアラブル⇒スマートフォン⇒各種機器
という流れです。これを見てわかるようにほとんどの用途は最初、「リモコン」としての用途となるでしょう。あらゆる電子機器のリモコンとして常に身につけておく、また、加速度センサーなどが発達してくればジェスチャなどから入力も可能なはずです。
「超優れたリモコン」
それが、ウェアラブルの実態です。