噂のApple Glass、気になる情報をまとめて紹介!
Apple Glassは、Appleが開発中とされているARメガネです。
AR(拡張現実)メガネとは、ユーザー周囲の環境や状況を分析し、それに即した情報を表示してくれるウェアラブルデバイスのことです。
この記事ではそんなApple Glassについて気になる情報をまとめてご紹介します。
この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①Apple Glassの機能・特徴
②Apple GlassとGoogle Glassとの比較
③Apple Glassの価格と発売時期
Apple Glassの主な機能や特徴について
まずはApple Glassの基本的な機能や特徴について見てみましょう。
Apple Glassは公式にはまだ発表されていないプロダクトであるため、あくまでリーク情報となり実際の製品と異なる可能性もありますが、現時点で報道されている情報のポイントをまとめましたのでご紹介します。
レンズがスクリーンとして機能、ジェスチャーで操作
Apple Glassは、メガネの両方のレンズ部分がスクリーンとして機能し、ここに様々な情報が表示されます。
またこれらの画面表示はジェスチャー操作に対応しており、アップル独自のQRコードもスキャンできるといわれています。*1 *2
iPhoneやAirPodsとペアリングして使用する
Apple Glassは、初期のApple Watchと同じように常にiPhoneとペアリングしながら使用することになる見込みです。
基本的にデータ処理はiPhone上で行われ、その結果がApple Glassのレンズに表示されるという流れになります。1 *2
さらにApple Glassにはオーディオ機能が実装されないため、オーディオ機能を利用するにはAirPodsとのペアリングが推奨される見通しです。3
このように、アップルはApple Glassを単独のプロダクトというよりもiPhoneのアクセサリ製品と位置づけているようで、アップル製品間での連携をより強化するものとなるでしょう。
度付きレンズも利用可能
一般的なARメガネは度付きレンズに対応していないケースもあります。
しかしApple Glassは、追加料金で度付きレンズも入れられるといわれています。2
度付きレンズに対応することで、メガネの上にかけるのではなくApple Glass単体で利用できるのは大きなメリットといえるでしょう。
なおサングラスとしての利用はできず、着色レンズも用意されない見込みです。4
フレームは3種類を用意
Apple Glassのフレーム素材は、ホワイト・ブラックのプラスチック素材2種類とプレミアムモデルであるメタル素材1種類の、合計3種類のフレームとなる見込みです。*4
ARメガネはその見た目からガジェット感の強いものが多いですが、Apple Glassのデザインは普通のメガネと似たものになると予想されています。
カメラは搭載されず、LiDARセンサーが搭載
Apple Glassには、プライバシーの観点からカメラは搭載されない見込みです。
その代わり、メガネフレーム右側にLiDARセンサーが内蔵されます。
LiDAR(Light Detection and Ranging)センサーとは、レーザー光によって対象の距離の計測や性質の特定ができる光センサー技術です。
2020年モデルのiPad ProもLiDARによってARツールのトラッキング精度が向上されていましたが、Apple Glassでも同様にLiDARがAR機能の要となりそうです。*1
Apple GlassとGoogle Glassとの違いは?
メガネ型デバイスといえば、Google Glassをイメージする人が多いのではないでしょうか。
Google Glassとは、Googleが2013年頃から開発を進めていたウェアラブルデバイスです。これまで何度も試作機が発表されてきましたが、一般販売はまだされていません。*5
そこで次に、Apple GlassとGoogle Glassを比較してみましょう。
操作方法
Google Glassは、主に音声で操作します。*5
一方、Apple Glassはジェスチャーで操作するという情報はありますが、音声で操作するという情報はリークされていません。
iPhoneやmacOSにもSiriという音声入力アシスタントがあるためApple Glassでも音声操作は実現できそうですが、ジェスチャー操作がメインになるでしょう。
カメラの有無
Google Glassにはカメラが付いていますが、Apple Glassにはカメラはないとされています。
そのため、Apple Glassでは写真やビデオの撮影ができず、撮影したい場合はiPhoneのカメラを利用することになりそうです。
ディスプレイの違い
Google Glassでは、ディスプレイとなるガラスブロックが片側のレンズの上に備わっていますが、Apple Glassはメガネのレンズがそのままディスプレイとなります。
そのためGoogle Glassでは情報が片目にしか映らなかったのが、Apple Glassでは左右のレンズに表示されるようになります。*1
外観の比較
Google Glassでは、カメラやディスプレイが備わっていることから、外観がメガネとは言い難い近未来感のある装置のようなものでした。
一方でApple Glassは機能を最小限に絞ることで限りなくシンプルなデザインになるとされており、Google GlassよりもApple Glassのほうがより普通のメガネに近い外観になりそうです。
Apple Glassの価格やリリース時期は?
Apple Glassについて、価格やリリース時期についても様々なリーク情報がありますので、ここでまとめて見てみましょう。
Apple Glassの価格は499ドル
Apple Glassの販売価格は499ドルからになるといわれています。*1 *2 *3 *4
日本円に換算すると約54,000円となり、度付きレンズにする場合は追加料金となります。
リリースは2021年後半〜2022年前半か?
Apple Glassのリリースは2021年後半〜2022年前半頃になるといわれています。
元々アップルはiPhone 12の発表が噂される2020年秋のイベントにおいて、”One More Thing”としてARメガネのApple Glassをサプライズ発表するの予定だったとされていました。
しかし新型コロナウイルスによる集会制限のためにイベントそのものの実施が難しくなってしまい、2021年春のイベントに先送りされる見込みだとされています。*1 *3
◆まとめ
まだ未発表のプロダクトであることから、Apple Glassに関する情報はあくまで想像の域を出ません。
しかしリーク情報として報道されている内容だけでも非常にクオリティの高いデバイスになることが期待され、現実になればARメガネ市場においてアップルは一人勝ちになるともいわれています。
その真相はあと1年もあれば明らかになるため、楽しみにしながらその時が来るのを待ちましょう。
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◆参考URL
*1 アップルのARメガネは「カメラ非搭載で499ドル」という情報から見えた、グーグルの“失敗“から得た教訓の価値|WIRED.jp
https://wired.jp/2020/06/29/apple-glass-ar-rumors/
*2 アップルARメガネ、製品名は「Apple Glass」で価格は約500ドル、度付きレンズも入れられる噂 – Engadget 日本版
https://japanese.engadget.com/appleglass-034006393.html
*3 Apple Glassの全容が明らかに? “ジョブズのメガネ”オマージュのモデルも発売か|Real Sound|リアルサウンド テック
https://realsound.jp/tech/2020/05/post-556802.html
*4 Appleメガネ、フレームは3種を用意、U1もしくはH1チップ搭載か – iPhone Mania
https://iphone-mania.jp/news-290452/
*5 第639回:Google Glass とは – ケータイ Watch Watch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/keyword/624181.html