CAD部社内請負開発その2
お疲れ様です。キャパ吉田です。
今週も、CAD部の社内請負開発について記載します。
■クレーン自動設計システム開発
VisualStudio2010のVB.net+ASP.netを利用し、クレーン自動設計システム開発を進めていました。
今は納品と検収が無事完了し、保守フェーズに移行しています。
この開発は私を含めて3名で開発していました。プロジェクトの中心は金丸(経験8年ぐらい)という方が動いていて納品まで問題なく進めてもらいました。
このシステムはコンフィグレータとしての機能を持っていて、Internet Explorerからクレーン設計に必要なパラメータを入力し実行しますと、最適な部材(例えばクレーンの長さに応じた鉄骨など)を自動で選択し自動で図面を作図して出力する機能を持っています。
※ちなみに、クレーン設計に必要な強度計算もシステムが自動で計算してくれます。
CAD図面は、一般的にはオペレータと呼ばれる方が少しづつ作図するイメージがありますが作図パターンのルールを決めて、パラメトリック(線の長さなどを伸縮できる)機能を応用して自動作図を実現しています。
初期開発時はお客様からのRFP(提案依頼書)と要件定義の打ち合わせを多く実施し何とかシステムを構築しましたが、初めは本当にシステムが出来るのか少し不安でした。
それでも、大手SIerのAさんや、お客様のご協力があり、無事仕様が決まり、開発が完了しました。
※初期開発時(現在も)はお客様を初めご協力していただいた事に感謝しております。
主に大手SIerのAさんとタッグを組んでシステム開発を進めていましたが、このAさんは仕事ができる上にイケメンです。しかもたまに飲みに誘っていただいて、楽しいひと時を過ごせております。
あとは、出来ればもう少しお仕事いただけるとありがたいです!(わがまま言ってすみません。)
続けて、要件定義について。
要件定義と言っても特殊なタスクがあるわけでもなく、基本はお客様との仕様調整の打ち合わせです。
やはりいつも難しいと考えてしまうのは、お客様のお仕事の一部をシステム化するという話が多く(というかほとんどそれ)お客様の業務内容を把握し、効率的で矛盾がなく、使いやすいシステムを考えて決めるという業務はすこぶる頭を使います。
しかも、要件定義の期間も大体短い為、作業負荷も高くなりやすいです。
提案型の要件定義の場合、開発側の思いや構想、お客様の要望等を元にシステム化の案をまとめて資料化します。
提案型の頻度は少ないですが、かなりの労力を使います。
要件定義で行うタスクの中で一番難しいのは、要求をヒアリングする際に正しい要求を引き出せるかどうか、本当に必要な機能なのかを考えることだと思います。せっかくシステムを作成したのにイメージと違っていたということだけは絶対に避けなければいけません。
そんなこんなで要件定義が完了し、開発フェーズに入ると「QCDを守りましょう」の一言で作業負荷が高くなり、開発も大変です。
※それでも慣れてくると、余裕が出てきたりします。
話が少々長くなってきましたので、今週はこのくらいで終わります。
次回書く話は未定なのですが、しばらくはCAD部の社内開発について書いていく予定です。
それでは。また。