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BIM/CIM運用を学べるスクールとは?比較しながらご紹介

そんな中、多くの人が注目しているのがBIM/CIMスクールの存在です。専門的なスキルを必要とするBIM/CIMですが、その専門性の高さゆえに独学は難しく、スクールの有効活用が求められます。

今回はBIM/CIM運用を学べるスクールについて、そして学校選びのポイントなどについてご紹介します。

目次:
①BIM/CIMスクールに注目が集まる理由
②BIM/CIMスクール選びのポイント
③BIM/CIMの運用方法を学べるスクール比較

BIM/CIMスクールに注目が集まる理由

これまでもCADソフトの運用は90年代から行われてきましたが、BIMの登場によって、3Dモデリングに対する注目度は一気に高まりました。それに伴ってBIM/CIMスクールへの注目度も高まっているのですが、その理由について考えてみましょう。

BIM/CIM人材の不足

一つ目は、BIM人材の不足です。BIMは2000年代後半から2010年代にかけて運用が進められてきた技術です。特にCIMは2012年に国交省がBIM技術をもとに生まれた造語でまだ誕生からまもない技術であることがわかります。最近ではCIMをBIMに加え、BIM/CIMとして一括りにする動きも見られますが、いずれの技術も運用できる人材はまだまだ限られています。

BIM/CIMは、従来のCADとは違い、3Dモデリングだけでなく、3Dモデルに様々な情報を付与して運用する技術です。そのため、基本操作こそCADオペレーターのそれと大差はありませんが、数値情報も適切に扱わなければならず、複合的なスキルが必要になります。

従来のCADオペレーターよりも複雑な操作を要するだけに、大手企業でもBIM/CIM人材はまだまだ需要は大きいと言えます。既存の社員を直接育成したり、実践的な運用を進めながらスキルの習得が求められたりなど、十分な環境が整っているケースは稀です。

逆に言えば、BIM運用のスキルや資格があれば、建設業界では非常に貴重な人材として、重宝されることになるでしょう。

育成環境も不十分

建設業界は人手を必要としているだけに、新卒採用に積極的な姿勢を見せている企業は少なくありません。ただ、BIM/CIMスキルを身につけている人材が少ないだけでなく、組織においても育成環境はまだ十分に整っていないため、即戦力を確保できているかは怪しいところがあります。

BIM/CIMは比較的新しい技術であるだけに、教えられる人材は限られており、尚且つ人にスキルを伝えられるほど能力のある人材は、BIM人材の不足により多忙なプロジェクトを過ごしているケースがほとんどです。そのため、BIM/CIMの教育をアウトソーシングしたり、自主的に社員へ学習を促たりといったケースも起こり得ます。

また、実践的なプロジェクトにおいてもBIM運用は実験的に進めていることが多く、ノウハウの蓄積も浅いため、そこから学べることが必ずしも将来につながるスキルに直結するとは限りません。

このような理由から、BIM/CIMスクールの授業を受講し、基礎的な技術を適切なカリキュラムで学んだ方が、得られるものは大きいと言えるでしょう。

BIM/CIMスクール選びのポイント

BIM/CIMを学べるスクールは、すでにいくつも存在しており、全国展開で授業を開講しているスクールもあります。BIM/CIMを学ぶのに最適なスクールを、上手く見つけるポイントについて、ご紹介します。

CADではなくBIM/CIMに対応している学校を選ぶ

まずは、その学校がBIM/CIM講座を完備しているかどうかを確認しておきましょう。前述の通り、BIMはCADとはかなり異なる技術であるため、CADのスキルは学べても、BIMはとってつけたようなカリキュラムしか用意されていない、というケースが考えられます。

そのため、CADではなくBIM/CIMに特化した講義やカリキュラムが十分に用意されているかをパンフレットやサイトで確認し、受講を検討すると良いでしょう。

資格につながる・実用性のある講義を選ぶ

BIM/CIMの技術はいくつかの資格によって、その実力を公式に証明することができます。例えば、buildingSMART Japanが提供する国際的な「プロフェッショナル認定制度」は、個人でも取得が可能な資格の一つです。

あるいは、Autodeskが提供するRevit Architecture ユーザー試験のように、一企業が国際的な認定資格を設け、スキルレベルの基準として提示できるようなものも存在します。

BIM/CIMはまだまだ実際のプロジェクトに参画して経験を積むのが難しいため、こういった資格を上手く取得し、そのスキルレベルを証明する必要があります。

これらの資格の習得に最適なコースを選び、キャリア形成を促しましょう。

オンライン・オフラインの強みを理解する

BIM/CIMスクールも、他の技術同様、直接学校で学習を進められるオフライン講義と、ネット上で完結するオンライン講義が選べます。

オフラインは学校に直接赴かなければなりませんが、学校で集中して取り組めるだけでなく、インストラクターへ直接質問したり、プロのノウハウを得られたりします。対してオンラインでは個人の集中力が問われますが、好きなタイミングと好きな場所で講義を受けられるので、日々を忙しく過ごしていても学びの機会を得られます。

両者の強みを理解しながら、最適な方法を選びましょう。

BIM/CIMの運用方法を学べるスクール比較

最後に、BIM/CIM運用を学べるスクールについて、いくつかピックアップしながらそれぞれの違いを見ていきましょう。

ReCADemy

CADスクールとして実績のあるこちらの学校では、BIMに特化したオペレーター養成コースが用意されています。RevitとAutoCADというポピュラーなツールを使う方法について、未経験者でも丁寧に学ぶことができ、転職活動やキャリア形成のステップアップにつなげられます。

CAD運用のノウハウも交えながらの講義が期待できるため、BIM/CIMとCADの違いを理解しながら、次世代の技術のポテンシャルを引き出す術を学べるでしょう。

公式サイト:https://recademy.jp/co_bimope_re_ac

Winスクール

IT関連の講座で実績のあるこちらのスクールでも、BIM特化のコースが用意されています。3ヶ月という短期間で未経験からスキル取得を目指せるコース、企業の研修向けに提供されている、1ヶ月のコースが用意されているため、状況に合わせて最適なプランを選択できます。

授業は全て個人レッスンで行われ、自分のペースで学ぶことができるため、初心者でも安心して講座に集中できます。

公式サイト:https://www.winschool.jp/guidance/cad/revit.html

BIM ACADEMY

BIM専門のアカデミーとして、オリジナルのテキストを使いながらスクールを開講しているのがBIM ACADEMYです。建築の実務経験を積んだ、Autodesk 社の認定インストラクターが講師を務めるので、経験に裏打ちされたノウハウの吸収が可能です。

また、Autodeskが提供する公式認定試験、Autodesk Revit ユーザー試験の試験対策にも対応しており、講座を受けてすぐ試験へと移行できます。まずはBIM/CIMに関する基本的なスキルを手っ取り早く身につけたい、という人にとってはありがたいプランとなるでしょう。

公式サイト:https://bimacademy.tokyo/

おわりに

BIM/CIM技術のニーズは高まっているものの、そのスキルを身につけた人材は不足しています。BIMを学べるスクールに通い、基礎的な知識と技術を身につけるだけでも、就職活動などにおいては有利に働きます。

積極的に活用し、自身のキャリア形成に役立てましょう。

 

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