Google Home小型版登場と競争激化の兆し


Google Homeの小型版が発売されるというニュースがありました。Amazon Echoに対抗して発売されたGoogle Homeですが、早ければ秋に小型版の発表があるといわれています。まるでAmazonがEchoの次にEcho Dotを発売した製品戦略をそのままなぞっているようです。

 

しかし、残念ながら現時点(9/6)ではスペックは謎に包まれています。予想するならば、スピーカーは外部接続、低価格になるだろうという程度です。

 

AmazonやGoogleがスマートスピーカーに注力する理由には、「家庭のあらゆる機器に接続するコネクテッドデバイス分野を制する」目的が考えられます。なぜ各社はこれほどまでに、この分野に注力するのでしょうか。その理由を探るとともに、コネクテッドデバイスの競争激化について考察します。

 

 

社会の変化とスマートフォンの次に来るもの

 

コネクテッドデバイスの熾烈な競争を考える前に、スマートフォンの現状を振り返ってみましょう。

携帯電話が登場したばかりの頃には、ユビキタス(ubiquitous)という言葉がよく使われました。ユビキタスは「いつでもどこでも」という意味で、時間や場所を選ばずにインターネットに接続できるという意味です。

本来は電話だったスマートフォンは、いまではインターネットに接続して地図やニュースなどの情報を閲覧したり、SNSでチャットをしたり、電話以外の使い方がほとんどを占めています。

そしてスマートフォンの普及は社会を大きく変えました。たとえば、家庭から固定電話が姿を消しつつあります。あるいは、パソコンがなくてもインターネットに接続できるようになりました。

 

したがって、家庭に固定電話がないことから、親が誰かと電話で話している姿を見る経験がなくなったため、電話の対応が分からずに「電話を取るのが怖くて会社を辞める」新入社員がいるというニュースがありました。さらに「パソコンのキーボードが打てない」学生が多いなど、従来では考えられない社会現象を生み出しました。

一方、スマートフォン自体の市場も飽和状態になり、かつてのように売れなくなりつつあります。Appleでさえ苦戦している現状です。

 

この状況下でAmazonが投入した製品が、スマートスピーカーのEchoでした。Echoは対話型人工知能Alexaを搭載することで、音声コマンドでパソコンの役割を果たしてしまうことはもちろん、電話にもなります。AmazonのECサイトを含めて、さまざまなサービスを利用でき、さらにエアコンや照明などと連動して家庭内の機器をコントロールできるようになります。

 

つまりスマートスピーカーは「家庭にはなくてはならないもの」と「さまざまなBtoCサービスを統合するハブ(中核)になるもの」という大きなポテンシャル(潜在的な可能性)を秘めています。

そこで、スマートフォンの次に来るデバイスとして、各社が必死に開発して覇権争いを繰り広げていると考えられます。

 

これは、どこかパソコンのOSでWindowsとMacOSが競い合った状況にも似ています。競争を勝ち抜いたデバイスが、家庭のオペレーションシステムのデファクトスタンダード(事実上の標準)になる可能性もあり得ます。

また、人工知能の面では、数多く普及した人工知能ほど学習が蓄積されるので、認識精度が高まる、というメリットがあるかもしれません。

 

 

Googleの優位性はAndroid、ソニーも製品発表

 

Amazonと同じようなラインアップでGoogle Homeの小型製品が登場したとき、Googleの優位性は、AndroidというOSを持つことではないでしょうか。

AmazonのAlexaはスマートフォンのアプリに相当する「スキル」を公開して、開発者向けに報酬プログラムを設けています。しかし、Google Homeに搭載される対話型人工知能は「Googleアシスタント」であり、これまでAndroidでハードウェアを開発した企業にとっては馴染みが深いものといえます。

その一例として、ソニーがドイツのベルリンで開催されているIFA2017で、Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカー「LF-S50G」を発表しました。

 

 

ウォークマンなどの音響機器を市場に送り出しているソニーだけに、音質に対するこだわりには期待できそうです。スマートスピーカーにGoogleアシスタントを採用した理由としては、Alexaと比べて音声認識の精度が高かったことを理由として挙げていますが、加えてAndroid TVを組み込んだBRAVIAを開発してきた実績があったと開発担当者は語っています。

 

参考:「Google アシスタントを選んだ理由とは? ソニーのスマートスピーカー「LF-S50G」開発担当者に聞く – IFA2017レポート」

 

Googleアシスタント搭載のスマートスピーカーはもちろん、さまざまな対応アプリの開発にも可能性があり、接続できるサービスも拡がりそうです。

 

 

日本はどうなる、スマートスピーカー

 

スマートスピーカーという「黒船」が本格的に日本に上陸するのは、今年の年末になりそうです。スピーカーに話しかける自分を想像すると、なんとなく滑稽な印象もあるのですが。

 

 

 

 

 

 

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