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「BLE」(Bluetooth Low Energy)を開発している会社はこれ。大企業からベンチャーまで

導入や開発が容易であり、電力消費量やセキュリティレベルなどの点で、大企業でもベンチャー企業でも大きな注目を集めているBluetooth Low Energy(BLE)ですが、企業はどのような開発を行っているのでしょうか。今回は、BLE開発を手掛けている4つの企業を紹介してみます。果たしてどんな製品や開発意図がそこにはあるのでしょうか。

 

 

BLE開発を進める企業1.東芝

 

日本の技術研究といえば、やはり東芝を見過ごすわけにはいきません。この東芝でもBLE技術の開発は進んでいます。注目されている技術として挙げられるのは、「新しい無線受信アーキテクチャの開発」でしょう。この技術を開発したことで、無線受信器の消費電力量を大幅に削減することに成功しました。計測データなどをウェアラブルデバイスで取得し、BLE技術を利用し、スマートフォンやタブレットなどの外部端末へ情報を移転するという仕組みが広まっています。こうしたウェアラブルデバイスでは、消費電力の問題は開発を進める上で大きな壁として認識されており、今回の開発はIoT分野を活性化させる一助となるでしょう。

 

 

BLE開発を進める企業2.braveridge

 

株式会社braveridgeは、2004年に作られた無線通信技術に強みを持つ、ODM/OEM企業です。本社が福岡にあり、香港や中国にも海外拠点をもつ会社として注目されてきました。BLE搭載の電子機器などの開発はもちろんのこと、最近ではBLEモジュールを単体で売り出しています。加えて、BLE開発キットを発表し、注目を浴びました。これは、最近では企業に縛られることなく、独自のスタイルで開発を進めている開発者が増えてきているとして、こうしたフリーの開発者を技術でサポートしようという意図があります。この揮発キットを利用すれば、自分で作ったプロトタイプの電子機器にBLEを導入出来るため、開発の幅はさらに広がること間違いなしでしょう。

 

 

BLE開発を進める企業3.ACCESS

 

株式会社ACCESSは、1979年に創業された、比較的歴史のあるソフトウェア開発会社です。2000年以降にはアメリカや韓国の企業をM&Aしていくことで、技術力や組織力を高めていきました。本社は千代田区神田にあり、単体の従業員数は200名の規模になっています。現在では、IoTのセンサー技術の開発に優れており、ビーコンの出荷台数は国内でNo.1のシェアを誇っています。他にも、BLEを利用したアプリケーションサービスやクラウド技術をパッケージで提供していることや、もともと開発していた携帯電話関係の基盤にBLEを利用するなど、多角的な活動を行っている企業です。

 

 

BLE開発を進める企業4.クレスコ

 

株式会社クレスコは、1988年に設立された会社で、IoTや機械学習技術に優れた企業です。品川駅の近くに本社があり、一部上場、単体で1,000人を超える従業員を抱えている、かなり大きな企業ということが出来るでしょう。BLE技術としては、KEYAKIというサービスを展開しています。これは、iPhoneやAndroidといったスマートフォンに搭載されている、iBeaconという技術を利用し、工場や店舗スタッフなどの位置情報や、機材や機械の利用状況などを可視化することで、ビジネスの効率性をさらに高めることが出来るサービスといえるでしょう。IoTといえば、BtoC的な仕組みが紹介されることが多いですが、このKEYAKIでは、BtoBを中心とした、様々な開発を進めていくとしています。

BLE技術を利用したサービスの展開は、かなりスピーディに行われています。単なる技術としての利用から、すでにBtoB向けのサービス展開をしている企業も出てきました。今後、さらなる発展が予想されます。更に、スマートフォンに標準装備されつつある、iBeaconという技術とBLE技術を連結させることで、今までになかったサービスや製品が開発されつつあるのです。この機会にBLE技術の可能性について、ぜひ注目していきましょう。

 

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