失敗するのにはAmazonは世界でもベストな場所である
クラウドコンピューティングで圧倒的地位を誇るAmazon Web Services(AWS)に関して、CEOのジェフ・ベゾス氏が今後の展望を述べました。
AWSは100億ドル事業へ–発明と失敗の重要性を説くベゾスCEO(ZDNet Japan)
AWSはここ数年目覚ましい成長率を遂げており、わずか2年前の売り上げは年間50億ドルにすぎなかった売上げが、直近の第4四半期だけで24億ドルに到達したと報告されています。また営業利益は第4四半期に6億8700万ドルでした。この調子が続けば、今後AWSの売り上げは2016年に100億ドルの大台に到達することが見込まれています。
ところで、Amazonと言えば、その莫大な売り上げの一方で、ベゾス氏の「投資家や短期的な利益よりも顧客を優先してフォーカスしていく」との発言に見られるように、その低利益率は常に株主から常に批判されています。
しかし相変わらず「収益とプロジェクトの失敗の両方を擁護し、大きなものを目指した賭けをして失敗と挑戦を繰り返しながら、AWSにより回収できる」と強気の姿勢は崩すことはないようです。
「失敗するのにはAmazonは世界でもベストな場所であり、失敗と発明は分離できない対の関係だ」
現在世界最大のIT企業の一つであるAmazonの強さの秘訣はここにあると言っても過言ではないでしょう。