1. TOP
  2. ブログ
  3. YouTube VRに対応!Gear VRやOculus Goの特徴とは?

YouTube VRに対応!Gear VRやOculus Goの特徴とは?

「VR映像を気軽に観たい」という方におすすめなVRアプリの1つがYouTube VRです。
このYoutube VRがついに、Galaxyスマホが必要なものの手軽な値段で手に入る「Gear VR」に対応しました。
加えて、本体のみでVR視聴を楽しめて価格も手頃な「Oculus Go」にも対応予定とのこと。
そこで本記事では、YouTube VR、Gear VR、Oculus Goがどのようなものか、YouTube VRを視聴する上でGear VR、Oculus Goに違いはあるのか、といったことについて解説します。

 

 

そもそもYouTube VRとは?

 

Gear VR、Oculus GoでもYouTube VRが使えるようになることを喜んでいますが、そもそもYouTube VRとは何なのでしょうか。
また、Gear VRやOculus GoはどんなVR機器なのでしょうか。

まずはYouTube VRですが、これはバーチャルリアリティ環境に適した形でYouTubeのすべての動画を楽しむことができる公式アプリです。
特に360度動画ではその動画の中に入り込んだような体験ができたり、友人などと同じバーチャルルームで一緒に映像を観ながら会話することができます。

これまでYouTube VRは「Daydream」や「Steam」といったプラットフォームで提供され、他のVR用デバイスでは利用可能でした。
このYouTube VRが今回、ついにOculus Storeでも配信されるようになり、Gear VRで利用できるようになったのです。
なお、「Daydream」はグーグルが提供するVRプラットフォームです。対応するAndroidスマホやVRヘッドセットを使ってVRアプリの起動やダウンロードができます。
「Steam」はアメリカのValve Corporationが提供するゲームの販売やコミュニティのためのプラットフォームです。Valve CorporationはVR用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)である「HTC Vive」をHTCと共同開発しており、SteamではそのHTC Viveの他に「Oculus Rift」、「Windows Mixed Reality」といったVR用HMD向けのVRコンテンツも提供しています。

 

 

Gear VRとは?

 

Gear VRはHMDの「Oculus Rift」で有名なOculusが韓国のスマホ大手Samsungと共同開発したVR用のヘッドセットです。
Gear VR自体にはディスプレイは付いておらず、Samsungのスマートフォン「Galaxy」シリーズの対応するモデルを装着することでVRを楽しむことができます。
対応スマホさえあれば
● ケーブル等が不要で使いやすい
● 価格が安い
という点がGear VRの良さです。

視界を覆う形のヘッドセットということで周囲の光や風景が遮断され、映像への高い没入感を体験できます。
また、スマホがVRコンテンツを処理するため、PC等外部機器と接続するケーブルが不要となり、わずらわしさが軽減されているのも特徴です。

対応しているSamsungのGalaxyシリーズのスマホが別途必要ではありますが、Gear VR自体は15,000円程度で購入できます。
この価格は他のハイエンドなHMD、例えばOculus Rift(50,000円程度)やHTC Vive(65,000円程度)と比べると圧倒的に手に取りやすい価格帯です。

ただし、機能面でハイエンドなHMDに劣る部分もあります。
頭を動かすと視界は変化しますが、前後左右上下に身体ごと移動しても見えるものは変わりません。つまり、身体を動かして現実世界で移動しても、VR内で見えているキャラクターに近づくことはできないのです。

対応するGalaxyスマホを持っているのであれば、VRデバイスにしては手軽な価格で本格的なVR体験ができるため、お試しで購入を考えても良いでしょう。
ただし、後述するOculus Goと比べるとスマホの着脱が面倒という欠点はあります。

 

▽Gear VRに関する記事はこちら

Gear VRの人気アプリとVRのプロモーション事例

 

 

Oculus Goとは?

 

Oculus GoはOculusが開発、販売しているVR用のHMDです。
特徴的なのが
● 本体のみでVRを楽しめるスタンドアロン型
● 価格の安さ
の2点です。

ハイエンドな他のVR用HMDのようなPC等との接続用ケーブルは一切不要で、Gear VRのようにスマホをはめ込む必要もありません。
Oculus Goは単体で使用できるため、気が向いたらすぐに使用できます。しっかりと視界を覆って没入感の高いVR用体験を提供してくれながら、起動も使用も快適です。

その割には値段もかなり抑えられており、
● 32GB:24,000円程度
● 64GB:30,000円程度
という価格設定がなされています。

ただし、Gear VRと同じようにハイエンドHMDと比較すると機能の制限はあり、Oculus Goでは頭の動きをとらえて視界が変化するものの、身体の移動がバーチャルリアリティ上で反映されることはありません。

 

▽Oculus Goに関する記事はこちら

まずは試したい! Oculus(オキュラス)Goおすすめアプリ7選

 

 

それぞれ、YouTube VRを観る上での特徴は?

 

今回、Gear VR、Oculus Goで利用できるOculus StoreにYouTube VRアプリが登場した(Oculus Goは登場予定)わけですが、Gear VR、Oculus Go、それぞれYouTube VRを観る上で特徴的な違いはあるのでしょうか。

まず、どちらのヘッドセットもリフレッシュレート(1秒間に何枚画像を表示できるかを表す値)にはあまり差はありません。
Gear VR:60Hz程度(スマホによる)
Oculus Go:60Hz、72Hz

さらに、どちらもケーブル不要で利用できるため、
● 布団で寝ながら視聴
● ソファでゆったり座って視聴
など、好きな姿勢でVRを楽しめます。

特徴的な違いとしては「周囲の人も楽しめるかどうか」という点があります。
Oculus Goには「キャスティング機能」という、HMDで観ている動画を他のデバイスでも観られるようにする機能が搭載される予定です。
このキャスティング機能により、周囲の人と視界を共有しながらYouTube VRの動画を楽しむことができます。

便利さという点でも違いがあります。
というのも、Gear VRを使用する際はスマホをはめ込む手間がかかります。普段使いしているGalaxyのスマホをGear VRでも利用する場合、いちいちスマホをスマホケースから外し、Gear VRにはめ込まなければなりません。
一方のOculus Goはそのような手間は不要です。思い立ったらHMDをかぶるだけ。手軽にVRを楽しめます。

ただし、対応するGalaxyスマホを持っているならばGear VRの方が安く手に入れることができるのも事実。
どちらのヘッドセットも一長一短ありますが、余裕があればOculus Goを体験してみるのも良いでしょう。

また、今後Oculusからは身体の移動やコントローラーの動きを検知しつつもOculus Goのように外部PCやケーブルが不要なスタンドアロン型のHMD「Oculus Quest」が発売される予定もあります。
価格もこれまでのハイエンドなHMDと比べて抑えめ、何より高性能PCが不要ということで、Gear VRやOculus GoによるVRコンテンツ視聴だけでなく、Oculus Quest によってVRゲーム等も手軽に楽しめるようになるでしょう。
ますますVR分野から目が離せませんね。

AR/VRのホワイトペーパーダウンロードはこちら

▽関連記事はこちら

3分で分かるVRの構造

▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

 

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP