YouTube公式アプリ「YouTube VR」がGear VRに対応!Oculus Goへの対応は
Googleの動画配信サービスであるYouTubeには、YouTube上で視聴できる様々なVR動画をVRヘッドセットで視聴できるアプリ「YouTube VR」があります。
しかしYouTube VRでVR動画を視聴するには、VRヘッドセットが対応している必要があります。
これまでYouTube VRに対応していたのは、Google社のGoogle Daydream、HTC社のHTC Vive、ソニー・インタラクティブエンタテインメント社のPSVR(PlayStation VR)だけでした。
しかし2018年夏には、サムスンのGear VRも対応を始めています。そして遂に2018年10月には、Oculus社から発売されているオールインワン型のVRヘッドセットOculus GoもYouTube VRに対応することになりました。
そこで本記事では、YouTube VRを巡るVRヘッドセットの現状について紹介します。
YouTube VRとは?
YouTube VRとは、360度動画や前面だけの180度動画といった、YouTubeのVR動画を体験するための専用アプリです。VR動画だけでなく、従来の2D動画も大画面で視聴できるのが特徴です。
ただし、アプリといってもVRヘッドセットやデバイスが対応していなければ、このアプリを使ってVR動画を視聴することはできません。7現在対応しているのは、Google Daydream、HTC Vive、PSVR、そしてGear VR(Oculus Goは対応予定)だけです。
YouTube VRをもっとも手軽に体験したいのであれば、Google DaydreamにGoogleが認定した「認定スマホ」を装着することです。
Google Daydreamは公式サイトでも1万2000円で購入できますので、認定スマホさえあれば安価にYouTube VRを楽しむことができるわけです。
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Gear VRとは?
Gear VRとは、対応しているスマホをセットすることでVRを体験できるVRヘッドセットです。Gear VRで気を付けたいのは、サムスン社から発売されているGalaxy S6以上かGalaxy Note5以上のスマホにしか対応していないことです。
ただ、Gear VRは1万円台で購入ができます。2018年夏からYouTube VRに対応しましたので、Galaxy S8やS9などといった最近のモデルを使えば高精細な画面表示でVR動画を楽しむことができるでしょう。
なお、YouTube VRはOculus Storeから無料でダウンロードすることができます。
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Oculus Goとは?
Oculus Goとは、2018年5月に発売された一体型VRヘッドセットです。
これまでのVRヘッドセットは、ヘッドセット本体以外のデバイスが必要でした。PSVRはPlayStationが、HTC ViveにはハイスペックなPCが必要なように。
Google DaydreamやGear VRには大がかりなデバイスは必要ありませんが、ヘッドセットにスマホを装着する必要があります。
その点、Oculus Goは本体内にデバイスが内蔵されているため、スマホもPCもいらずにVRヘッドセット単体でVR動画が楽しめるのです。
そのため、Oculus GoがYouTube VRが対応することが待たれていたのですが、満を持して2018年10月から対応することがアナウンスされました。
VR動画の欠点として、ヘッドセットを装着していない人たちには何を見ているのかわからないということがあります。
その欠点を補うべく、Oculus Go内で視聴している映像をテレビや他のデバイスにストリーミングして視聴することができるキャスト機能が搭載されることも予定されています。
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YouTube VRの未来
YouTube VRには既に80万本以上のVR動画が視聴できるようになっており、この数字は日々増えていっています。また最近では、複数のユーザーが同じVR動画を一緒に視聴できるシェア機能Watch Togetherが追加されています。
この機能を利用することで、仮想空間内で他のユーザーとVR動画を視聴したり、会話したりできるようになります。VRにソーシャル機能が搭載されたというわけです。
また、YouTube内ではバーチャルYouTuber=VTuberが増加し、VTuberのファンも合計人数が1,000万人を超えています。
このようなVTuberのコミュニティが本格的にVR空間を活用した場合、VRソーシャルビジネスは大きく成長していくと予想されています。
そして、Gear VR、Oculus GoとYouTube VRに対応するVRヘッドセットが増え、VRソーシャル機能が追加されたことで、YouTube VRに対してもさらに多くの対応VR動画が投入されていくことでしょう。