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BIM 360にサインインする方法は?よくあるエラーと対処法も解説します。

「BIM 360」は、Autodeskが提供しているクラウド型のBIMツールです。クラウド型なのでサインインする場所や端末を選ばず、かつてのCADツールとは比べものにならない使いやすさを実現しています。

BIM 360へのサインインは、招待状を発行してもらうことで別のプロジェクトに参加することもできます。この記事ではBIM 360へのサインインについて、基本の方法や招待状からサインインする方法など複数をご紹介します。

この記事を読むと、以下の3つのことが分かります。

1.BIM 360にサインインする方法
2.BIM 360にサインインできないときに考えられること
3.BIM 360のエディションについて

BIM 360にサインインする方法

クラウド型のBIMツールであるBIM 360は、複数人による一斉操作や場所を選ばないサインインが可能です。

BIM 360にサインインする方法として、以下の4つがあります。

  • BIM 360にサインアップ・サインインする
  • BIM 360の招待状からサインインする
  • いつもと違う端末からサインインする
  • 体験版のBIM 360にサインアップする

それぞれについて、順番に解説します。

BIM 360にサインアップ・サインインする方法

BIM 360にサインインする基本の手順です。まだプロジェクトを開始していない場合は、以下の手順でサインアップしておく必要があります。(※1)

サインアップの手順

  • https://team.BIM 360.com/ にアクセスして[プロジェクト開始]をクリックする
  • ログインに使用する電子メールアドレスを入力して[送信]をクリック
  • サインアップページが表示されるので、個人情報とパスワードを入力
  • サービス利用規約とプライバシーのチェックボックスをオンにして、[サインアップ]をクリック

上記サインアップを最初にしておくことで、今後サインインできるようになります。

BIM 360へのサインインは、以下の手順で行います。

  • https://team.BIM 360.com/にアクセスして[サインイン]をクリック
  • 電子メールアドレスとパスワードを入力してサインインする

BIM 360の招待状からサインインする方法

BIM 360には、特定のプロジェクトにメンバーを招待することができます。招待されたユーザーは、Webを介して誰でもアクセスできます。

BIM 360 Teamのプロジェクトにメンバーを招待する方法は以下の通りです。(※2)

  • BIM 360のプロジェクト画面を開き[招待]を選択する
  • 招待するユーザーのアクセスレベルを選択します。
  • 招待したいユーザーのメールアドレスを入力して[招待状を送信]を選択する

アクセスレベルは[Editor]と[Viewer]の2つから選択でき、招待する側のユーザーと同じ・またはそれ以下の役割を割り当てられます。閲覧のみで操作権限を与えない場合は[Viewer]を選択すればOKです。

もし招待状が送信できない場合は、プロジェクトのメンバーシップの設定が制御されている可能性があり、プロジェクトまたはハブの管理者の承認が必要な場合があります。そのため招待状が送信できない場合は、一度管理者に確認してください。

プロジェクトの招待を受けた側は、以下の手順でログインします。ログインにはAutodeskが必要です。(ここではBIM 360のエディションの1つであるBIM 360 Docsを起動してサインインする手順です。)

  • プロジェクトの参加を求める招待状メールを開くと、BIM 360 Docsのスタートアップが開始する
  • Autodesk IDを使いサインインする

Autodesk IDはユーザー名とパスワードの2つを組み合わせたものです。Autodesk IDを一度取得しておけば、他のAutodeskサイトにサインインできます。

招待されたはずのユーザーがBIM 360にログインできない場合、以下の可能性があります。(※3)

  • メンバーがBIM 360からの招待状を別のユーザーに転送している

転送された先のメールアドレスにて、招待メールにある[メンバーシップのアクティブ化]をクリックしてアクティブ化を行ってください。

複数のメンバー間でBIM 360の招待を待っている場合、メールを転送するケースも考えられます。その際は、転送された先のアドレスを有効にしておかなければなりません。

  • 招待状を受け取ったメールIDが、BIM 360へのログインに使用したメールIDと違う

招待状を受け取った電子メールについて、BIM 360へのログインに使っている電子 メールと同じかどうか確認しましょう。

  • 招待されたメンバーはBIM 360ハブにアクセスするための有効なサブスクリプションが提供されていない

BIMコラボレーションやBIMコラボレーションProなど、招待されたメンバーに有効なサブスクリプションを提供しましょう。

<h3>いつもと違う端末からサインインする方法</h3>

クラウドのBIM 360は、出先のiPadやリモート中の自宅PCなどいつもと違う端末からもログインできます。端末を変えるとありがちなのが「BIM 360をお気に入り登録しておらず、ログインできない」というものです。そのようなときは、以下の手順でログインできます。

  • Webブラウザを起動して「BIM 360」を検索する。(エディション名まで入力する)
  • BIM 360のサインイン画面が表示されるので、Autodesk ID(メールアドレスとパスワード)を入力する

詳しくは後述しますが、BIM 360にはBIM 360 Docなど3種類のエディションがあります。(2024年3月時点)違うエディションの場合、正しいAutodesk IDを入力してもログインできませんので注意しましょう。

体験版のBIM 360にサインアップする方法

BIM 360には無償体験版があり、30日間無料で体験できます。新しいBIM 360体験版の無償体験版にサインアップするためには、Autodeskの「BIM 360 施工管理ソフトウェアを無償で試用する」サイトにアクセスして該当のサービスを選びます

無料トライアル画面が表示されるので、メールアドレスを入力して[TRY FOR FREE]をクリックすればサインアップできます。無料体験は30日間有効であり、期間を過ぎれば無効となります。(※4)

BIM 360でできることと種類について

クラウド型が大きな特徴であるBIM 360は、データ共有や保存といった点が優れています。建築プロジェクトは大容量のデータをやり取りするケースも多く、「メールに添付できない」「次から次へと修正図面が送られてきて、最新データがわからなくなる」といった悩みが起こりがちです。

しかしクラウドを採用しているBIM 360メールで送信する必要がなく、修正があるごとに再送する必要もありません。図面や指示書などを共有できるので常に最新データにアクセスでき、複数人数による同時作業も可能です。

今建築業界で導入が進むBIM/CIMにおいては、このデータ共有が大きなポイントとなります。作業の効率化や関係者との連携を重視する人ほど、BIM 360がおすすめです。

BIM 360の種類

BIM 360には以下3つの種類があり、それぞれで特化している分野が異なります。(※5)

  • BIM 360 Doc…「Doc」という名前の通りチーム全体でドキュメントを管理、制御することに特化したツールで、レビューや承認ワークフローも合理化されている。ドキュメント管理や履歴管理、図面公開やマークアップ指摘事項といった機能を搭載しており、図面のバックアップ機能も搭載されている。
  • BIM 360 Design…デザインに特化したツールで、Revit、Civil 3D、AutoCAD Plant 3D を使用するチーム向けの設計コラボレーションやデータ管理に特化している。複数設計チームとのコラボレーションができ、「Revit Server」「C4R/BIM 360Design」などの連携も可能。リアルタイムでコミュニケーションを取ることもできる。

BIM 360Coordinate…コーディネートやコラボレーション、朱入れ、干渉チェックが行えるツール。干渉個所の自動検出や容易な操作での統合モデル作成といった、建築コストの関係する問題を確認できる。コスト管理を行うこともでき、設計業務におけるトラブル回避に役立ちます。

BIM 360について、状況別のサインインやエディションについてご紹介しました。クラウド型であるBIM 360はどこからでもアクセスでき、客先からPCでBIM 360を閲覧したり、建設現場からタブレットで操作したりといったことが可能です。

今までは属人的な業務が多く、さらにPCの制限から資料作成・送付のためだけにオフィスに戻るといったシーンが多かった建設・建築業界ですが、BIM/CIMの導入で効率化が進んでいます。いつでもどこでも必要な人がアクセスできるBIM 360があれば、さらに業務効率につながるでしょう。

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参照サイト

※1 https://help.autodesk.com/view/BIM360T/JPN/?guid=GUID-0889D126-44D2-46FA-AE21-ED89A18FB966

※2

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/BIM-360-Team-How-to-invite-members-to-projects.html

※3  

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/Invited-member-is-unable-to-gain-access-to-a-BIM-360-project.html

※4

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/How-to-sign-up-for-a-BIM-360-trial.html

※5 https://news.build-app.jp/article/13922/

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