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BIMデータをワンクリックで統合!Unity Reflectでできる3つのこと

建設業界での運用が進んでいるBIMデータですが、BIMデータそのものが普及しても、それを運用できるプラットフォームが普及しなければ有効活用はかないません。

ゲームエンジンでお馴染みのUnityは、2019年末よりBIMデータの扱いに特化したプラットフォーム「Unity Reflect」をリリースし、いわゆるAEC(建築・エンジニアリング・施工)業界におけるBIM活用推進に役立っています。今回はそんなUnity Reflectの機能に注目し、BIMデータ統合をはじめとする主な3つの機能について、ご紹介します。

目次:
①Unity Reflectについて
②Unity Reflectでできる3つのこと
③Unity Reflectが提供する2つのサービス

Unity Reflectについて

Unity Reflectは、3Dモデリングなどを扱うAutodesk社との協業により、建築や製造業向けのプロダクトとして登場したサービスです。BIMデータを生成する技術については多くの企業が取り組み、実際に導入を進めてきましたが、ここで問題となっていたのがデータの互換性です。

BIMデータとは一言で言っても、そのデータ形式は採用しているBIMソフトによっていくつかの種類に分かれるため、必ずしもシームレスにデータの共有ができるとは限りませんでした。そこで登場したのがUnity Reflectで、あらゆるユーザーが一つのサービスからBIMデータを扱えるよう促してくれています。

BIM運用を妨げる要因であった互換性の排除を実現しており、Unity Reflectの登場によってますます建設業界におけるBIIM活用が進むと期待されています。

Unity Reflectでできる3つのこと

Unity Reflectを導入することで、多様な機能を利用できるようになります。ここでは導入によって得られる主な3つのメリットについて、解説します。

BIMデータの迅速な統合

Unity Reflectの最大の長所とも言えるのが、BIMデータの迅速な統合です。Autodeskが提携して開発されたプラットフォームということもあり、同サービスではAutodesk製品によって構築されたBIMデータには全て対応しているのが特徴です。RevitやBIM360など、Unity Reflectを通じてBIMデータを統合し、円滑な情報共有や図面の運用に役立てられます。

また、Autodesk製品以外のBIMソフトにも対応しているため、ソフトの違いによってもたらされてきた互換性の問題を広く解決することに成功しています。SketchUpやRhinoといったポピュラーな製品が含まれているため、どんなBIMソフトを使っていてもUnity Reflectを解したコラボレーションを実現できます。

また、Unityプラットフォームを通じてBIMモデルをPCやスマホ、タブレットなど、幅広いデバイスへ共有することも可能になります。OSやデバイスの種類を問わず、自由にデータを行き来させる上で大いに役に立つサービスです。

リアルタイム3Dの実現

UnityとAutodeskの協業によって注目が集まったのが、リアルタイム3Dと呼ばれる技術です。これまで3Dデータというのはインタラクティブに運用することが難しく、絵画のように一度完成してしまったものは編集することが難しいというのが常識でした。

しかしUnity Reflectの登場によって、3Dの柔軟性はより高まっていくこととなっています。リアルタイムに画像の解析や生成ができるため、モデルの修正やフィードバック、コラボレーションといった汎用性の獲得に役立ちます。AR/VRを使った原寸大スケールの3Dモデルの運用にも対応しているため、まるで目の前で自由に巨大なビルを改変していくような、高い柔軟性を持って開発を進められます。修正のききづらい下流段階におけるミスの発見や、修正作業の必要を未然に防ぐ上で活躍する作業です。

Unityの調査によると、調査に関わった55%のAEC企業が2年以内にリアルタイム 3D を実装しているであろうと言及している上、リアルタイム3Dを実装した94%の企業が、更なる投資を進める計画があると回答しています*1。注目度の高い最新技術を、Unity Reflectの導入によって実現可能です。

カスタマイズによる自社に特化したアプリの開発

Unity Reflectはデフォルトでも高度なパフォーマンスが期待できる一方で、自社に特化したアプリとしてカスタマイズすることもできます。BIMデータをUnityエディターに取り込むことで、カスタムアプリの開発を進められるため、プロジェクトの特性、あるいはクライアントの環境に合わせたBIMデータ運用を実現可能です。

Unity のプロフェッショナルサービスチームと連携すれば、さらに高度に、そして自社に最適化されたアプリ開発を促進できます。

Unity Reflectが提供する2つのサービス

Unity Reflectは、大きく分けて2つのサービスを提供することで、高度なBIMプラットフォームとしてその効果を発揮しています。ここではその2つのサービスについて、ご紹介します。

Unity Reflect Review

Unity Reflect Reviewは、プロジェクト関係者全員が納得できるハイエンドなコラボレーションを実現するサービスです。AEC業界では大きなプロジェクトになるほど、関係者が増えることで意思決定に時間がかかってきましたが、同ツールの導入は、そのような余計な負担を最小限に抑えてくれる機能を果たします。
リアルタイムで3Dデータをやりとりしながら、オンライン上でフィードバックや修正を受けられるこちらのサービスは、Unity Reflect上で動作しながらも、元のBIMデータとリンクさせることで実現しています。情報共有にかかる時間を最小限に抑え、AR/VRといった最新の設計モデル活用技術を使い、感覚的な理解を促すことで、業務効率化を目指します。

Unity Reflect Develop

Unity Reflect Developは、建築物やインフラのライフサイクルが抱える問題へ迅速に対処するべく、独自のカスタムアプリ構築を支援し、社内での運用、あるいは商用での配布を可能にしてくれるサービスです。BIMモデルの修正作業、あるいはBIMモデルを使ったシミュレーションや避難訓練などBIMモデルのポテンシャルを最大限発揮できるための環境を提供してくれます。

カスタムアプリ構築にかかる時間と手間を最小限に抑え、3Dから7DまでのBIMにも対応しているということで、ハイエンドなアプリ開発を実現可能です。もちろん運用に当たってはプラットフォームに制約はなく、好きなデバイスから開発、及び利用が可能です。

終わりに

Unity ReflectはAutodeskとUnityの協業で生まれたプラットフォームということもあり、BIM運用をこれまでになく身近な技術にしてくれるポテンシャルを秘めています。これまでBIMの使いづらさや、汎用性について疑問を持っていた人にとって、その印象を覆してくれるサービスとして普及していくかもしれません。

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参考:
*1 Unity Reflect 「拡張現実(AR)とバーチャルリアリティ内の BIM モデル」
https://unity.com/ja/pages/unity-reflect

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