急拡大するIoT市場。5年後には7000億円以上の市場規模と予測。
最近よく聞く IoT という言葉。Internet of things(モノのインターネット)と呼ばれるあらゆるモノがインターネットと繋がっていくことを指します。
例えば、フィットネスアプリなどは積極的にIoT を活用し始めています。
シリコンバレー発Fatbit社製品(fitbit.com)
Cerevo社 既存の自転車をIoT化する計測機器「RIDE-1」(cerevo.com)
Bluetooth通信を使い、道具とスマホを繋ぐことでデータをやり取りを行い、今ままでは得られなかった詳細なデータを得ることが可能になってきています。
実は「IoT」が全く新しい概念かというとそういうわけでもなく、15年以上前からユビキタスネットワークといって、「あらゆる場所でコンピューターに繋がる」ということが提唱されていました。
14年以上もある実績の象印のiポット(mimamori.net)もそういう考えのひとつから生まれたものです。
近年はスマホなどの出現により利便性に飛躍的な進歩があり、その結果ユビキタスネットワークとしてのIoT利用の需要が急激に高まっているようです。
IoT市場規模予測、2019年度には7159億円へ – MM総研
MM総研の調査によると、国内IoT市場規模は2014年度の1733億円から2015年度に2930億円と、前年比69.1%の急増になる見通しで、2019年度には7159億円になると予測されています。
(引用 MM総研)
導入企業の業種割合は、「製造業(33.0%)」「サービス業(13.4%)」「情報通信業(12.2%)」の順で多く、「製造業」が最も多い理由は、「生産効率の向上」や「製品の品質向上」など、製造現場で取り組んできた改善活動がIoTを受け入れる下地になっていること考えられるとMM総研はレポートしています。
(引用 MM総研)
製造業の現場(ロボットなど)やサービス業(商品タグなど)ではすでに積極的に取り入れられ始めています。今後は、上記も紹介したようなフィットネス系のアプリを筆頭にコンシューマー市場にIoTが進出し、爆発的に伸びていく可能性を秘めています。