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Revitを試してみませんか?30日間の無償版の入手方法をご紹介します

この記事を読むと、以下の3つのことがわかります。
①BIMツールとして有名なRevitの特長や料金
②Revitの無償版データのダウンロード手順
③Revitの基本的な画面構造とデータの開き方

そろそろBIMを始めないと…と情報収集を始めた時、「Revit」というツールを見たことがある人は多いのではないでしょうか。

Revitは30日間の無償版があるので、興味がある人は簡単にお試しできます。この記事ではRevitの特長や料金プランを始め、無償版のダウンロード方法と画面構造について簡単に解説します。

Revitとは?料金は?知っておきたい基本情報

まずはRevitをよく知らない方に向けて、基本情報と人気が高い理由を解説します。

RevitとはBIMツールの1つである

Revitとは、アメリカに本社を持つオートデスク社のBIMツールです。BIMの中では代表ともいえるツールで、国内でも清水建設を始め多くのゼネコンが導入しています。

そもそもBIMとはBuilding Information Modelingの略であり、ITで建築業務を効率化する取り組みのことです。様々なデータを付与した3Dモデルを作成し、関係者全員で共有することで、設計から施工管理に至るまで円滑に進めることを目的としています。

そしてBIMの導入に必須となるものが、BIMツールなのです。3DCADと違い3次元で設計することで、図面や材料、測量といった必要なデータを属性として与えられます。そのため多くの作業を自動化することができ、建設作業の大幅な効率化につながるのです。

Revitの特長

Revitの特長は、以下の3つです。

・オートデスク社の他社ソフトと連携しやすい
・アドインツールが豊富で機能を拡張しやすい
・料金プランが豊富で始めやすい

Revitはもちろん単体で利用できますが、オートデスク社の他ツールと連携することでさらに包括的にBIMを進められます。例えばBIMのワークフローをサポートする「Civil 3D」や建築デザインができる「InfraWorks」といったツールもオートデスク社のもので、それらとも連携することでより効率化できます。

また、Revitはアドインツール(プラグイン)を使って機能拡張できる点も大きな特長です。オートデスクに限らず多くの企業がアドインツールを開発しており、大成建設や清水建設なども独自ツールを開発しています。もちろんオートデスク社でも多くの拡張ツールが公開されていて、会社や業務に合わせて機能を拡張できるのです。

オートデスク社のアドインツールについては、APP TORE
(https://apps.autodesk.com/revit/ja/Home)をご覧ください。

Revitはカスタマイズを行う企業も多く、弊社CAPAでは設計業務効率化を目的としたカスタマイズも行います。例えばRevitモデルから構造チェックと積算・見積書を行うシステムや、図面ファイルを生成するシステムの作成といったカスタマイズも可能です。

Revitの料金

Revitの料金プランはサービスボリューム別にRevitとRevit LTの2種類、契約期間別に1ヵ月、1年、3年の3種類あり、料金は以下の通りです。※1

◆Revit:

3年契約 …¥1,283,700

1年契約 …¥   427,900

1ヵ月契約…¥     53,900

◆Revit LT:

3年契約 …¥   257,400

1年契約 …¥     85,800

1ヵ月契約…¥     11,000

※上記は2023年4月18日現在の価格です。実際にご購入の際には以下の公式サイトより、金額/サービス内容をご確認ください。

Revitサービスサイト:

https://www.autodesk.co.jp/products/revit/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

Revit LTサービスサイト:

https://www.autodesk.co.jp/products/revit-lt/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

Revitは年単位の契約以外に1か月ごとのサブスクリプションプランがあります。費用面で決心できない・数か月利用して相性を確かめたいという場合、サブスクリプションで月ごとに更新すると良いでしょう。

上記の通りRevitにはLT版というラインナップがあり、Revitの機能を抜粋して料金を抑えています。LT版は意匠ツールとしてはRevitと変わりませんが、構造設計では一部の機能が利用できません。また、サードパーティ製のアドインはRevitのみで利用可能なため、カスタマイズ開発等を検討している場合はフルバージョンのRevitが必要となります。料金が大きく違う分様々な点で違いがありますので、導入前に一度確認することをおすすめします。

細かな機能の比較については、オートデスクの公式サイト
(https://www.autodesk.com/compare/compare-features/revit-vs-revit-lt)で紹介されていますのでご参照ください。

AutoCADとの違い

Revitと似たようなツールとしてAutoCADもあります。中には「同じBIMツールなのでは?」と思う方もいるかもしれません。

AutoCADとRevitは違うツールです。AutoCADは2Dや3D図面を作成する作図ソフトウェアであり、BIMを目的とはしていません。一方でRevitはBIMを目的としていて、建築プロジェクトの全てのプロセスで対応できるようになっています。

Revitは3Dをベースとしており、例えば平面図で壁や窓を配置するとボタン1つで3Dモデルが完成します。今までAutoCADを使っていた人にとっては驚きの機能です。さらに3Dと2Dを並べて表示でき、それぞれが自動で連携しています。

Revitはより作業の効率性と正確性がアップするBIMツールなのです。

Revitのセットアップと使い方

Revitを利用する時に必要な、動作環境や無償版ダウンロードについて見ていきましょう。

動作環境

Revit2023の動作環境は以下の通りです。※2
OS:  64ビット版Microsoft🄬Windows🄬10またはWindows🄬11

CPU: Intel® i-Series、Xeon®、AMD® Ryzen、Ryzen Threadripper PRO。2.5 GHz 以上。

メモリ:8GBのRAM

ビデオディスプレイ解像度:

 最小:True Color 対応 1280 x 1024

 最大:超高解像度(4k)モニター

ビデオアダプタ:

 基本的なグラフィックス:24ビットカラー対応のディスプレイアダプタ

 高度なグラフィックス:Shader Model 5 搭載の DirectX® 11 対応グラフィックス カードおよび 4 GB 以上のビデオ メモリ

その他、ビデオアダプタ、ディスク空き容量、.NET Frameworkなどに制約があります。導入時には公式サイトより、導入バージョンの推奨動作環境を確認の上検討しましょう。

<参考>Revit2023 製品の動作環境

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-Autodesk-Revit-2023-products.html

無償版のインストール手順

Revitの導入を決める前に、まずは30日間の無償体験版を試してみることをおすすめします。無償体験版はこちらからダウンロードできます。
ダウンロードページ:
https://www.autodesk.co.jp/products/revit/trial-intake

手順は以下の通りです。

1.オートデスクのRevitページを開き、[無償体験版をダウンロード]をクリック
2.ポップアップ画面で推奨環境などの確認画面が表示されるので、確認して[次へ]
3.ビジネスユーザーか学生または教職員かをドロップダウンリストから選択して、言語を[日本語]にして[次へ]
4.オートデスクのサインイン画面が表示されます。アカウント未作成の場合は、[アカウントを作成]から新規アカウントを作成します
5.会社名や電話番号の入力画面が表示されるので、入力して[ダウンロードを開始]をクリック
6.ダウンロードが始まります
7.ダウンロード終了後フォルダを開き、インストールを開始する
8.ポップアップ画面が表示されたら右下の[インストール]をクリックして進める
9.ソフトウェア使用許諾契約に[同意]して、再度[インストール]をクリック
10.インストール後パソコンを再起動してインストールは完了です

Revitの基本画面

Revitの無償版をインストールできたら、さっそく開いて画面を見てみましょう。アイコンをダブルクリックするとホームビューと呼ばれる画面が表示されます。

規定では、左袖にプロジェクトとファミリでそれぞれ[開く][新規作成]があります。プロジェクトとファミリの違いは以下の通りです。

・プロジェクト:RevitでBIMデータを作成する時の基本となる部分。3Dモデルや建物のデータ、図面といった1つの建物に関するデータはこの1つの[プロジェクト]に格納する。

ファミリ:窓や壁といった部品の分類で、Revitではファミリを組み合わせて3Dモデルを作ることが非常に多い。TOTOやKOKUYOといった国内の大手メーカーはすでに無料で様々なファミリデータを提供しており、ダウンロードすればRevitでの図面作成がより効率化される。

新たにプロジェクトを作成する時は、[Ctrl]+[N]または[ファイル]タブから[新規作成]-[プロジェクト]をクリックして開きます。

プロジェクトまたはファミリを選択して開くと、[ファイル]や[建築]といったタブが上部に表示されます。インターフェースはMicrosoft officeによく似ているので、「なんとなく見覚えがある」と感じる人も多いでしょう。

BIMデータの作成が終わりファイルを保存する時もOfficeソフトと似ています。[ファイル]タブの[保存]か[Ctrl]+[S]、またはフロッピーディスクの形のアイコンをクリックします。名前を付けて保存する場合は保存場所を指定し、特定のタイトルを付けて保存すれば完了です。

BIMツール1つであるRevitについて、その特長や料金、無償版のダウンロードについてご紹介しました。興味がある方はぜひ一度使ってみて、自社に合うか確かめてみてください。

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※1
https://www.autodesk.co.jp/products/revit-lt/overview (LT)
https://www.autodesk.co.jp/products/revit/overview (通常)
※2
https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-Autodesk-Revit-2023-products.html

2023年04月24日 情報更新

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