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Google検索が便利な理由はこれ!強調スニペットとは

「ググる」が流行語大賞に選出されたのは2006年。それから14年、「ググる」とは日常にすっかりなじんだ、誰もが行う身近な行為となりました。
現在はツイッターやインスタグラムなどSNSアプリでの検索も普及してきており、もはや「ググる」は検索業界の老舗であるといえるでしょう。
しかし、この14年で「ググる」が“古い機能”になってしまったわけではありません。Googleの方も進化をしており、検索の便利さがますますアップしています。
その便利さの筆頭ともいえる機能が「強調スニペット」です。
今回の記事では、この強調スニペットについて紹介します。

この記事でわかることは以下の3つです。
・Google検索「強調スニペット」とは
・強調スニペットに載る条件とSEOの関係について
・強調スニペットのメリットとデメリット

Google検索で表示される強調スニペットとは

「強調スニペット」の前に、まず「スニペット」とは?

まず「スニペット」とは、「切れ端」という意味の英単語です。このスニペットはWebサイトの要素の一つの名称でもあり、そのWebサイトの内容を130字程度にまとめた情報のことです。
インターネット検索をして、検索結果画面にはWebサイトのタイトルとその下部にそのサイトで書かれている内容が130字程度表示されます。この文章の部分が「スニペット」なのです。

(図 スニペット例)

何か知りたいことがあって検索したら、タイトルやこのスニペットの説明を読んで、一番自分の知りたいことが書いてありそうなサイトにアクセスしますよね。
このスニペットの文章は検索をした人がWebサイトを開くかどうかを判断するための基準となっているのです。
そのため、なるべく多くの人に読んでもらいたいWebサイト運営者は、このスニペットを魅力的なものになるように努力を重ねて作成しています。

そして「強調スニペット」とは?

Google検索アプリ(またはWebサイト)に検索キーワードを入れて検索ボタンを押すと、ずらずらとヒットしたサイトが羅列されて表示されますよね。
このGoogle検索結果の画面で、羅列されているサイトの表示の一番上に、四角で囲われたカードが表示されることがあります。
例えば以下の図の例にあるような、画像と説明の書かれたカードです。

(図 強調スニペット例)

このカード表示が強調スニペットと呼ばれます。
ここには、検索でヒットしたWebサイトの中から、ユーザーが検索して知りたかった情報がまとまっている部分が抜粋されて記載されています。
説明文のみならず、図や動画であったり、表形式であったりとそのキーワードに対する内容をわかりやすい見ることができます。
これによって、わざわざ検索結果のサイトをひとつひとつ訪れなくても概要をつかむことができるのです。

この「強調スニペット」は、ユーザーが知りたい情報を一秒でも速く効率的に届けようという機能です。
筆者の所感ですが、この強調スニペットに表示される内容は「そう、これが知りたかった!」と思わず言いたくなるような的確な内容であると感じました。

強調スニペットに載る条件とSEOの関係

「SEO対策」とは

そもそもGoogle検索とは、Googleが独自のアルゴリズムでキーワードに対するWeb検索を行い、マッチすると判断したサイトの情報を表示しています。そのマッチするかどうかの判断は、WebページのURL、タイトルや見出し、スニペットの説明文、サイト内容に含まれているコンテンツなどが判断材料とされます。ただし、どのように判断しているかの基準は明確に公表されていませんし、さらに定期的に更新されているとも言われています。

このGoogleの検索アルゴリズムは日々Webサイト運営者の間で熱心に研究されています。
なぜなら、自分のサイトがなるべく検索結果上位に表示されたほうが、より多くの人にサイトを訪れてもらえるためです。
Google検索でなるべく上位に表示されるようにサイトの内容を作りこむことを「SEO対策」といいます。

SEO対策をがんばっても強調スニペットに表示されるかはわからない

強調スニペットは、検索結果表示の頭を飛び越える位置に置かれるので、この上なく見てもらいやすい表示です。ここに表示されることは、SEO対策を極めた頂点ともいえるかもしれません。
しかしながら強調スニペットは、Googleのアルゴリズムの中で決定され、こちらも明確な選出基準は明らかにされていません。

また、検索キーワードによっても強調スニペットが表示される検索内容と表示されない検索内容があります。
どういったキーワードでスニペット表示が行われるのかについても明確な基準はありませんが、よく検索されているキーワードで、かつ質問のような書き方をすると表示されやすいようです。

強調スニペットのメリットとデメリット

メリットは、ほしい情報が一瞬で得られること

ユーザーからみて、強調スニペットがあればほしい情報へのアクセスがより一層速くなり、利便性が高まります。
サイトのスニペット文を見てどのサイトを訪れるか検討し、さらに訪れたサイトの中でも長いページのどこに知りたい情報が書いてあるかを探し出すのは時間がかかります。
しかし強調スニペットがあれば、かなりの精度でほしい情報を何の操作も余計な試行錯誤もすることなく手に入れることができます。

使い方によっては情報を取り逃すデメリットも

その便利な反面、自分で情報を取捨選択する機会を失うというデメリットもあります。
強調スニペットだけで満足してしまえば、他のサイトと情報比較をしなくて済んでしまいます。
仮にもしも、強調スニペットの内容が的確な内容ではなかった場合、他のサイトとの比較を行わないことによって誤った認識を持つことになってしまいます。
もちろん、Googleのアルゴリズムは正直驚くほど正確に的確な情報を抽出して提供してくれます。
しかしここでの問題は、「その情報が実際に正確なのかどうか」ではなく、「正確なのかどうかを自分で判断していない」ということです。

また、この強調スニペットは「一目でわかる」ことが重視されているためか、イメージ図なら5枚程度、文章でも数百字程度の文章量に抑えられています。
つまりキーワードの概要程度であれば知ることができますが、もっと細かい条件や背景などの詳細情報は載っていません。概要や公式情報だけを先に知ることができる反面、そこで調べるのをやめてしまえば細かい情報を得る機会を失います。そこは注意が必要です。
例えば、「JR 子供料金」を検索した際、強調スニペットには「幼児は無料」とだけ出てきますが、実際には幼児が一人で乗る場合など子供料金がかかるというケースがあります。

まとめ

単語の意味や、答えの明快な事柄を調べる際には、強調スニペットはこの上なく手っ取り早くて良い手段となります。
一方、複雑な物事を調べる際には、さまざまなサイトを見比べることも必要でしょう。
ありがたいことに、強調スニペットのカードの中には「他の人はこちらも検索」というその他の参考サイトが載っていたりします。

これからの将来、ビッグデータの活用が社会全体に広まっていくと、膨大でさまざまな要素の情報の中から、AIなどの技術によって抽出された最適なおすすめ情報を提供してもらえるというサービスが増えていくことでしょう。
この強調スニペットもそうしたビッグデータ活用の一端ともいえます。


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