Apple Watchはどれが正解?Series 8・SE・Ultraを比較
スマートウォッチのパイオニアであり、今日も世界トップのシェアを獲得しているApple Watchシリーズですが、先日最新機種が発表され、ラインナップのバリエーションは今まで以上に豊かになりました。
この記事では、そんなApple Watchの購入を考えている方に向けて、果たしてどの製品を選ぶのがベストなのかについて、Apple Watch選びのポイントをSeries 8、SE、Ultraの3機種に絞って解説します。
目次:
- Apple Watchの主なシリーズ
- Apple Watch Series 8の特徴
- Apple Watch SEの特徴
- Apple Watch Ultraの特徴
- 3つのモデルの比較ポイント
- Apple Watchはどれを選ぶべきか
Apple Watchの主なシリーズ
Apple Watchは2022年現在、主なラインナップは以下の3つです。
- Apple Watch Series 8
- Apple Watch SE
- Apple Watch Ultra
製品のディテールは後ほど解説しますが、大まかな分類としては、Seires 8がスタンダードなApple Watchのモデルであり、多くの人が選ぶこととなります。SEは、通常モデルよりも性能と価格を抑えた、リーズナブルなモデルです。Apple Watchは価格が高いということもあり、安価に同製品を手に入れたい、スポーツ用に用意したいという方におすすめです。
そしてUltraですが、こちらはApple Watchの中で最もハイエンドなモデルです。基本的な性能が大きく変わることはありませんが、ディスプレイサイズや本体の素材などにグレードアップが施されており、アウトドアやヘビーデューティの現場でも活躍できるクオリティに仕上げられています。
価格や用途、性能などを比較しながら、どの製品を購入するのかを検討することが大切です。
Apple Watch Series 8の特徴
まずは、最もスタンダードなモデルであるApple Watch Series 8の特徴について見ていきましょう。
Series 8の特徴としては、まずディスプレイサイズを大小の2種類から選ぶことができる点が挙げられます。41mm、あるいは45mmの2種類から選べ、IP6X等級認証の防塵性能、そして水深50mまで耐えることのできる強度を備えています。
ディスプレイは常時表示され、最大1,000ニトの輝度で可視性の高さを保ち、いつでも時間を確認、あるいは各種通知を確認できます。
価格はセルラーモデルが7万4,800円、GPSモデルは5万9,800円となっています*1。
Apple Watch SEの特徴
続いて、Apple Watch SEです。SEはiPhoneの廉価版モデルにも採用されているシリーズ名ですが、Apple Watchのラインナップにも2022年よりSEシリーズが追加され、リーズナブルな価格で手に入れることができるようになっています。
基本的な性能については、Series 8のそれを踏襲してはいるものの、いくつかの点でSeries 8に劣る点が見られます。
まずディスプレイサイズですが、こちらはややサイズが縮小され、40mmと44mmの展開となっています。また、ディスプレイのフレーム部分もSeries 8より太めに設計されており、Series 8に比べて20%ほど画面部分が小さくなっています。
また、Series 8には搭載されている皮膚温センサーや心電図アプリといった、ウェルネス関連の機能がいくつか削除されている点も注意が必要です。
とはいえ、それ以外の点についてはおおむねSeries 8と大きな変化はなく、連続使用時間も最大18時間と、Series 8と同様です。そして価格についてですが、セルラーモデルが4万5,800円から、GPSモデルは3万7,800円からと、Apple Watchの現行シリーズの中で最も安価なのが特徴です*2。
Apple Watch Ultraの特徴
最後に紹介するのが、Apple Watch Ultraです。UltraはApple Watchシリーズの中で最も強度に優れており、あらゆる環境でも正常に動作できるスマートウォッチをコンセプトに展開されています。
Ultraの特徴は、まずディスプレイの仕様に表れています。サイズは49mmのワンサイズ展開ですが、現行シリーズの中で最大の大きさです。
またディスプレイの素材はフラットサファイア前面クリスタル、そしてエッジ保護が施されたフレームを搭載し、あらゆる衝撃から本体を守ります。フレーム側面にはアクションボタンが備わっており、あらゆるコントロールをこのボタンを使って実行することができます。
耐水性能は通常の2倍である100mに達しており、水中での活動が多いユーザーの健康と業務効率化に貢献してくれる点もポイントです。バッテリーも通常の倍である連続36時間まで対応し、電池切れに悩まされる心配から解放します。
そして肝心の価格ですが、Ultraはセルラーモデルに展開を限定しており、12万4,800円と価格もMacbook並となっています。
ただ、こういった特殊な環境でも対応できるスマートデバイスは、いずれも高価な製品ラインナップとなっているため、Ultraが特別高いということはありません。むしろ、この値段でApple製品の、高耐久モデルを利用できることは、見方によっては優れたコストパフォーマンスを発揮しているとも言えるでしょう。
3つのモデルの比較ポイント
Apple Watchの新規購入を考えている場合、上記3つのモデルからお気に入りの一台を購入することとなります。どのモデルにも一長一短があり、選定に困るところですが、最大の比較ポイントはやはり価格になるでしょう。
最もリーズナブルなモデルを選ぶのであれば、SEとなりますし、予算は特に気にしないということであれば、Ultraを購入しておけば間違いありません。
ただ、Ultraは街での生活には少々オーバースペックなところもあるため、アウトドアや屋外活動が少ないライフスタイルの場合、Series 8で十分満足できるはずです。
性能と価格のバランスを考えながら、最適なモデルを選ぶと良いでしょう。
Apple Watchはどれを選ぶべきか
Apple Watch選びに悩んでいる場合、考え方としては
- Series8:標準モデル。それなりの価格でApple Watchを堪能したい場合
- SE:廉価モデル。コストパフォーマンスを重視する場合
- Ultra:高級モデル。予算に制限がない場合や、屋外活動が多い場合
と見ておくと良いでしょう。ちなみにセルラー機能が不要、あるいは搭載したくないという場合、Ultraは強制的にセルラーモデルとなるため、Series 8かSEを選ぶ必要がある点に注意が必要です。
まとめ
Apple Watchは多様なラインナップが展開されているため、どれを選べば良いのか悩んでしまう人も少なくありません。今回の記事を参考にしながら、自身のライフスタイルや予算にあった製品選びを実現してください。
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参考:
*1 Apple「モデルを比較する」
https://www.apple.com/jp/watch/compare/
*2 上に同じ