1. TOP
  2. ブログ
  3. Unity Proとは?金額やメリット、自宅で利用する方法をご紹介

Unity Proとは?金額やメリット、自宅で利用する方法をご紹介

Unity Proのライセンスについてお悩みですか?

Unityは無料ライセンスもありますが、ある程度の収益がある場合は有料のライセンス契約が必要です。有料ライセンスの1つ「Unity Pro」はソースコードにアクセスできるため、より高度なゲーム開発ができます。さらに優先的なカスタマーサポートも受けられるので、困ったときも安心です。

この記事ではUnityのライセンスをどのプランにするか悩んでいる方に向けて、各プランの金額や機能、そしてUnity Proのメリットをご紹介します。

この記事を読むと、以下の3つのことがわかります。

1.Unityが人気である理由

2.Unity Proを含むライセンスの金額や機能

3.有料であるUnity Proを契約するメリット

Unityとは

UnityとはUnity Technologies社が提供するゲームエンジンです。日本はもちろん世界中のゲーム開発で定番ともいえるツールなので、名前を聞いたことがないという方はほぼいないでしょう。

統合ゲーム開発環境ソフトウェアとして個人から法人まで利用でき、高度で複雑なゲーム開発も可能です。あの任天堂Switchでは、ゲームの半分以上がUnityで作られています。(※1)任天堂以外にも、「ウマ娘 プリティーダービー」や「ポケモンGO」といった超人気ゲームもUnityを採用していることで有名です。

Unityには無料プランもあり、個人でゲーム開発を行う人にも人気があります。またノンプログラミング開発が可能であり、この点でも個人や初心者に方に人気です。

Unityには、以下の特長があります。

l  マルチプラットフォーム対応

l  リアルタイム開発ができる

l  アセットストアを利用したスピーディな開発

Unityの大きな魅力といえばマルチプラットフォーム対応で、Windows、Mac、Web、モバイルデバイスはもちろん、各ゲーム機器やVR/AR、TVと様々な開発が可能です。

トップレベルのマルチプラットフォームであるUnityは、PSシリーズを開発・販売するSCEと戦略的提携を行っています。(※2)そのためゲーム機「Wii U」や「PS Vita」「PS 4」といった様々なゲームにも対応しています。

またリアルタイムにプログラムを実行できるので、変更を加えて動作を確認しながらの開発もスピーディに行える点が魅力です。

Unityには「アセットストア」があり、開発者はこのアセットストアを利用できます。ストア内ではUnityで利用できる素材や画像が有料または無償で公開されており、合う素材があれば開発に大きく役立ちます。

アセットストア:https://assetstore.unity.com/

Unityはゲームエンジンとして世界的に有名ですが、その性能やビジュアルの良さを生かして建築や医療、教育などあらゆる分野で活用が進んでいます。

建築では、建築のデジタル化ともいえる「BIM/CIM」の推進に貢献しており、BIM向けツールとして「Unity Reflect」をリリースしました。Unity Reflectについては、「Unity Reflectとは?何ができる?」で詳しく解説しておりますので、ぜひご参照ください。

<h2>Unity ProはUnityライセンスプランの1つ</h2>

Unityには無料を含め「Personal」「Plus」「Pro」「Enterprise」という4つのプランがあります。(2022年7月時点)実はUnityは2020年サブスクリプションの価格改定があり、料金が引き上げられることとなりました。(※3)

Unityの無料プラン「Personal」は残っていますが、機能やサポートが充実しているとはいえません。またUnityの無料プランは「過去1年間に10万米ドル未満の収益、または資金(調達または自己資金)」未満のクリエイターであることが条件です。(※4)これを超えると、Plus以上の有料プランが必須となります。

商用利用や企業での導入を考えているなら、収益や資金調達の上限がないUnity Pro以上のプランがおすすめです。

Unityにおける4つのプラン比較

Unityで用意されている4つのプランについて、価格と機能の一部を一覧でご紹介します。(※5)


PersonalPlusProEnterprise
価格無料48,394円/年217,800円/年484,000円/月
スプラッシュスクリーンの カスタム化×
ソースコードのアクセス××オプション
テクニカルサポート××オプション
Unity Success Advisor への優先アクセス(英語)××
優先的カスタマーサービス××

※税込

4種類あるUnityプランは、上記のように価格とできることが異なります。高度なゲームコードを開発したいと考えているなら、ソースコードへのアクセスが可能なPro以上のプランが必要です。

Unity Proで契約するメリット

1つ下位プランであるUnity Plusより費用が格段に上がるUnity Pro。Unity Proを契約すると、以下のメリットがあります。(※6)

l  収益や調達金額による制限がない

l  優先的なカスタマーサービスを受けられる

l  Success Advisor への優先アクセス

l  テクニカルサポートを利用できる

l  300 時間を超えるプロフェッショナルトレーニングコンテンツが利用可能

Unityは会社の年間収益や資金調達により、契約できるライセンスに制限があります。Proより1つ下のPlusの場合、所属する会社の年間収益および自己資金を含む資金調達の過去12か月の合計が20万米ドル以下でなければいけません。(※7)

つまり過去12か月で20万米ドル、日本円で約2,000万円以上の収益や資金調達がある場合はUnity Pro以上のライセンス契約が必要です。

またライセンスやIDアカウント、アセットストアなどについて相談したい場合、Pro以上のプランでは優先的カスタマーサービスが受けられます。優先的に案内されるため、長く待たされるリスクがありません。

Unity Proでは専属のUnityスペシャリストがついてくれるため、プロジェクトについて相談したり、開発に適したリソースや機能を案内してもらったりすることも可能です。

Proではオプションで追加できる「テクニカルサポート」では、Unityに問題が起こった際、Unityのプレミアムサポートチームが技術的問題に迅速に対応してくれます。ダウンタイムを最低限に抑えて通常業務に戻れるため、開発者にとって大変有利なサポートの1つです。

そしてUnity Proで契約すると、300時間を超えるプロフェッショナルトレーニングコンテンツが利用できます。開発者の育成を支援してくれるため、これから技術者を育てたい企業にとっては大きなメリットです。

Unityのオンデマンドトレーニングについては、別サービスとしてサブスクリプションタイプもあります。しかし単体で契約すると1シートあたり600ドル/年かかるので、Unity Proはお得といえます。

在宅時のライセンス運用について

リモートワークが進む昨今では、ライセンス契約を結ぶUnity Proのようなツールの扱いに悩む人も少なくありません。Unityでは在宅勤務において、以下のように決められています。(※8)

・勤務先で1台のみのPCにUnity Proを使っている場合

Unity Proライセンスは、1つの契約に付き1人のユーザーが同時に「2台」までのコンピュータにUnityをインストールできます。つまり勤務先で1台のみの場合、自宅のPCにも1台インストールが可能です。

自宅PCでUnity Proを使う場合、自分のUnity IDに割り当てられたシリアルキーでアクティベートすれば利用できます。

1つのライセンスにつき2台のPCにインストールできますが、別々のユーザーが使用することはできません。

・勤務先で2台のPCでUnity Proを使っている場合

勤務先ですでに1つのライセンスで2台のPCにUnity Proをインストールしている場合、どちらか1台のアクティベーションを解除する必要があります。解除する前にUnity IDのシリアルキーを控えておき、自宅PCでアクティベーションする時困らないようにしておきましょう。

Unityライセンスの1つであるUnity Proについて、そのメリットや金額、利用できる機能をご紹介しました。Unityは資金や収益によって契約できるライセンスに制限があり、商用利用が目的の企業は注意しなければなりません。

Unity Proは手厚いサポートが魅力ですから、使えるサービスをフル活用してUnityを賢く活用していきましょう。

建築・土木業向け BIM/CIMの導入方法から活用までがトータルで理解できる ホワイトペーパー配布中!

❶BIM/CIMの概要と重要性
❷BIM/CIM導入までの流れ
❸BIM/CIM導入でよくある失敗と課題
❹BIM活用を進めるためのポイント
についてまとめたホワイトペーパーを配布中


▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

参照サイト:
※1 https://unity.com/ja/solutions/nintendo-switch
※2 https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/592720.html
※3 https://blog.unity.com/ja/technology/pricing-for-unity-pro-and-plus-subscriptions-to-change-on-january-1-2020
※4 https://store.unity.com/ja/products/unity-personal
※5 https://store.unity.com/ja/compare-plans?currency=JPY
※6 https://store.unity.com/ja/products/unity-pro
※7 https://forpro.unity3d.jp/plan/
※8 https://helpdesk.unity3d.co.jp/hc/ja/articles/360041109911

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP