Rebroのライセンスの種類は?種類別のインストール方法も解説
Rebroのライセンスにはスタンドアローン版とネットワーク版の2種類があります。スタンドアローン版では月額レンタルプランも選択可能です。では、それぞれのライセンスにはどのような違いがあるのでしょうか。
本記事ではRebroのライセンスの種類と概要を分かりやすく解説します。また、それぞれのインストールの手順にもふれていくため、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むと、以下のことが分かります。
1.Rebroのライセンスの種類と概要
2.Rebroのライセンスのインストール手順
3.Rebroのライセンス取得に関するよくある質問と対処法
Rebroのライセンスの種類は2つ
Rebroのライセンスの種類はスタンドアローン版とネットワーク版の2種類です。Rebroを使用するために常時インターネットに接続する必要はありません。しかし、ライセンスの取得・返却・更新時にはインターネットへの接続が必要です。
スタンドアローン版には月額レンタルプランがあります。「数ヵ月間試用したい」「業務量に応じてライセンスの数が変動する」といった場合に向いているプランです。それぞれの費用は次のとおりです。(*1)
ライセンス形態 | 本体価格 | 保守サービス費用 |
スタンドアローン版ネットワーク版(購入プラン) | 要問い合わせ | 通常価格:66,000円/年複数台導入:52,800円/年 |
スタンドアローン版(月額レンタルプラン) | 16,500円/1ヵ月 | ー |
保守サービスには電話やメールでのサポート、バージョンアップが含まれます。導入後1年間は無償で提供されます。月額レンタルプランの本体価格は保守サービスのサポートを含めた価格です。
ここでは、スタンドアローン版とネットワーク版の概要とインストールの手順をみていきましょう。
スタンドアローン版
スタンドアローン版はRebroを使用するパソコン全てにライセンスの登録が必要になる方式です。1人が1つのライセンスを独占して使用できます。ライセンス登録を行っていない端末で使用したい場合、ライセンスを返却し、ライセンスの移動をしなければなりません。
ライセンスを返却したい場合、次の手順で返却および再取得を行います。
1.ライセンスを登録しているパソコンで「ライセンス管理」を立ち上げる
2.「シリアル番号」および「パスワード」を入力
3.「ライセンスの返却」を選択
4.Rebroを使用したい他の端末でライセンス管理画面を立ち上げる
5.「シリアル番号」および「パスワード」を入力
6.「ライセンスを取得」を選択
他の端末で使用したい場合、都度ライセンスの返却と再取得の手間がかかる点を知っておきましょう。
ネットワーク版
ネットワーク版は社内サーバーにライセンスを登録する方式です。社内サーバーに接続することで、複数のパソコンで共有し使用できます。社外などサーバーに接続できない場所でRebroを使用したい場合、持ち出し用のライセンスを取得しなければなりません。
ネットワーク版は社内のサーバー機と顧客の端末ではインストールを実行するインストーラーが異なります。
・社内のサーバー機:「ライセンスサーバー」のインストーラー
・顧客の端末:「Rebro」のインストーラー
起動の手順は社内のサーバー側と顧客側で次のようになります。
【社内サーバー側の起動手順】
1.「ライセンスサーバーの設定」の画面からシリアル番号とパスワードを入力
2.ライセンスを取得
3.「スタート」から「すべてのプログラム/よく使うアプリ」をクリック
4.「Rebroライセンスサーバー」から「設定」を選択
5.認証完了後、社内のサーバーにライセンスの登録が行われる
社内サーバーの場合、取得したライセンスの返却はできません。そのため、サーバーを移行する場合、株式会社NYKシステムズへ直接連絡する必要があります。
【顧客側の起動手順】
1.デスクトップにある「Rebro」のアイコンをクリック
2.初回起動時に表示される「ライセンス管理」の画面から「ネットワーク版」をクリック
3.サーバー欄に社内のサーバー側の名前もしくはIPアドレスを入力
4.社内サーバーとの接続完了後、取得したライセンスでRebroを使用できる
ネットワーク版の場合、30日に1回の頻度で株式会社NYKシステムズのサーバーと接続し、ライセンスを更新しなければなりません。インターネットに接続している状態でクライアント側のいずれかの端末がRebroを起動すると自動的に更新される仕組みです。全ての端末で更新の作業を行う必要はありません。
社外や他の端末でRebroを使用するためにライセンスを取得したい場合、使用者は管理者に対し、持ち出し申請ファイルの提出が求められます。管理者から持ち出し用のライセンスが発行されるため、使用する端末に登録しましょう。登録後、ネットワーク環境のない状態でも一定期間の使用が可能です。使用期限が設定されており、期限を超過すると自動的にライセンスは返却されます。
Rebroのライセンス取得に関するよくある質問と対処法
ライセンスを取得したものの、「ライセンスを失ってしまい、どうしたらよいのか分からない」「管理方法が分からない」といった疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。ここでは、ライセンス取得に関する質問と対処法をみていきます。
ライセンスを失ったため、再取得したい(*2)
パソコンの故障やOSの再インストールによりライセンスを失ってしまうケースも珍しくありません。そういった場合、株式会社NYKシステムズへライセンスの再取得の申請を行いましょう。申請により、再度ライセンスを取得できます。ただし、ライセンスの再取得はスタンドアローン版とレンタル版に限られ、ネットワーク版はできないため注意が必要です。
サポート時間外に緊急で再取得をしたい場合、メールにて必要事項を入力し送信すると緊急ライセンスが発行されます。緊急ライセンスの配布後、改めて本来のライセンスが発行されます。緊急ライセンスはRebro 2016もしくはRebro 2017以降のバージョンでなければ取得できません。また、緊急ライセンスを使用する場合、インターネットに常時接続できる環境が必要になる点を知っておきましょう。
緊急ライセンスの取得申請は次の事項を入力し送信する必要があります。
・シリアル番号およびパスワード
・使用しているRebroのバージョン
・氏名
・会社名
・電話番号
・メールアドレス
・.緊急ライセンスが必要な理由
ライセンスを一括管理したい
株式会社NYKシステムズはライセンスの管理サイトを提供しています。ライセンス管理サイトでは社内で取得した全てのライセンスをWeb上で管理可能です。ライセンスの管理方法は次のとおりです。
1.株式会社NYKシステムズからライセンスの管理者に企業コードとパスワードが送付される
2.ライセンス管理サイトを開く
3.企業コードとパスワードを入力する
ログインにより、次の操作ができるようになります。
・取得したライセンスの使用状況を確認する
・指定した期間のライセンスの使用状況をレポートに出力する
・パスワードを管理する
まとめ
Rebroのライセンスの種類はスタンドアローン版とネットワーク版があります。スタンドアローン版は1人につき1つのライセンスを独占できる方式です。ネットワーク版は社内サーバーにライセンスを取得する方式で、複数の端末でRebroを使用できるようになります。
また、スタンドアローン版では月額レンタルプランを選択可能です。本体を購入するのではなく、試しに数ヵ月運用してみたい場合やプロジェクトによって人員を増減したい場合には、月額レンタルプランが適しています。
業務に適切なライセンスを選択し、Rebroを使用しやすい環境を整えましょう。
建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!
CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中
*1
「株式会社NYKシステムズ|製品ラインナップ(導入費用)」
https://www.nyk-systems.co.jp/lineup*2
「株式会社NYKシステムズ|ライセンスの再取得」
https://www.nyk-systems.co.jp/support/troubleshooting/elicense